紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

メトロックス(voll verplant)

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地下鉄で自由自在にかけめぐる!

ベルリン、マドリッドアムステルダム、パリ…街中に地下鉄がはりめぐらされています。
正しい路線を選んで、一番便利な乗り換えを計画してください。
かしこくバツ印をつけて、他のプレイヤーよりも速く、得点がもらえる終点に一番乗り!
でも、気を付けて!
直前で電車が止まってしまうと、立ち往生するかもしれませんよ。

No.357

・メトロックス(voll verplant)

・林尚志作

・Schmidt

・8歳から

・1人から6人

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

「メトロックス」は、エッセンのSpielのScoutaktion(簡単に言うなら、お客さんたちのゲーム人気投票)で6位になりました。
作者は林さんだし断然買うつもりでしたが、SchmidtだしSpielで買わなくても手に入るだろうと思って、Spielでは買いませんでした。
そしたら…Scoutactionの影響か、なかなか流通しない…ヤバい、読み間違ったか??と思っていたところに、ひょこっと入荷!
…となれば、買うしかないですよねぇ(自己正当化)。
次、いつ会えるかわかんないしぃ(はい?)。

さて、ルールです。
全員シートとペン(付属)を受け取ります。
どの街にするか決めます。

このゲームの目的は、より多くの路線を始発駅から終点までXでうめることです。
早く完成できれば、ボーナス点がもらえます。

カードはよくきって、裏返しに積み重ねます。
1番上のカードを表にします。

・数字
走りたい路線を選び、カードに車両の窓がかかれていたら、自分のシートの始発駅の車両の窓にその数字を書き込みます。
その数字のぶん、始発駅から終点へ向かってX印をつけます。
ただし、すでにX印のついた駅に到着したら、そこで停車です。
残った数は、使えません。
途中から、あるいは、反対方向からX印をつけることはできません。
車両の窓がすでにうまっていたら、その路線にはもう書き込むことができません。
また、6のカードが出たら、書き込んだ後、カードをすべてきって、山札を作り直します。

・+(プラス)
乗り換えです。
走りたい路線を選び、始発駅の車両の窓に+を書き込みます。
必ず始発駅からX印がつながった先に書き込みます。
書き込んだ駅に何路線走っているか数え、その数字を駅に書き込み、四角でかこみます。
一路線しか走っていなくても、1と書き込んで四角でかこみます。
乗り換え駅は、ゲーム終了時に書き込んだ数字の2倍が得点となります。

・タダ乗り(笑)
車両の窓がかかれていないカードは、窓に数字を書かずにXを書き込むことができます。

・急行
路線にすでにXが書かれていても、それを通過してカードにかかれた数のXを書き込むことができます。

すべての車両の窓がうまったら、ゲーム終了です。
得点計算をして、1番多かった人の勝ちです。

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ちゃんとペンもついてる!

天気の悪い午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
「どの街からやる?おすすめは、ベルリンかアムステルダムらしいよ」と言うと、2人とも「ベルリンでしょ?」…だよね。

というわけで、さくっと開始。
ただ、「全部埋めるのはムリだから、ある程度先にどの路線にかけるか考えたほうがいいらしい」と言っておく。
これ、かなり重要。

まずは4…これは連続してXを書かないといけない。
うーん、うーん、しばらく悩んで「ここなら路線が2重だから、なんとかなるかも」と思って、わたしはGに4を書き込む。

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出だしは快調

次は2…これは、途中駅にXがあっても飛ばして2つXを書けるすぐれもの!
…って、ゲームの終盤に出てきたら、の話で、序盤出てて来るとたった2駅しか進めないので、結構使えない(笑)。
わたしは、窓の数の多いCに書き込んでみる…って、よく見たらCは環状線!!
…できんのか、こんなん(笑)。

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2…ねぇ…

小さい数ばかり出てきて、せっかく大きい数でどーんと走れる序盤なのにこま切れで走りまくる(笑)。
それでも窓はちゃくちゃくと埋まってゆく…焦るー(笑)。

そして出てくる「乗り換え駅」…路線が重なっている駅…うーっ、Gだと2路線…でも、ここに書き込むとGは終了…まぁ、Hでカバーできるかな…まぁ、できるだろうけどきついなぁ…
1路線だと2点、2路線だと4点という点数に目がくらんで、結局Gを走る(笑)。

しばらく走ると、当然ちょうどいい数で走りたくなる(笑)。
4が出たので、うきうきとIで4駅走る!
ピタッと収まると、カイカンっ(笑)。
これ、おもしろいわ…

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ピタッとはまると気持ちいい!!

