紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

深海に眠る財宝(Die Schatztaucher)

f:id:konpekino:20200930231221j:plain

海底のお宝を探そう!

海底で何かが光っています。
どうやら貴重な宝を積んだ難破船の残骸のようです。
ならば今こそ潜水士の出番です!
深く潜るたびに、リスクを冒してももっと深く潜るか、目の前の小さな宝に満足して浮上するか、新たに決めなければなりません。
不思議な懐中電灯を使って、海底を探索し、作戦をたて、運を味方にして他のプレイヤーよりもたくさん宝を集めましょう。
でも、海坊主には気を付けて。
時と場合によって、やつらは狂暴になりますよ。

No.154

・深海に眠る財宝(Die Schatztaucher / Secrets of the Sea)

Reiner Knizia

・Schmidt

・6歳から

・2人から4人

・時間…30分ぐらい

・日本語化…必要ありません

これもちょっと古いゲーム…調べたら2006年発売でした。
ブラックライトを使うと聞いて、絶対遊んでみたいと思い即購入。
早速遊ぼうと思ったら、電池を入れるのに四苦八苦(笑)したことはよく覚えています。

ボードを広げます。
懐中電灯はボートの上におきます。
ボーナスチップは表にして、ボートのまわりにおきます。
水色の宝チップをよくまぜて、同じ色のボートのますに1枚ずつおきます。
紺色の宝チップもよくまぜて、同じ色のボートのますに1枚ずつおきます。
緑色の残骸チップは表にして、海底におきます。

手番がきたら、さいころを2個ふります。
Xが出たら、そのさいころはわきにおきます。
2つともXだったら、手番終了です。

さいころ1つは数だった場合と、さいころ2つとも数だった場合は、どこから潜るか決めます。
さいころ2つとも数だった場合は、どちらか1つを選びます。
決めた場所から数のぶん、ますを数えてまっすぐ海底にむかって懐中電灯で潜ります。
もうすでにチップがないますも数えます。

潜ったところにあるチップを、懐中電灯でてらします。
これで何があるかはわかりますが、いくつあるかは宝(チップ)を裏返さないとわかりません。

この宝(チップ)をとる場合…
→宝のチップをとり、宝の面を表にして自分の前におきます。
これで手番は終了です。

宝をとらずに、もっと深く潜る場合…
さいころをふりなおします。
ただし、それまでにXが出てわきにおいたさいころはふり直すことができません。

これを、さいころが両方Xが出るか、宝のチップをとるまで続けて手番終了です。
海底まで潜ったら、残骸チップを1つ選んで自分の前におき、手番終了です。

ボーナスチップ
ボーナスチップにかかれた数の宝を集めたら、ボーナスチップがもらえます。
ボーナスチップは、そのあと他のプレイヤーにとられることはありません。

特殊チップ
・海坊主
海坊主を退治しなければなりません。
海坊主が出たら、そのチップを裏返します。
そこにかかれた数以上のさいころの目を出さなければなりません。
すでにXを出したさいころは使えません。
さいころ2つ使える場合は2つふりますが、使える数字はどちらか1つだけです。

海坊主の数と同じかそれ以上の目が出た場合は、海坊主のチップを自分の前におき、手番終了です。
海坊主の数より小さい数の目が出た場合は、海坊主チップの青い面を表にして、手番終了です。

・交換
交換のチップは、そのまま自分の前におくと2点になりますが、そのチップを他のプレイヤーにあげて、そのプレイヤーの集めたチップから1つもらうこともできます。
もらった場合も、交換のチップは2点です。
ただし、海坊主のチップ、ボーナスチップとは交換できません。

・洞窟
洞窟には何が潜んでいるかわかりません。
価値の高い宝かもしれませんが、海坊主かもしれません。

・海藻
海藻自体に価値はありませんが、海藻を3つあつめるとボーナスチップがもらえます。

ボーナスチップ、水色のチップ、紺色のチップ、残骸チップのいずれかがすべてなくなったらゲーム終了です。
宝チップと残骸チップは、宝や金貨、海坊主の数が得点になります。
海藻は0点です。
ボーナスチップは5点です。
全部足して1番得点が多かった人が勝ちです。

 

f:id:konpekino:20200930231325j:plain

さぁ、潜ろう!

めずらしく天気のいい午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
実は前日プレイ中に懐中電灯の電池が切れて、宝が見えなくなったのであえなく中止に。
宝を集めまくっていた2号は「ずりー、絶対勝ってるのにー」と大騒ぎ(笑)。
電気を使わないボードゲームなら、こういうことは起きないんだけど。

というわけで、仕切り直してスタート。
前回と同じく出目に恵まれる2号は、いきなり出た海坊主にあっさり勝って、3匹つかまえる。
それに対して、1号は3回に1回は最初っからダブルX(笑)。
わたしはといえば、1の連続技(笑)。
Xが出ないからついつい続けるけど、1ますずつすすむのは、なかなか潜れない感じで結構苦しい。
それでも4ます目まで来た!もう1回ぐらい行けるでしょっと思って、さいころふったらダブルX(笑)。
…それぐらいなら最初っからダブルXでいいっつーの(笑)。

2号は手際よく海坊主を集め(笑)、ボーナスチップ1番乗り。
わたしは、金塊が集まったけど、海藻も集まる(笑)。
1号は…宝箱1こ(笑)。
「だって、このさいころXしか出ないじゃん!」…確かに(笑)。

f:id:konpekino:20201001035754j:plain

たどり着いたらピッと押す!

2号が4を連続で出し、残骸チップにあと一歩!
「これは行くでしょう」「行かないわけないよね」と外野は好き勝手なことを言い、のせられた2号、さいころふったらX(笑)。
「もー、2人が適当なこというからー」…自分の番じゃなきゃ適当なこと言うに決まってんじゃん(笑)。

1号はXの嵐(笑)にもめげず、果敢に海底を目指し、宝箱3個のチップをとって、ボーナスチップもとる!
わたしも海底行きたいっと思うけれど、どうしても到達できず…仕方がないので途中でちまちま集める(笑)。
手間はかかったけれど、海藻(笑)と金塊のボーナスチップを確保。

f:id:konpekino:20200930231359j:plain

ボーナスチップをとるために残された水色チップ1枚…

水色のチップがあと1枚になったけれど、全員ボーナス狙いであえてゲームを終わらせない(笑)。
1号が残骸からつぼを発見、最後のボーナスチップも奪ってゲーム終了。

あんなにXの嵐だったのに、ふたを開けてみたら1号がぶっちぎりの1位、以下、わたし、2号でした。
2号は、狙ったものは逃さなかったけれど、それ以外がうまく集められなかったようです。

このゲーム、できるだけ深く潜って宝探しっていうのが、見事に表現できています。
さいころが減っていくのが、まるで酸素ボンベの酸素が減っていくみたいだし、まず海中電灯で何があるか確認、それをもらうと決めたらようやくいくつ何がもらえるか分かるというのも、すごく楽しい。
特に洞窟は悩む…悩んで海坊主だったらしょうがないっと思えるけれど、海藻だったら真剣にがっくり(笑)。
ボーナスチップの条件とか、残骸チップの数とか、ものすごくバランスが考えてあるなぁと思いました。

特にすごいと思うシステムではありませんが、ちゃんと楽しめるゲームです。
子どもたちは確実にハマると思います。

 

☆今日のありがとう☆
ずーっと天気が悪かったけれど、ようやくいい天気!
空が青いだけで、とってもうれしい!!
おかげでいろんなことがはかどった気がします。