紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

コード破り(Code Cracker)

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金庫破りに挑戦っ!

プレイヤーは、順番に様々な金庫のデジタル解除コードを1つずつ探し出します。
しかしながら、最後のコードを探し出したプレイヤーだけが金庫を開けて、数百万を手にすることができるのです。
ゲーム終了時に、巨万の富を得たプレイヤーの勝ちです。

No.195

・コード破り(Code Cracker)

Reiner Knizia

・Ravensburger

・8歳から

・1人から6人

・時間…30分

・日本語化…必要ありません

遊ぶ気は満々なのに、ここ数週間時間がとれませーん!!
1号も2号もテスト漬け、わたしは忍び寄る年末のあれやこれやにおびえてる(笑)。
…というわけで、サクッとできて楽しいゲームはないかなと探して見つけたのが「コード破り」。
安定のKniziaさん作で、加えて最近はあまり見かけませんがRavensburgerの中箱サイズ(とわたしが勝手に呼んでいる・笑)は、手軽でおもしろいゲームが多いです。

金庫タイルはよくまぜて裏返しにして積み重ね、上から3枚を表にします。
赤いマーカーは、金庫タイルのわきにおきます。

手番がきたら、さいころを5つまとめてふります。
表になった金庫に同じ数字があれば、そのさいころをわきによけ、その数字に赤いチップをおきます。
2つ以上さいころをわきによけてもかまいません。
1つもわきによけることができなかったら、手番強制終了です。

1つ以上わきによけたあと、残りのさいころをふり直すこともできます。
ふり直したさいころから、1つ以上わきによけ、赤いチップをおきます。
1つ以上わきによけることができたら、何度でもふり直しはできますが、1つもわきによけることができなかったら、その時点で手番強制終了です。

マイクロチップは、いつでもわきによけることができます。
赤いチップはおきませんが、さいころ5つすべてをわきによけることができて、しかもその5つのなかにマイクロチップの目が2つ以上あったら、さいころ5つをまたふることができます(手番をもう1度行うことができます)。
マイクロチップによる手番追加は、何度繰り返してもかまいません。

さいころ5つすべてわきによけることができても、マイクロチップが1つ以下しかない場合は、改めてさいころをふることはできません。
赤いチップをおいて(マイクロチップの場合は何も置かず)手番終了となります。

さいころのふり直しをしないで、自ら手番終了したときか、さいころ5つをすべてわきにおいて手番終了となったとき、場に赤いチップがすべておかれた金庫があったら、その金庫をもらいます。
赤いチップがすべておかれた金庫があっても、手番が強制終了となった場合は、金庫はもらえません。
その金庫は、赤いチップをすべて取りのぞいて、金庫タイルの山札の1番下に入れます。
手番終了となったとき金庫にのっている赤いチップは、そのままおいておきます。
次のプレイヤーの手番となります。

集めた金庫タイルに書かれた数字をすべて足して、1番多かったプレイヤーの勝ちです。

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赤いチップをおくとXになるのです

めっちゃ寒い午後、2号とわたしの2人でプレイ。
金庫3つ出してスタート。

勘のいい2号は「この金庫、コード6つあるけど、さいころ5こしかないじゃん」と言うので、「だからマイクロチップがあるんだって。これが2こあったら、もう1手番できるわけ」「あー、なーるーほーどー!」
…わたしなんかよりずっとゲーマー、2号は(笑)。

とりあえず、さいころじゃらっとふって…あ、1がおける。
またじゃらっとふって…今度は2。
もう1回じゃらっとふって…

意外にバーストしないなぁと思ったら、ただ単に最初の3つの金庫の数字がてんでんばらばらだったから(笑)。
この後、2人で苦しむことになる…

赤いチップ5つおけたものの、マイクロチップは1つも出なかったので、わたしの手番終了。
金庫、1つも開けられなかった…

2号は、さくっとマイクロチップを出し、幸先よさそうに見えたのに、結局マイクロチップ1つしか出なくて手番終了。
しかも、金庫の1つをリーチにしたところ終わってしまう…
もちろん、その金庫はわたしが完成させる。
「ずっりー」…言うと思った(笑)。

そう言いながらも、マイクロチップ2つ出して見事手番を続ける2号。
金庫を2つも完成させたのに…欲張りすぎてバースト。
「むかつくーっ!」…だよねぇ。

今度はわたしがマイクロチップ3つも出せたので、手番を続ける…でも、マイクロチップ3つも出したから、おけた赤いチップは2枚だけ…全然コード破れてない(笑)。
2度目もマイクロチップ2つ出たので、もう一手番…でも、どの金庫も中途半端にコード解除しちゃって、完成できたのひとつもないっ(笑)!

当然次の手番で2号がきれいにさらってゆく。
「さっきとれなかったらから、今度は絶対もらう」と欲張らずに手番終了。
成長しちゃったなぁ…ちっ、つまらん(笑)。

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2のフィーバー中(笑)

そんな風に取ったり取られたりしながらすすんで、めずらしく2号バースト。
んじゃわたし…と思って場に出た金庫をよく見ると…「ねぇ、これ2だけ??」「うん、出せるのって、2とマイクロチップだけ」。
そう、コードが全部2…うっわー(笑)。
こういうときに限ってマイクロチップも出てくれなくて、わたしもすぐにバースト。
「これ、きっついねぇ…」「確かに」。
2人でちまちま2を出してなんとか切り抜けたけど、コード破りも楽じゃない(笑)。
結局僅差でわたしの勝ち。

すごく手軽で、めちゃくちゃ楽しめるゲームです。
短い時間でも「ゲームやった!」って気分にしてくれます。

赤いチップをのせるとXが出てくるのが秀逸。
こういうしかけが、プレイヤー心をくすぐるって分かっている作者さんと出版社、さすがです(笑)。

説明書を読んだ時点では、「マイクロチップ2つ?そんなにうまくいくかなぁ」と思ったのですが、やってみたら結構できたし、すごく盛り上がりました。
マイクロチップは1つじゃなくて、2つ以上っていうのがミソで、いっぱい出たらもう1手番できる可能性は高くなるけれど、おける赤いチップは少なくなります。
だから、2手番できてもおける赤いチップの枚数がすごく増えるわけではないのです。
でも、「あと1つだけ」というプレイヤーの心にこたえてくれるのがうれしい(笑)。

かなりビンゴに近い気もしますが、マイクロチップと赤いチップのおかげで、ハマります。
「時間ないけどゲームしたい!」というときにピッタリのゲームです。

 

☆今日のありがとう☆
テスト勉強中の2号。
「これ、分かんないー!」と言うので、一緒に考える…でも、わたしももう覚えてないっつーの(笑)。
すると、2号教科書出してくる…一緒に考える…2人で「分かった!!」。
分かったこともうれしいけれど、分からないからとあきらめないでがんばった2号に感心!
そのがんばりは、見ていてうれしかったです。