1号と2号も、「うーん」「ここ走りたくないけど、ここしかないー」などと言いながら走らせる。
まず1号が「GとHできた!」。
1号は、1位のボーナスをもらい、2号とわたしは、1位のボーナスにバツをつける…うぬぬ、7点か…

わたしは、Jを完成させ、一番のり!
「Jできた!…って2点かよっ」…1号と2号ふきだす。
…そりゃね、説明書には「ボーナス点を確認しておきましょう」ってあったけど、実際に走らせたらそれどころじゃないっつーの(笑)。

終盤、2号が「えー、あと5回?全然終わらないって!」と言うと、1号「え?あと3回じゃない?」…はい?
わたしが数えてみると「あと5回だけど?」「え、あと3回だって」…よく見ると、1号Fを見落としてた…あー、でも、Fの位置はちょっと…
「なんだ、こんなとこにもあるのかよっ」と1号。

そして最後。
難しそうと思ったCがあと2以上出れば、わたし完成…まぁ、Cは2号がとっくに完成させてるけど(笑)。
…なのに出たのは「乗り換え駅」…ガックリ(笑)。
単線だから2点…2重にガックリ(笑)。

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終点までたどりつけず…

計算してみると、Fを見落としていた1号の勝ち(笑)。
2号とわたしは同点。

おもしろいってんで、そのままシートを裏返してアムステルダム
1度やって多少分かったわたしたちは、さくさくと電車を走らせる。

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1号、強い!

あっという間に終了で、勝ったのはやっぱり1号、以下2号、わたし。
1号「これ、アムステルダムの方が簡単じゃない?ベルリンより、アムステルダムを先に遊んだほうがいいと思う」
2号「全部走れないのがつまんないけど、だんだん先に進むのはおもしろい」

後日、わたしはパリをソロプレイ。

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パリはいい感じ(笑)!

パリとバルセロナは、ルールが1つ追加で、それのおかげで今までになくうめることができて満足(笑)!
初心者は、うまるとそれだけでうれしいのです(笑)。

 

遊んでみて、ルールが美しいなと思いました。
説明書が多少もたついてる気がしますが、遊んでみたらすごく自然で遊びやすいです。
シンプルなルールをピタッと組み合わせたという感じで、だから美しい印象を持ったのだと思います。

ただ、2号も言った通り、カードの出方次第ではかなり空白の駅ができてしまうのは、多少不満が残ります。
もちろん説明書にも「全部の路線をうめるのはムリ」とはっきり書いてあるのですが、できあがった路線図に空白の駅がいっぱい残っていると、達成感がないのです。
その点は、アムステルダムのほうがうめやすいので、初めて遊ぶならアムステルダムのほうがいいと思います。

かなり中毒性があるゲームで、ドイツ人が延々遊びたくなるタイプかも(笑)。
Schmidtが発売しようと思った気持ち、分かります(笑)。
しかも、マップは4種類!
すべて、林さんのデザインだそうです。
1,2回遊んで「まぁまぁ」じゃなくて、何度も遊んでスルメ的に楽しむゲームだと思います。

 

メトロックス 拡張 日本マップはこちら

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日は雨。
もちろん寒い(笑)。
ちゃんと手袋持って出たのに、バッグから出すと…1つはわたしの、もう1つは2号のだった(笑)。
ここまでストレートに間違えてると、笑うしかない(笑)。

その2
街で元同僚その2(笑)に偶然会う!
「聞いたー、辞めたんだって?」と言ったら、もう数か月前に辞めてたそうで、とてもすっきりした顔してました。
「もうさ、最後は精神的にボロボロで、もうムリだと思ったんだよね。で、辞めるっていったら、上司『でも、また戻って来るでしょ』だって」…ちなみに、わたしには戻って来るのもの字もなかったぞ(笑)。

その3
久しぶりの献立を作ったら、夫「すごくいいにおい!」1号「すごくおいしそう」2号「早く食べたい!」と大好評。
よろこんでもらえてわたしもうれしい!

その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