紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

タ・ケ(TA-KE)

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パッケージは強面なんだけど…

プレイヤーは権力を持つ将軍として、宮中での影響力を強めようとしています。
力を持つ人々をタイミングよく自分の陣に誘い、その人々の能力を利用して、より影響力を広げるのです。
この一対一の戦いでは、相手の些細な動きを見逃さず、戦略的に戦った方が勝利します。

No.128

・タ・ケ(TA-KE)

・Arve D.Fühler作

・Huch! & friends

・10歳から

・2人

・30分

・日本語化…必要ありません

旅先でなんとなく買ってしまったゲーム(笑)。
なんで竹なんだろう、しかもTA-KEって…たーけって読みたくなる…と思ったら、ハイフンがないと検索するとき、英語のtakeになってしまうからですね、たぶん。
それにしてもすごい設定です(笑)。

ボードを広げ、0点のところに黒と赤のコマをおき、大名、侍、芸者、浪人、忍者のチップを袋にいれてよく混ぜます。
袋から、かわりばんこに1枚ずつチップを取り出し、大広間の忍者のますから7枚になるまで積み重ね、7枚になったら次のますに積み重ねるを繰り返して、すべてのますに7枚積み重ねます。
その際、同じ色が3枚以上積み重なってしまったら、3枚目を袋に戻し、もう一度取り出して違う色が積み重なるようにします。

手番がきたら、大広間の一番上にあるチップをどれか1枚選んで取ったあと、山の上に白いこまをおきます(すでに白いこまがおかれたチップは取れません)。
選んだチップは自分の屋敷に連れてきて、一番下の段におきます。
自分の屋敷のますには何枚チップをおいてもかまいません。
侍は、一番上の列の好きなますにおきます。

そこで、自分だけでなく相手も得点計算になります。
チップをとって白いこまをおいた山の一番上のチップが得点になります。
たとえば、チップを1枚取ったあとのチップが芸者だった場合、自分の芸者の点数(下の段、上の段のわきに点数が書いてあるので、その点数かけるそのますにいる枚数)を出します。
そして、大広間の5つの山の一番上にある芸者(白いこまがのっていてものっていなくてもかまわない)の数を数え、その数を芸者の点数にかけます。
また、同じ列に侍がいる場合、侍も得点になります。
それが、このラウンドの得点となります。

これで手番が終了で、相手の手番となります。
自分の屋敷の一番下の段にチップがおかれていたら、手番の最初にその効果を利用することができます。
効果を利用する場合、一番下の段から一つ上の段(真ん中の段)にチップを移動させます。

・大名
3人まで侍を好きな場所に移動させることができます。
・浪人
白いこま1つを、チップからおろして他の白いこまがのっていないチップにのせるか、チップからおろしてストックに戻すか、ストックから白いコマがのっていないチップにのせることができます。
・芸者
白いこまののっていないチップを、同じく白いこまののっていないチップの上に移動させることができます。
ただし、移動させたチップをそのあと自分の屋敷に移動させることはできません。
また、一番最後のチップを移動させることもできません。
・忍者
相手の屋敷のチップを動かして、その効果を利用することができます。
大名を利用する場合は、相手の大名を動かし、自分の屋敷の侍を移動させます。
・侍
効果はありません。

大広間のチップがすべてなくなったら、ゲーム終了です。
最後に得点計算をして、得点の多かった人が勝ちです。

 

天気のいい午後、2号とわたしの2人でプレイ。
説明書がとにかくわかりづらく、何度も見直す…実際にやってみたら分かるかと、始めたけれど、やっぱりもやもや。
2号も「これ、絶対ルール間違ってるって」と言い出すぐらい、ぼんやりしたプレイ感で、やらされてる感満載(笑)。
結局何がなんだか分からないうちに終了。
後で確認したら、ルールミスも発覚(笑)。

なので、正しいルールでやってみようと再戦。

やっているうちに、「チップをとって白い石がおかれたチップの色が得点になる」というのが、直感的ではないのでしょっちゅう間違えると気付く。
「とったチップが得点計算」のほうが自然で分かりやすいので、ついそうしたくなる…

でも慣れてくると、「こういうことね」という感覚はつかめる。
2号は、うまく浪人を集めて得点。
わたしは、大名と忍者(すごい取り合わせ)でちまちまと得点。

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かわいいけれどアブストラク

ただ、2人ともまだ手番開始時に効果を利用するところまでは至らず(笑)。
いかに得点するかに集中すると、効果をいちいち確認してチップを移動させる余裕なんてありません。
効果はボードにアイコンでかいてありますが、一見では分からないので、結局説明書で確認することになる…当然テンポが落ちます。
長考が嫌いな2人なので、ほとんど効果は利用せず(笑)。

2号は、侍を集め、大名で移動させて大量得点に成功。
わたしは、大名はいるものの、侍があまりいなかったので利用できず…そのかわり忍者で、2号の効果を利用は何度かやりました。
侍にモノを言わせた2号の勝ち。

そのあとも何度か遊んでみましたが、侍だの大名だのあるものの、完璧なアブストラクトゲームだと思います。
何度もプレイしたら、するめのように味が出てくるタイプのゲームではないかと。
ただ、アブストラクトなゲームが苦手なわたしは何度もやりたいと思えず…プレイ自体もあまり自然ではないので、やっていてすごく作業的に感じました。

アブストラクト系が好きな方にはおすすめです。
何度も遊ぶとより深みが感じられて楽しめるのではないかと思います。

おまけ。

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ギャップありすぎ

パッケージと内容物のイラストが違いすぎる…
なんでこうしようと思ったのか(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
小田さんのおかげで、古い写真を見てました。
もう信じられないぐらいかわいい子たちがいっぱい(笑)。
ホントにありがとね。