スカイシティの下水道に、おかしな扉が開いてしまったようです。
突然道路に割れ目ができて、そこから光るおばけがあらわれました。
べっとりした泥おばけや、泡だらけの水おばけ、ぱちぱち火花を散らす炎おばけがあちこちでいたずらしています。
さぁ、おばけ退治隊のきみたちの出番です。
きみたちだけがやつらのいたずらを止めることができます。
おばけのわなをしかけて、やつらを吸いとってやりましょう。
そして、伝説のおばけ退治隊になるのです!
No.112
・おばけのわな ガイスターファレ(Geister Falle)
・Gunter Baars作
・KOSMOS
・6歳から
・2人から4人
・時間…20分
・日本語化…必要ありません
こちらは、わたしの好きなデザイナーさんのひとり、Gunter Baarsさんの作品。
そういえば最近何か出たかなぁと調べたら、Geister Falleが出てきました(でも2018年発売)。
…まさに、見たまんま、でもやっぱり買ってしまった(笑)。
まず、道路ボードをセットします。
各プレイヤーは、こまを1つ選び、道路ボードのスタート地点におきます。
おばけ道路と青い玉を3つもらいます。
赤い玉は道路ボードのスタート地点にある穴においておきます。
おばけ切符はよく混ぜて、裏返しにして道路ボードのわきに重ねておいておきます。
おばけをつかまえろ!の合図で、全員指で玉をはじいて穴にいれるようにします。
はじく指は青いバーを越えてはいけません。
全部の玉が穴に入ったら、「ストップ!手をあげて!」と言って、全員やめます。
ストップと言ったプレイヤーから順番に得点を計算します。
緑の泥おばけの穴に入った玉は1点、青い水おばけの穴に入った玉は2点、赤い炎おばけの穴に入った玉は3点です。
白いいたずらおばけに玉が入ったら、おばけ切符を1枚めくって、その指示にしたがいます。
使ったおばけ切符は捨て札にし、おばけ切符がなくなったらよく混ぜてまた裏返しにして使います。
点数を合計して、道路ボードのこまを動かします。
全員得点計算をしたら、トップのプレイヤーは赤い玉をもらいます。
そのプレイヤーは、次のラウンドでは赤い玉も穴にいれなければなりません。
赤い玉は穴に入れても、得点にもマイナス得点にもなりません。
2人以上が同数でトップだった場合は、誰も赤い玉をもらいません。
1番最初に道路ボードのパーティ会場に着いたプレイヤーの勝ちです。
もし、同時にゴールしたプレイヤーが2人以上いた場合は、そのプレイヤーでもう一度おばけ道路に玉をはじきます。
1番早く3つ玉を穴に入れた人が勝ちです。
それも同時だった場合は、得点を計算し、多かった人の勝ちです。
天気の悪い午後、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
もう、ホント、説明なんていらない(笑)。
見たまんま、です。
せーの、で玉をはじき、穴に入れる…これが結構難しい。
絶妙な傾斜なので、勢いよくはじいたらどこにも入らず戻って来るし、弱すぎたら穴にかすりもしないで戻って来る(笑)。
適当にやってりゃどれかどっかに入るだろうと玉をはじきまくっても、1玉入ればいい方。
そのあとは、下手すると穴に入れた玉も弾き飛ばして戻してくれちゃうので、やっぱり1玉ずつ丁寧に攻めることに(笑)。
こんなん簡単っとナメてかかっていた1号、2号も途中から真剣になる(笑)。
毎回2号があっという間に穴にいれて、ぶっちぎりの勝ち。
じゃあ、上級者ルールでやってみようと、2回戦。
今度も2号がいい感じで入れてくる。
1度は、1号もわたしも1つも玉をいれてないのに、3つ+赤い玉1つ入れてましたから。
途中、白いおばけに入って、たいていわたしが一番遅いのに、誰かが1つ玉を入れてからスタートとか、2号は目をつぶって玉を入れるとか、おばけ切符が足をひっぱってくれる(笑)。
上級者ルールも、きわどく2号の勝ち。
正直、これよく商品化したなぁと思います(笑)。
ただ、遊んでみると、ものすごくよく考えて作ってあるのがわかります。
おばけ道路の傾斜は、ホントすばらしい。
徹底的に遊んでといわんばかりに、台には滑り止め付いてるし(笑)。
あと、玉がプラスチックなので、いくらはじいても指がいたくならない!
玉をはじくゲームといえば、Kinderspiel des Jahresをとったアイスクールがあります。
あちらはプラスチックのカバーがついていますが、中に鉄の玉が入っているため、何度も遊ぶとそれなりに指が痛くなります。
Geister Falleは、大きさがあるのに軽い玉でとても遊びやすいです。
ただ、これを大の大人がやるかどうかというと…微妙なところ(笑)。
2号は、「子どもっぽすぎる。もっと小さい子ならおもしろいんじゃない」と自分の年齢棚に上げて(笑)言ってました。
あと、意外に白いおばけに玉が入りませんでした。
もっと白いおばけの穴があってもよかったような…そうするとアクシデント続出でおもしろくなったのではないかと思います。
入りそうで入らない、入ったと思ったらまた出てくる、そういうのを単純に楽しむゲームです(笑)。
ちなみに、日本語の題がついてなかったので、1号が「おばけのわな」と名付けました。
☆今日のありがとう☆
近所の古本屋さんにふらりと寄ったら、絶版になっていたボードゲームがー!!
うれしくなって買ってしまいました。
ウチに来てくれてありがとう!