紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

7人のマフィア / えげつな7(Die Fiesen 7)

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分け前はがっぽりいただきたい…

7人のマフィアたちは、行きつけのバーの奥の部屋で、みかじめ料を分け合う最中。
数を数えつつも、電話中だったり、ピストルで遊んで沈黙したりで、だましだまされが続く。
状況を把握し、素早く、しかも重要なタイミングで沈黙するマフィアが勝つのだ。

No.275

・7人のマフィア / えげつな7(Die Fiesen 7)

Jacques Zeimet

・Drei Hasen in der Abendsonnne

・8歳から

・2人から6人

・時間…15分から20分

・日本語化…必要ありません

はい、また(笑)Zeimetさんです。
知能検査系は苦手なのに、怖いもの見たさが勝ってしまう(笑)。
「7人のマフィア」は、Drei Hasen in der Abendsonnneから発売だし、絵も気に入ったし(Rolf Vogtさん。この方も、数多くのゲームのグラフィックを担当されています)で、やっぱり購入。

準備は簡単。
カードはよくきって、各プレイヤーに均等にくばります。
あまったカードは箱に戻します。
各プレイヤーは、カードを裏返しにつみかさねて自分の前におき、山札とします。

手番がきたら、自分の前の山札から1枚表にします。

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左から、1人、2人、電話中の1人、2人、ピストルの1人

その際…

・マフィアが1人
すばやく、「1」と言います。
次のプレイヤーは、「2」「3」「4」「5」「6」「7」といって、7まで来たら、今度は「6」「5」「4」…と下がっていきます。

・電話中のマフィアが1人
電話中なので、数を言うかわりに咳ばらいをします。
次のプレイヤーは、数を数えて言わなければなりません。
例えば…「5」「ごほんごほん」「7」となります。

・ピストルをつきつけられたマフィア
ピストルをつきつけられているので、数は言えません。
黙ったまま、次のプレイヤーの手番になります。
次のプレイヤーは、数を数えて言わなければなりません。
例えば…「5」「(無言)」「7」となります。

・マフィアが2人
当然、数を続けて2つ言います。
そして、その次のプレイヤーは休みになるので、カードも出さず、何も言いません。
例えば…「5」「6,7」(次のプレイヤーはカードを出さないし、何も言わないで、その次のプレイヤーが)「6」となります。

・電話中のマフィアが2人
このカードを出したプレイヤーは、2回咳ばらいをします。
次のプレイヤーは、数を数えて言わなければなりません。
例えば…「5」「ごほんごほん、ごほんごほん」(次のプレイヤーはカードを出さないじ、何も言わないで、その次のプレイヤーが)「6」となります。

間違えた、あるいは3秒以上何もしなかったら、場のカードをすべてうけとって自分の山札の下にいれます。
1番最初に山札をすべて出したプレイヤーの勝ちです。

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嵐の前に静けさ...

天気の良い午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
「フラフー!」とどっちにしようか迷ったんだけど、あまり時間がなかったのでルールが少ない「7人のマフィア」に。

カードをきりながら、説明。
実際にカードを出しながら、説明していくと1号も2号もすぐ理解してくれる。

まずは肩慣らしで、ゆっくりお互い確認しながらプレイ。
「あ、そっか」「2人ってヤダね」「えーっと、咳払い?」と、すでにてんやわんや(笑)。
慣れてきたところで、さて本番(笑)。

まず2号から…「1」…うん、普通のが1人…
そして1号…「2」…うん…
で、わたし…あ、普通のが2人だから…「3、4」

…そこで沈黙(笑)。
ここは、次の2号が休みになって1号が出すんだけど、1号忘れてた(笑)。
「あ…」
「うん、1号だよ」と言うと、「早く言ってよっ」(笑)。

そして1号から。
「1、2」…あー、いきなり2人…と思ったのに、わたしは普通にカードを出そうとして「あ…」
「うん、ままじゃない」と2号(笑)。
1号も「ままじゃない」…そうだった…じゃあ、2号さっさと出してよっ(笑)。

