紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

パストニヒト(Passt Nicht!)

どこに出すか悩む…

5枚の手札で始めよう。
各ラウンドで、1枚カードを出す。
場に出すか、あるいは自分の前に出すか、のどちらか。
こんなに単純な決断が、自分の点数を稼ぐか、他のプレイヤーにプレッシャーをかけるか、点数を奪うか決めることになるのだ。
しかも、すべてのカードがどこにでも出せるわけではない。

No.580

・パストニヒト(Passt Nicht!)

・Thomas Weber作

・Schmidt Spiele

・8歳から

・2人から6人

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

「パストニヒト」は、実店舗で見かけて衝動買い。
たぶん(いつものように)ゲームで遊べない不満が、そっち(どっち?)に向かったと思われます(笑)。

さて、ルールは。
カードはよくきって、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。
残りのカードは裏返しに積み重ねて、真ん中に置き、1番上のカードを表にして横に置きます。
各プレイヤーは、早見カードを受け取り、自分の前に置きます。

手番が来たら…
・場にカードを出す

・自分の前にカードを出す
のどちらかを行います。

・場にカードを出す
場に表になっているカードと、色が同じか、数が同じカードを「合ってる」と言いながら1枚出します。
・自分の前にカードを出す
自分の前に「合ってない」と言いながらカードを1枚置きますが、そのカードは場のカードと色も数字も違うカードでなければなりません。
それから、山札から1枚手札に加えます。

自分の前のカードは、色別に分けて積み重ねます。
自分の前のカードのいずれかが、場のカードと色か数字が同じなら、自分の前にカードを出すことはできません。
自分の前の同じカードか、手札の同じカードを場に出します。

これを繰り返し、誰かの手札がなくなったらラウンド終了です。
自分の前に並べたカードの数字をすべて足します。
それから、手札が残ったプレイヤーは、数字分をマイナスします。
ジョーカーはマイナス10点です。

何ラウンドか繰り返し、誰かが50点以上集めたらゲーム終了です。
点数が1番多かったプレイヤーの勝ちです。

期せずして、似たようなゲームが続いてしまった…

天気の悪い午後、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
前回の「クラロ(Claro)」に続いて、ウノ系なんだけど、出す選択肢が2種類あって、その条件が多少直感的じゃないから、説明に手間取る。
まぁ、やってみれば分かるでしょってことで、スタート。

スタートプレイヤーは、わたし。
場にカードを出すと、カードは減る、自分の前にカードを出すと、カードは減らない…なら、まずは自分の前にカード、だよね。

まず、自分の前

割と大きい数(笑)の青の4を自分の前に出して、山札から1枚カード取って、わたしの手番終了。
2号も、少し悩んで自分の前に黄色の5を置く。
1号は、緑の1。

1周したら、なんか分かるかなと思ったけど、全然分かんない。
何をどうすればいいのか、常にあやふやな感じ…

そのせいか、2号とわたしはなるべく自分の前に出して、1号だけがせっせと場にカードを出す展開。
わたし「1号、カードどんどん出してもいいけど、自分の前にあるカードしか得点にならないからね」
1号「分かってる、分かってるけど、自分の前に出せないカードばっかなんだってば」
あー、そーなんだー…←よく分かってない(笑)。

しばらくすると…

これ、すぐ気が付く?

わたし「あ、場のカードと、わたしの前のカードが一致しちゃった。こういう場合は、自分の前のカードを場に出すか、あるいは手札から1枚場に出さなきゃいけない。つまり、自分の前には置けない」
1号「ふーん」
2号「そうなんだ…」
…分かったような分からないような返事。
でも、言ってる本人も「…で?」っていう気分ではある(笑)。

出せる、出せない、で適当にカードを出していくと、1号の手札がなくなって、あっけなくラウンド終了。
…なんか、こう、いまだによく分からない雰囲気が…

そのせいか、写真撮り忘れてました、すみません(笑)。

2ラウンド目もこんな感じ。

うーん…

2号は調子に乗って4色出してしまったので、途中からほぼ場にしかカードが出せない展開になる(笑)。
2号「…出しすぎた…」
ですよね(笑)。

最終的に、わたしが50点越えたので、ゲーム終了。
勝ったのは、わたし、以下2号、1号。
1号「ウノをひねったんだろうけど、おもしろいとは思わなかった。クラロのほうがずっとおもしろい」
2号「なんか分かりにくくておもしろくなかった。クラロのほうがいい」
とのこと。

 

うーん、普通(笑)。
クラロで遊ぶ前にパストニヒトで遊んでたら、それなりに評価できたかもしれないけれど、クラロのシンプルさに感動した後だと、こんなにややこしくする必要ある?と思ってしまいました(笑)。
ややこしくして、それがおもしろさにつながっているのならいいのですが、少なくともわたしたちはおもしろくなったと思えませんでした。

手番が来たら、まずどのカードが出せて、どのカードが出せないのか確認、その後どうするか悩む…手間の割には、爽快感がなくて、ダラダラと悩み続ける印象です。
ラウンド終了時の計算も、クラロが星1個なのに対して、パストニヒトは足して引いて…全体的にもっさりした感じでした。

もちろん、これも数回遊べばまた感想が変わるかもしれません。
でも、これでもう1回遊ぶなら、クラロで遊びたいと思ってしまいます。
要するに、遊ぶ順番間違ったーってことですね、ハイ(笑)。

読んでくださって、ありがとうございます。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日は、午前中暗かった(笑)けど、途中から青空!
風はまだ少しだけ冷たいけれど(By小田さん)、うん、春のにおいがするっ!

その2
…って書いてたら、wonderful life聴きたくなった(笑)!

その3
「本を焼く者はやがて人も焼くようになる」…これで、何のことか分かる方、多いかな。
例の本、ネットで注文しました。
どんな本であれ、わたしは本を焼きたくない。
日本をそんな国にしたくないです。

その4
↑この経緯を夫に話したら、当然のように「で、きみは注文したの?ネットで買えるでしょ」と言われました(笑)。
さすが、ハイネの国の人。

その5
横でその話を聞いていた1号「ファシストじゃん、やってること」
…若者ですらそれに気が付けるのに。

その6
その本、某ネットショップでランキング1位だと言ったら、1号「そりゃそーなるよな」夫「本を焼きたくない人が多くてよかった」
ホント、そう思う。

その7
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん