紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

葉っぱのささやき 葉っぱのさざめき 春(Blätter Rauschen Frühling)

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森の中を散歩

森で季節が移り変わるように、森で暮らす生き物たちも変化します。
植物や動物、川…すべては自然循環の一部なのです。

さいころと鉛筆をもって森を歩き回り、発見したことを記録してください。
季節ごとに、その季節に合ったシートと得点方法が用意されています。

誰が1番多く得点できるでしょうか?

No.217

・葉っぱのささやき 葉っぱのさざめき(Blätter Rauschen)

・Paolo Mori作

・Kosmos

・8歳から

・2人から6人

・時間…20分

・日本語化…得点方法を和訳する必要がありますが、和訳シートで充分です。

 「葉っぱのささやき(Blätter Rauschen)」は、やたらとあちこちからおススメがきて、作者さんを調べたら、Moriさん(頭の中では勝手に「森さん」に変換・笑)。
あー、「アウグストゥス」の人かー、紙ペンだし、いっちょ試してみるかっと購入(笑)。
箱を開けたら、分厚いメモ用紙(笑)が出てきて笑っちゃいました。
表紙がついてるとこがかわいい。
ちなみに、えんぴつは入っていません(笑)。

どの季節で遊ぶか決めて、各プレイヤーに1枚ずつくばります。
えんぴつと消しゴムと、できればカラーペンなどを用意したら準備完了!
…ルール説明、めっちゃラク(笑)。

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さぁ、森へ出かけよう!

天気の悪いお昼に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
細かい得点方法は、すべて紙に書いてあるのですぐ始められる。
なので、下手にわたしが説明するより、紙を見た2号に説明させたほうが早かったりする(笑)。
それでも一応ざっと得点方法を説明すると、2号は「え?にじ7つ集めると30点なの?じゃあそれで行く!」…えっ…そんなに簡単じゃないと思うけど…

誰がどこからスタートするか決めて、2号がさいころをふる。
1と3…
3人ともいきなり悩む。
まぁ、3ますだけなんだけど、まだ何を集めるかはっきりしていないからなんとなく決められない。

初回だし、とりあえずわたしは木にして、次は1号がさいころをふる。
いきなり3と4…広範囲なのでできれば大量得点を狙いたいところ…

すると、「ねえ、くまは何点?」と2号。
「くまは、ゲームが終わった時、囲まれていなかったらプラス3点」と言うと「マイナスにはならない?」…なんか、質問がゲーマー寄りじゃない(笑)?
「ならないよ。ただ3点もらえないだけの話」と返事。

わたしは、花の得点を増やすためにはちを2匹つかまえてみる。
花とはちの得点は連動しているので、花も集めるようにしなければ…

そしてさいころをふると…1と4…うーん、川はさんでるけど、鳥がペアになれるんだよなぁ…マイナス1点くらっても、鳥のペアは5点…うーん…
結局ペアにする(笑)。

そこで2号が「ねぇ、これめっちゃ見にくい!色鉛筆でぬっていい?」と言うので、「もちろん、これほんと分かりづらいわ…」とわたし。
1号は、部屋から太めのフェルトペンを持ってきて、囲む線を書き直す。
2号とわたしは、囲んだ場所を色鉛筆でぬる…「せっかくかわいい絵が描いてあるのに、色鉛筆でぬっちゃうの、なんかやだね」と2号。
「だからペンにしたんだよ」と1号…ホント雰囲気のある絵なのに、すっごく残念。
でも、しっかり書かないと分かりづらくて遊びにくい。
ゲーム自体もそうだけど、こっちも悩ましい…

どうやら2号は、ホントににじを集めているらしい(笑)。
1号は、「ねぇ、鳥ってペアじゃないとダメなの?」と聞いてくる。
「うん、赤い鳥と青い鳥1匹ずつかこむと5点」「なーんだ、同じのが2匹いてもだめなのか」…紙に書いてはあるけれど、ちょっと分かりづらいかな、このルールは。

1号が3と4を出したので、また悩む…うーん、くまはつかまえたくないけど、くまを入れれば花が3つとれるなぁ…うーん…
…って、悩むくせに、結構あっさり「いいや、くまつきで(笑)」…って、要はいくら先をよもうとしてもよめないから(笑)。
たいてい1番最初に思いついたのが、いいセンいってる…と思う…ことにする(笑)。

どういうわけか、2号は小さめの数を出し、1号は大きめの数を出す。
雲がそれなりに出てきたけれど、1号も2号も雲と関連している若木には見向きもせず。
こういうのってまんべんなくやったほうがいい気がするので、わたしは1本確保したけど(笑)。

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探索完了(笑)!

そうこうしているうちに、3と3が出て、とうとうわたしは囲めない!
「んじゃ、ジョーカー使う。ジョーカー使って、1と3にする」…そう、わたしはもう1列しかできないのよー。
このあとマイナスになるとキツイと思って、そこでわたしは上がることにする。

…そしたら直後に2号は1と3を出す…ちっ、まだできたじゃん(笑)。
まず2号、それから1号が上がってゲーム終了。

得点計算すると…なんとにじをコンプリートした2号がぶっちぎりで1位。
以下、わたし、1号。
…えー、ホントにやったよ、にじ…(笑)
集まるんだ…

絵がとてもきれいで、本当に森を歩き回っているような気分になります。
のんびり歩きながら、花を見つけたり、鳥を見かけたり…まさにそんな感じ。
考える時間は長めかもしれませんが、全員同時に考えるし、今まで囲んだ場所と接する場所を囲むというルールが、うまく長考を防いでくれます。

ただ、ソロプレイ感は高いと思います。
自分の紙とにらめっこするのに精一杯で、他のプレイヤーがどうしているかなんて気にする余裕なし(笑)。
でも、おしゃべりなわたしたちは「あー、くまが入っちゃう!」「やだよねー、くま」とか「ちょうちょって何点だっけ?」「偶数じゃないとダメなんだって」などなど、ぺちゃくちゃしゃべりながら遊ぶので、充分楽しかったです。

1号も2号も気に入ったようなので、次回は夏にチャレンジしたいです。

ちなみに、日本語の題名を探したら「ブレッターラオシェン」っと出てきたのですが、あんまりでは…
これで分かる人は一体どのくらいいるのかなと思います(だいたいドイツ人は絶対分からない)。
意味が分からない言葉をカタカナで書いて題名にするのは、なんか違うと思います。

 

☆今日のありがとう☆
今日は、夫と1号が夕飯を作ってくれました。
めちゃくちゃおいしくて、食べすぎた…(笑)
しかも、夫はクッキーまで焼いてくれました。
おいしいご飯とデザート、ありがとう!