紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

美術品泥棒 アートの横取り(Art Robbery)

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分け前は、しっかりいただきましょう(笑)

美術品を盗み出した後は、取り分を決めることになる。
価値に目を光らせつつも、アリバイ作りも忘れずに。
さもなければ、逮捕されますよ。

No.342

・美術品泥棒 アートの横取り(Art Robbery)

Reiner Knizia

・Helvetiq

・8歳から99歳

・2人から5人

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

「美術品泥棒」は、Helvetiqの新作(2021年)。
ボードゲームやさんにふらりと寄ったら、置いてあったので購入。
Helvetiqの中箱サイズで、Kniziaさん作、デザインがかわいいとくれば、ハズレはないだろうと(笑)。
↑安定の内容無視の選択基準(笑)。

「美術品泥棒」は、4回盗みに入ります(笑)。
盗品チップは種類別に分けておきます。
番犬こまはわきにおきます。

カードをよく切って、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。
残りのカードは裏返しに積み重ねて山札とします。
最初の盗品 チップを数字の面を上にして場におきます。

手番がきたら、手札から1枚選び表にして出します。
そのカードにかかれたチップを、場、あるいはすでに確保したプレイヤーの前からもらってきます。
山札から1枚手札を補充して、手番終了です。

場にある盗品チップがなくなったら、1ラウンド終了です。
その時点で、自分の前におかれているチップは獲得したことになります。
裏返しにして積み重ねてわきにおきます。

これを4回繰り返します。
4ラウンド終わったら、獲得したチップをすべて表にして、まずアリバイの数を数えます。
アリバイが1番少なかった人は、警察に逮捕され盗品もすべて没収されます。

残りのプレイヤーは、獲得したチップの点数を足し、1番多かった人の勝ちです。

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番犬のこまがかわいい!

 

天気の良い午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
シンプルすぎて心配になるぐらいシンプルなルールで、説明聞いた2人も「これでゲームになるの?」という顔…ウン、わたしもちょっとそう思う…

第1ラウンド。
スタートプレイヤーは2号。
さくっとカード出して、チップ取って…1号もカード出して、チップ取って…わたしもカード出して、チップ取って…

…って書くと、すごく平和そうに見えるけど、とーんでもない!!
全員「いかにしてボス(5点)を4と5と組み合わせられるか」にフル集中(笑)。
それもそのはず、ボスチップは4か5が手元に残ってないと、立ち去ってゆくという恐ろしいチップ(笑)。
1号2号は激しく4と5のチップを取り合っているけれど、わたしは、このラウンドはまずはアリバイと思って0(アリバイ2点)を確保。
…って、これは0のカードがしょっちゅう出て来てくれて、取られても取り返す、ができたから(笑)。

そして、もうこのラウンドは終わらせたいと思っても、場に残ったチップが取れるカードが手札になければ、取ったり取り返したりが続く…でも、これがまたとてもおもしろい!
なんせ欲しくてもカードがなければ取れないし、欲しくなくてもカードがあれば手元に来る(当たり前・笑)。

第1ラウンドは、1号が終わらせ、2号見事にボスチップを4と組み合わせて確保。
わたしは2人が激しく争うのをぼーっと見てたって感じ(笑)。

第2ラウンド…ここで番犬(ワンと命名・笑)が大人気になる(笑)。
番犬カードを出すときに、3人とも「ワンです」「ワンちょうだい」「ワン攻撃」などと言うように(笑)。

ただ、ここで3人ともなんとなく「ワンはチップ1枚を守る」と考え、守りたいチップの上にワン(笑)を置いてしまう。
ただ、遊んでいると、なんかしっくりこない感じ…

第2ラウンドも、1号2号がボスの取り合いをしているあいだに、わたしはちまちま集め、わたしが終わらせて終了。
2号またボス確保(笑)。
「絶対持ってくね、ボス」と言ったら、「でも、アリバイがやばいと思う」と2号…確かに(笑)。

第3ラウンド。
ここでもワンが回る(笑)。
「でもさ、前のラウンドでもらったワンは、次のラウンドでも持ってていいんでしょ?そしたら…1番最初に取ったチップを守るってことになっちゃうの?」と2号。
…確かに。
つじつま合わないよね…

…で、説明書にあたると「ワン(番犬か)カードを出すと、ワンがもらえる」「ワンカードを出すと、ワンを持っているプレイヤーからワンか、チップをもらう」とある…
…うーん、これはワンが全部守ってるって考えたほうがいいのかも。

そう説明して、続行すると…「あ、こっちの方が合ってる感じがする」と2号。
1号も「だったら、前のラウンドからワンがいてもおかしくないし」。
うん、確かにとても自然な流れになる。

でも第3ラウンドは、なんとボスが2人いるのに5のチップはなくて4だけ(笑)。
だもんだから、まー3人とも粘る粘る(笑)。
見た目にはチップをぐるぐる回してるだけに見えるかもしれないけど、めちゃくちゃ楽しい!

