夜になると、オーストラリアに住む動物たちは夢の中で美しい鳥になって、聖なる岩ウルルのまわりを飛び回るのです。
ところが、これはこれで大騒ぎになります。
というのも、全員それぞれに特別な希望があるからです。
どこに座るか?
特に、誰の隣に座るかがとても重要になります。
プレイヤーたちには慎重さが求められます。
鳥の希望が満たされなければ、マイナス点となります。
日が昇るころには、1番マイナス点が少ないプレイヤーの勝ちとなります。
No.276
・ウルル(ULURU)
・Lauge Luchau作
・Kosmos
・8歳から
・1人から5人
・時間…30分
・日本語化…必要ありません
わたしは、昔からパズルが好きで、パズル系と呼ばれるジャンルも(得意かどうかは別にして・笑)好きです。
なので、「ウルル」を見つけた時は即買い(笑)。
条件に当てはまるように鳥をおく、なんておもしろそーじゃないですか!
各プレイヤーは、ボードと鳥のこまをうけとります。
ボードをひろげ、希望カードは難易度に合わせてカードを選び、よくきって裏返しに積み重ねます。
希望カードを、ボードに表にしてならべます。
各動物の色が鳥の色を表し、希望カードはその色の鳥が座りたい場所を示します。
砂時計をひっくり返し、全員同時に自分のボードに鳥をならべます。
砂時計の砂が落ちたら終了です。
希望カードには…
どこでもいいよ
長い方に座りたい
短い方に座りたい
混んでる方に座りたい
すいてる方に座りたい
○○の隣に座りたい
○○の向かいに座りたい
○○のはす向かいに座りたい
などがあります。
鳥が希望通りに座れたかどうか確認し、できなかった場合は石をもらいます。
6ラウンド行って、石が1番少なかった人の勝ちです。
天気のいい午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
カードの説明をしたら、2人ともすぐ理解。
やることが明確で、分かりやすい。
1ラウンド目。
希望カードをならべて確認。
難易度を低くしたので「どこでもいいよ」カードも出てくる。
よし、こいつは1番最後にして…
…と思ったけど、他の鳥が「この鳥の隣に座りたい」とか「向かいに座りたい」だと、あんまり意味ない(笑)。
とりあえず、砂時計ひっくり返してスタート。
3人ともボードをちろちろ見ながら鳥をならべる。
3人ともさくっと完成。
全員正解。
2ラウンド目。
ならべてもならべても「ダメだっ」「違った!」(笑)。
そうこうするうちに、砂時計終了。
1号が「これさー、できないやつじゃない?」と言うと、2号も「これ、できないと思う」。
わたしも「ムリだよね、これ」…一生懸命考えたのにできないってつまんないなぁ…
ここで全員マイナスをくらう。
3ラウンド目。
3人とも「またできなかったらヤダな」と疑心暗鬼になる(笑)。
「これはできるかなぁ…」「できんじゃない?」「できるといいなぁ…」と3人で独り言(笑)。
でも、今回はボードの動物の色と希望カードの色が一致した鳥がいたので(そうなると「どこでもいいよ」と同じことになる)、かなり楽勝。
このあたりで、「角に座りたい」というのが問題になりがちと気がついて、それを優先しておくようになる。
全員完成。
4ラウンド目。
「あれ...これじゃダメか」「うーんと、こうすると…」「こっちか??」…
3人とも独り言が激しくなる(笑)。
砂時計が落ちても、3人とも熱中。
できないやつなのかなっと疑心暗鬼になったころに、3人ほぼ同時に「できた!!」…完成したのを確認したら全員同じのを作ってた(笑)。
「たぶん、正解がこれしかないヤツなんだよ、きっと」と1号。
すごいよね、3人ばらばらに考えてたのに同じ答えにたどり着くって!
5ラウンド目。
3人とも独り言がもっと激しくなる(笑)。
1号がさくっと完成させる…「1号早いよね」「うん、早すぎ」と2号とわたし。
でも、2号もわたしも時間内に完成させる。
で、確認すると…全員違うおき方なのに、全員正解!
「これ、おもしろいよね、全部違うのに全部合ってるの!」と2号。
ホント、いろんなパターンがあって全部正解っておもしろい!!
…そんな感じでさくさくとすすみ、終了。
1号とわたしがマイナス3点、2号がマイナス4点で、1号とわたしの勝ち。
この手のクイズは好きなので、とても楽しかったです。
言語依存にならないように、問題をアイコン化したのはとてもいい考えだと思いました。
しかも、このアイコンがとても分かりやすい!
アイコンが分かりやすいって当たり前のことのように思いますが、そうじゃないアイコンも結構あるので、すっごく重要(笑)!
説明書にも詳しい説明があり、遊びやすかったです。
同じ問題でも、正解がいくつもあるというのもおもしろい!
説明するって難しいことなんだなぁと思ったり(笑)。
1つ残念なのは、「正解がないかもしれない」ということ。
1度解けない問題になったあと、微妙にやる気がなくなってしまいました。
解けようが解けまいがやってみればいいのですが、解けない問題が続いてしまうと、いろいろ考える気もなくなるのではないかと。
それと、ゲームとしてきっちり遊びたいのなら、砂時計ではなくキッチンタイマーの方がいいかもしれません。
砂時計だと、終わっても気がつかないこと多々(笑)。
でも、それだけ集中できるのだから、それはそれでアリとは思います。
ウチの場合、砂時計はほとんど使いませんでした。
時間うんぬんより、解けた時の快感が醍醐味だと思ったので(笑)。
あと、箱はどう考えても大きすぎ(いわゆる大箱です)。
内容物もさることながら、ゲーム内容としてもこんなに大きい箱の必要はなかったと思います。
ゲーム自体はとても楽しいけれど、ちょっといろいろ残念でした。
☆今日のありがとう☆
思いっ切りぐーたらな日。
夫が夕飯を作ってくれたので、わたしはナマケモノ(笑)。
ナマケモノさせてくれて、ありがとう!