今度はわたしから。
「1」
「2、3」
…あ、わたしっ「ごほんっ」…
「…」…ピストルだ…
「6」…あ、6なの?
…こういう時に限って、電話してる2人。
「…ごほんごほん、ごほんごほん」
「5,4」…わたし休み??
…2号かたまる(笑)。

1号は「2号だったのにー」というけど、わたしは全然自信なし(笑)。
もう、目の前のカードを確認するのに精一杯で、ホントに合ってるかどうかなんて分かんないー(笑)。
でも、2号は「あ、ほんとだ、くっそー」…分かってるだけ、わたしよりすごいわ(笑)。

そのうち慣れてくると、なぜかスピードも速くなっていく…特に1号(笑)。
1号が軽々と進んでいくのに、2号とわたしが必死でついていく感じ。

そして、こういうときにやたら出てくる2人組。
特に電話中の2人組は、ほんっと困る(力説)。
ごほんごほん言いながら、あるいは聞きながら、数を数えつつ、次の人パス…そんなことできるかーっつーの(笑)。
それに、3人で遊んでいる場合、2人組が出るとものすごい勢いで手番が回ってきてしまう…2号が2人組出して、1号パスでわたし、そのわたしが2人組だと2号パスで1号…ホッとするヒマがないー(そこ???)。

だんだん場の山が高くなり、どんどん緊張感が高まる…
間違えそうで間違えない3人…

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この山は…もらいたくない!

…電話中2人組だから…「ごほんごほん、ごほんごほん」…2号パスで…
「4」…1人だ…
…2人組だから…「5,6」…だよね?
「…」…ピストルか…ってことは…7…6??あれ、どっちだ?
…電話1人…「ごほんごほん」…で、何人目なの?
「ごほんごほん、ごほんごほん」…ってことは、わたし??ちょっと待って、これ何人目か分かんないーっ!
...あ、ピストルだっ「…」…やったーっ、カード全部出せたー!!
なんと場のカード41枚!!

それにしても、最後のカードがピストルで助かった…そうじゃなかったら、絶対人数で間違えて41枚くらってた(笑)。
カードを出し切ったわたしの勝ち。
以下、1号、2号。

も、ほんっとZeimetさんらしいゲーム(笑)←ほめ言葉。
1号と2号が得意なゲームだろうなーと思ってましたが、意外にも2号はミス連発。
2人組カードが出たら、次の人はパスというのにつかまってました(笑)。

よくもまぁ、このルールの少なさでこんなにおもしろいゲームを作ったなぁと思います。
絵を見れば一目瞭然なので、何度かカードを出してみたら、ルールはすぐに理解できると思います。
ただ…ルールが理解できるってのと、ゲームができるっていうのは別物(笑)。
これがすっごくZeimetさんらしい(笑)。

得意不得意が出るタイプですし、嫌いな人はたぶんめちゃくちゃ嫌いになっちゃうと思います。
それでも、脳みその使わない部分を鍛えるという感じで、わたしは楽しかったです。

 

☆今日のありがとう☆

その1
また急に寒くなったけれど、とってもいい天気でした!

その2
なので、家族でハイキング。
久々にとことこと山道を歩くのは、気持ちよかったです。
歩くのが遅い夫とわたしにちゃんと配慮してくれる1号と2号。
本当にありがとう。

その3
途中で無人販売所発見(笑)。
そこでパンを買ったのですが…それがおいしいのなんのって!
それのためにまたここに来ようかと思ったぐらい、おいしかったです。

その4
そして競泳の池江選手!!
すばらしいっの一言に尽きます。

わたしもずーっと水泳をやっていまして、コロナ前までは週1で泳いでました。
池江選手が病気になったと聞いた時、すごく悔しかったです。
彼女の泳ぎはホントに美しくて、見ていると自分も泳ぎたくなります。
その1年後…コロナの影響で五輪が延期になると聞いたとき、一番最初に思いついたのは「もしかしたら池江選手、間に合うのかも…」でした。
でも、まさか本当に間に合うとは!
東京五輪で池江選手が泳ぐのを見たいなと思っています。