紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

オルレアンの大聖堂(Die Kathedralenbauer von Orléans)

「オルレアン」シリーズ

時は、1598年ーそう、ずいぶん昔の話ーフランスの真ん中あたり。
みなさんは、ロアール川沿いの街、オルレアンに暮らしています。
商人たちは商品を売り込み、漁師や農民は食料を調達し、騎士は街を守ります。
そして、僧侶は…まあ、全く別の希望があります。
オルレアンには、大聖堂が必要だ!
司教がオルレアンを訪問する前に、大聖堂を建築するのを手伝って欲しい!

No.565

・オルレアンの大聖堂(Die Kathedralenbauer von Orléans)

・Reiner Stockhausen, Wolfgang Dirscherl, Markus Müller作

dlp games

・8歳から

・2人から4人

・時間…30分

・日本語化…必要ありません

「オルレアンの大聖堂」は、2023年Spielの新作。
「オルレアン(Orléans)」シリーズということでとても気になったのですが、オルレアンの記事まだ書いてないし、拡張もあるけどまだ遊んでないし、なんだったら紙ペンだってまだ(おいっ)、ということで保留…

…してたのに、偶然ネットで見た大聖堂がかわいいのなんのって(笑)!
えー、これは絶対遊んでみたいーっと思ったので、クリスマスに夫の村のボードゲーム屋さんでゲット!
本家はどこ行ったとか聞かないでください(開き直り)。

さて、ルールは。
ボードを広げ、工房カードを指定の位置に表(材料が書かれている面)にして置きます。
できごとタイルはよくきって、裏返しに積み重ね、指定の位置に置きます。
材料チップを黒い袋に入れ、ボードの指定の位置に1枚ずつ表にして置きます。
ステンドグラスのチップも、指定の位置に置きます。
設計図は、裏返しにしてよくまぜて、ボードわきに置きます。
大聖堂は、バラバラの状態でボードわきに置きます。
砂時計タイルを指定の枚数準備し、1枚目を表にして指定の位置に置きます。
赤と青の袋に、指定のチップを入れます。
各プレイヤーは、同じ色のリュックサックと、職人こまを受け取ります。
職人コマは、オルレアンに置きます。
黒い袋からチップを1枚ひいて、自分のリュックサックに置きます。

手番がきたら…
赤か青の袋を選び、そこから1枚チップをひきます。
ひいたチップを、ボードのそのチップがかかれたますに置き、そのアクションを実行します。
僧侶は、ジョーカーでどのますでも置けます。

馬車…職人は道をつたって1ます移動します(道に置かれた材料は、リュックサックに置きます)。
船…職人は川をつたって1ます移動します(川に置かれた材料は、リュックサックに置きます)。
市場…リュックサックにある材料を、砂時計か、工房か、他のプレイヤーのリュックサックに、2つまで置けます(工房だけは、職人こまがその工房にいなければなりません)。
ステンドグラス…ステンドグラスの山から1枚、リュックサックに置きます。
ガラス工房…リュックサックにあるステンドグラスを山に戻して、設計図を1枚もらいます。
お祭り広場…できごとタイルを1枚表にします。

チップは1枚ひいたら、次のプレイヤーがひきます。
これを、ひいたチップが置けなくなるまで続けます。
チップが置けなくなったら、1ラウンド終了です。
ラウンド終了時の処理をして、2ラウンド目を行います。
3ラウンド終了までに大聖堂が完成したら、プレイヤーの勝ち、完成できなかったら、プレイヤーの負けです。

左がチップを置くところ、右が地図

家族で遊ぶ日(408)。
今日は、夫(青)とわたし(赤)の2人でプレイ。
なんとなく新しいゲームで遊びたくなり、なんとなく「オルレアンの大聖堂」の説明書を読んで、これなら夫と2人でできるっしょ!(別名・無謀・笑)。
いつものように説明したけど、途中で夫「とにかくやってみない?ぼくは、習うより慣れろ、だから」
…そーでしたね、じゃー、まずわたしから始めましょ(笑)。

まず、リュックサックに材料が1つ。
わたしは木材。

出発準備はできた!

わたし「工房にある材料を集めて運ぶと、設計図がもらえるの。だから、ここに行きながら材料集めるのが一番いいんだけど…」
夫「じゃー、ここをこうやって行けば?」
わたし「なるほど」

幸先よく僧侶が出てきた!