わたしがうまく集めて終わらせようとしたら、それに感づいた(笑)1号と2号にチップむしり取られて、終わらせられなくなったところで、1号が終わらせるという高度な展開で終了。
…確保したチップ、わたし1枚という惨敗(笑)。
その上2号は、またもやボス2人確保!

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ワンがいるのに3だけ…(笑)

「信じられない、組むのやめてくれる?」と言ったら、1号「偶然だってば」2号「偶然、偶然」…ウソつけ(笑)。

そして最終第4ラウンド。
ここはもっと熱くなる!!
第3ラウンドの惨敗から回復すべく、今回は高得点を狙う…ただ、アリバイにも不安があったのでアリバイおさえも忘れない(笑)。

ところが、アリバイに不安だらけの2号がひたすらアリバイを狙う…でも、それは1号も同じ(笑)。
親子そろって、ぎりぎりになってから慌てるタイプなので、どうしてもこういう展開になる(笑)。

最後はわたしがよみ切って、ボス+5+0が手元に来たところで終わらせる。
1号も2号も「えっ」「持ってたの?」…なめんな(笑)。

まずはアリバイ計算…ぶっちぎりで2号が少ない(笑)。
2号脱落で、1号とわたしは…わたし33点、1号26点で、わたしの勝ち!
ちなみに、2号は45点も集めてた(笑)。

おもしろいってんで、そのあと2回やりました(笑)。
2回目、3回目は、いずれも1号がブタ箱送り(笑)で、勝ったのはどっちも2号…1回目アリバイがなさすぎて負けたのが悔しかったらしく、2回目3回目はアリバイもしっかり集めてました(笑)。

1号は「一生懸命よんだんだけど、2人に邪魔ばっかされるから、途中からよむのやめた。でも、そしたら勝てなかった…」とのこと(笑)。

すいません、おもしろすぎて写真撮るの忘れました(笑)。
Kniziaさん、またやったなーって感じです(もちろん、いい意味で・笑)。
シンプルなルールで、すぐ遊べるけど、実はものすごく熱い戦い(笑)。
どのカードをどの順番で出すか…たったそれだけなんだけど、めちゃくちゃおもしろいです。

できれば、点数の多いチップが欲しい。
でも、アリバイも欲しい。
4か5が手に入ったら、ボスも欲しい。
…たったこれだけなのに、絶対に両立しないのがすごい(笑)。
ちゃんとボスのチップと4か5のチップのバランスが全然とれてない回(笑)もあって、そーなると「これしか出せないので、いただきます」「いえいえ、わたしもこれしかないので」「そうおっしゃらずに、ではこちらを」…みたいな会話になります(笑)。

そして、時間が短めなのでリベンジがすぐできるってのも、わたしたちにはうれしい。
今回は3人プレイでしたが、4人、5人でも遊んでみたいです。
というのは、3人だとカードに偏りがあると多少流れがもたつくのです。
たぶん、4人、5人で遊ぶと、カードに偏りがあっても使う枚数が増えるので、流れがもっとよくなるのではないかと思います。

いずれにせよ、さくっと遊べて「遊んだ!」って気持ちになれるいいゲームです。

 

〇追記〇
日本語題は「アートの横取り」になったそうです。
しっくりこない題だなぁという気が…

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日は、朝起きると…めっちゃ天気悪い(笑)。
そのせいか…眠い(笑)。
「だめだー、目が覚めないー」と言ったら、1号が「うん、全然覚めない!」と言ってくれて、そしたら気が済んだ(笑)。
イムリーな発言、ホントにありがとう。

その2
そして、午後から晴れる(笑)。
もうすでに半分寝てる状態で半日すぎてしまったので、今さらって気もしたけれど、天気よくなったら気分もよくなったので、天気よくなってよかった(笑)。

その3
ようやくスパイコネクションにちゃんとリンクを入れました。
他の記事のリンクも整理できたので、よかった!

その4
さぁ、今日も元気にゆきましょうっ!
ルンルン♪