紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ワイルドバイキング(Wilde Wikinger)

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分け前は多ければ多いほどいい!

キラキラ光る宝石や珍しい宝物を山のように積んだバイキングの船が戻ってきました。
大歓声のなか積み荷が降ろされ、すぐに分け合うことになりましたが、今こそバイキングたちは冷静にならなければなりません。
必ずしも早い者勝ちというわけではなく、価値ある宝物は最後の船に積んであるかもしれないのです。

No.76

・ワイルドバイキング(Wilde Wikinger)

・Wolfgang Dirscherl作

・HABA

・6歳から

・2人から5人

・時間…10分から15分

・日本語化…必要ありません

HABAの小箱シリーズです。
このシリーズは、小箱でありながらHABAらしく丁寧に作られたいいゲームが多い印象があります。
ワイルドバイキングには、ずっしり琥珀色のおはじきが入っています。
これも1号、2号とよく遊びました。

バイキングの村をおき、3艘の船は村のよこに並べておきます。
船の上に宝物を1つずつおきます。
武器カードはよくきって、各プレイヤーに6枚ずつくばります。
残りの武器カードは山札にします。

手番がきたら、さいころをふります。
さいころの目が…

・黄色、赤、青の船
その色の船に宝物を1つのせます。

・黒い船
好きな船に宝物を1つのせます。

・カード
さいころをふったプレイヤーから順番に武器カードを山札から1枚ずつとります。

・バイキングの村
バイキングの村に1番近い船が村に戻ります。
ここで、競りが始まります。
さいころをふったプレイヤーから順番に、戻ってきた船の色の武器カードを好きな枚数自分の前に出します。
出せない、あるいは出したくない場合は、パスできます。
自分の前に出す場合は、すでに出された枚数よりも多くなければなりません。
自分の前に出すのは、1度だけです。
出したカードの枚数が1番多かったプレイヤーが、船にのった宝物を独り占めします。
宝物を独り占めしたプレイヤーのカードは、捨て札にします。
カードを出したけれど、宝物をもらえなかったプレイヤーは、出したカードを手札に戻します。
積み荷を降ろした船は、船の列の1番後ろに移動し、残りの船を村に近づけます。

手番にさいころをふって船の目が出たけれど、もう宝物がなくて船に乗せることができなかったら、そこでゲーム終了です。
1番多く宝物を集めたプレイヤーの勝ちです。

 

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赤い船か黄色い船か…

天気の悪い午後に2号とわたしでプレイ。
最初は、2人ともさいころふっては、宝物おく、カード取る、宝物おく、宝物おく、宝物おく…と淡々とすすみます。
黒い船が出た2号は「えーっと、これは自分がカードをいっぱい持ってる船にのせればいいんだよね」と言いながら、宝物を黄色い船におく…確かにそうだけど、それ、いちいち声に出して言う必要あるんですか(笑)?
まぁ、そういうヨミができるようになったのはスバラシイと思っておこう(笑)。
2号は黄色のカードが多いみたいだけれど、わたしは青だったので、青い船に宝をためてみる…

…にしても、村、出ない(笑)。
2人とも「いい加減、村出て欲しい…けど、また船!」「村、来い…って、カードだよ…」。
船にのりきれないほどの宝がたまったところで、まず赤い船が到着。
2号が村を出したので、まず2号から「じゃー、5枚」…5枚??そんなに持ってないってばー!!
あっさり2号が赤い船をかっさらい、次はまた2号が村を出す。
今度は黄色…絶対取られるだろうなと思ったけれど、やっぱり取られる(笑)。
青い船はかろうじてわたしが取ったけれど、差は歴然。
そのあとも村がでなくて、結局そのまま終了。
2号のボロ勝ち。

悔しいのですぐさま第2戦(笑)。
今度は、程よく村が出る…って、宝物2個で村に帰ってこられても(笑)。
さいころゲームだけあって、ものすごく運に振り回されますが、それでも「カード出ろ!」とか「黄色っ!」と叫びながらさいころをふるのは単純に楽しいです。
2回めは、運よく宝物山盛りの船をとれたわたしの勝ち。

さいころに一喜一憂とか、勝った人が全部もらえるとか、ものすごくバイキングな感じでよくできています。
大人だけでやるゲームではないとは思いますが、それでも競りの入門としてはいいのではないかと思います。
ずっしりと重いおはじきが宝物っぽくて、雰囲気を盛り上げてくれます。

 

☆今日のありがとう☆
「今日のご飯、おいしかったよ!!」…その声を聞くと、よっしゃーまたおいしいもん作ってあげようっと思います。
言葉にしてくれてありがとう。