わたしがチップをひくと…なんと僧侶。

んじゃ、ここに置く

夫「じゃあ、ここに置いて、ステンドグラスもらえば?」
わたし「あ、そっか、これいるもんね」

夫は、移動できるチップが出てこなかったので、できごとタイルの場所に置く。
できごとタイルを表にすると、Toursに設計図が!
わたし「これ、こまがToursに行けば設計図もらえるの。でも、忘れそうだから、設計図、ここに置いてもいい?」
夫「もちろん!」

次のチップで、わたしは隣街へ移動。

これで、道を歩く

途中でパンを拾う(笑)。

パン、落ちてないかな…

わたし「これで、あと1個パンがあれば、この工房がそろうから、そうだ、夫、ここのパン拾ってくれる?」
夫「いいけど、どうやってそこに運ぶの?」
わたし「このますにチップおけば、わたしに渡せるの。で、わたしが運べばいい」

序盤は、どのチップをひいてもどっかには置ける。
置けるんだけど、順番も重要で材料拾ってから渡したいのに(当たり前)、先に渡すチップが出ちゃったりとか、かなり悩ましい。
つい工房でそろえることだけに目が行きがちだけど、それだけじゃ大聖堂絶対完成できないというのも、プレイしていて気が付く(笑)。

わたし「これ、今ごろ気が付いたけど、1ラウンドにつき道は4回、川も4回しか移動できないよ?」
夫「えー、じゃあ、どうやって材料集めるの?」
わたし「…たぶん、砂時計使ったり、できごとタイル使ったりするんじゃない?だって、材料渡すますはいっぱいあるもん」
夫「……」
うん、これはかなりの難問だ(笑)。

夫は、道を歩こうとしたのに、船に乗ることになる(笑)。
夫「石かぁ…でも、この工房は石が必要だから、いいか」
わたし「そうだよ、石、絶対いるもん」

次の手番で、わたしは道を出す。
わたし「これ、Toursに行けば設計図もらえるじゃん!」
夫「設計図って、なに?」
わたし「運がよければ、大聖堂のピースが1つもらえる。そうじゃなくても、ステンドグラスとか結構いいものが出てくるはず」
夫「そんなら、Toursに行った方がいいんじゃない?」
わたし「だよね」

設計図、落ちてた(笑)

進路変更(笑)で、Toursに寄り道。
落ちてた…というか、置いてあった設計図は…

ひとつめの大聖堂!

わたし「やたーっっ!!大聖堂っ!」
大聖堂の1をゲットっ!
わたし「これを集めて、大聖堂作るの。んで、3ラウンド以内に完成させるの」
夫「ふーん」
…あら?あんまり乗り気でない(笑)?
わたし、すでにめちゃくちゃ楽しんでんだけど(笑)。

その後、どうにかこうにか工房にたどり着く。
わたし「たどり着いたけど、渡すのにまたチップが必要なんだよねー」
夫「え、そうなの?着いたらすぐ置けるんじゃないの?」
わたし「置けない。だから渡すっていうアクションがあって、そこにピッタリのチップをひかなきゃいけない」
夫「なるほどー」

渡すアクションは、1回につき材料2個まで渡せる。
ということは、2回やんなきゃいけないのか…

難しいなと思ったのに、やってみたら意外にあっさりできた(笑)。

達成っ!

2手番かけて、ちゃんと配達!
わたし「これで、全部そろったから、ここにかいてあるものがもらえる。大聖堂のピースと、設計図だ」
大聖堂は2のピースをもらい、設計図は…ステンドグラス。

おおーっ!!

大聖堂、立ったーっ(笑)。
え、これ、すんごく楽しい(笑)。

2人であーでもない、こーでもないと相談しながら、チップを置く。
もう少し行けるかなと思ったところで、置けないチップが出てきてしまい、あっけなく1ラウンド目が終了。
ラウンド終了時の手順も分かりやすくボードに書いてあるのは、とてもいい!

わたし「ここで、置けなくなったチップはもう使えなくなるの。つまりチップが1枚少なくなる。だから、覚えておくといいかも」
夫「赤いのが1枚少なくなるのか」
わたし「そう。でね、赤い枠の中のチップは赤い袋、青い枠のチップは青い袋に入るの。最初は、赤いチップは赤い袋、青いチップは青い袋って感じだったけど、ここからちょっと変わってく…」
夫「……」
…うん、ダイジョウブだよ、どの袋にどのチップが入っているか覚えて、なんて言わないから(笑)。

2ラウンド目では、運よく砂時計でも達成できる。
砂時計は、置いた材料は次のラウンドに持ち越せないので、そのラウンド内で達成しないといけない。

ピースもらった!

わたし「これで、また1つ大聖堂のピースもらえる!すごいねー」
夫「そういうことか」
うん、そういうことだ(笑)。

夫も工房で達成。

設計図2枚いただきっ!

この工房は、設計図が2枚…
わたし「設計図、2枚選んで?」
夫、ひょいひょいっと2枚表にすると…1枚は大聖堂、もう1枚はジョーカーである僧侶チップ追加。
さっきいなくなった騎士の代わりかな(笑)?

そんな感じで、どんどん進む。
2ラウンド目も終了で、最終ラウンド。
大聖堂は、あと3つで完成できるんだけど、やっぱり移動が難しい。
あと工房は1つ…運がよければ、そこでピース2つもらえるけど、あと1ピース、どこで見つけたらいいんだろう…

あ、そっか、できごとタイルだ!
そこにも設計図が入っているはず…夫と、できごとタイルを表にすると…
夫「えっと、Orléans…って、きみがいるとこ!!」
わたし「え、うっそ、あ、ホント、すっごーい、めっちゃラッキー!」
こういう場合は、すぐに設計図がもらえる。
表にすると…やたーっ、大聖堂ー!!
わたし「やった、あと2つ、あと2つだよ?」

ここからは、大の大人がマジで材料集めては、渡して、工房に向かう。
そして。

お届けにあがりました~(笑)

わたし「渡した」
夫「うん」
わたし「で、大聖堂1ピースはもらえる。問題は、設計図。これ、大聖堂出てこなかったら、わたしたちの負けです」
夫「……」
わたし「夫、夫が表にして」
夫、無言で設計図を1枚表にする。
わたし「あーっ、やたーっ、大聖堂っ!!!!!」

でーきーたー!!

夫、ほんっと引きが強いっ!
わたしなら欲が出て、大聖堂出せなかった気がする(笑)。

無事、大聖堂は完成し、私たちの勝ちー!

満足!

わたし「ねー、すっごくうれしくない?ちゃんと大聖堂完成したよー」
夫「でも、かなり変な大聖堂だけどね」
そうかな(笑)。
夫「すごくおもしろいとは思わなかったし、どっちかってーと退屈だったけど、きみがまた遊びたいなら付き合うよ」
とのこと。

 

すんごく楽しかった!!
夫は「まぁまぁ」という評価だけど、わたしはめちゃくちゃ楽しみました。
何がいいって、とにかく大聖堂(笑)。
立体の大聖堂が建ちあがるのは、見てて単純に楽しいっ(笑)。

ゲーム自体は、ビンゴの変形って感じです。
ビンゴを当てる方法がいくつかあって、しかもそれぞれ次元も違うので、なかなか悩ましい。
工房だけまわっても大聖堂は完成できないし、砂時計は難易度高いし、できごとタイルは運次第、といろんな要素があって変化に富んでいます。
当然どう頑張ってもムリって時もあると思いますが、プレイ時間は長くないし、すぐリベンジできるのも◎!

みんなであーでもない、こーでもないと相談しながら楽しめるいいゲームです。
読んでくださって、ありがとうございます。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日も、いい天気でした。
ちょっとトクした気分(笑)。

その2
トクしたはずなのに、つい本を手にしてしまい…夕方、あわてて今日の帳尻を合わせる(笑)。

その3
某号「今日体重はかったら、〇〇キロだった。こないだは〇〇キロだったけど、きっとその時はおなかいっぱいで、うんちもいっぱいだったんだね!」
…えーっと、ウチに幼稚園の子、いたっけ?
発言が幼稚園児並み…って、幼稚園児に失礼か…

その4
ちなみに、わたしは体重計にのるの、忘れてるふりしてます(笑)。

その5
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん