紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

プレイ アナザーディ(Schnitzeljagd / Prey Another Day)

弱肉強食

大きな捕食動物は、小さな被食動物を狙う。
しかし、被食動物は敏捷性に優れ、素早く逃げ出すことができる。
他の人がどの動物を狩りに出しているのか、読み切ろう!
だまされず、誰よりも早くエサを5つ集めて、勝利を手にするのだ。

No.537

・プレイアナザーディ(Schnitzeljagd / Prey Another Day)

・Brett J. Gilbert & Matthew Dunstan作

・Pegasus Spiele , Edition Spielwiese

・8歳から

・2人から5人(おすすめは4人)

・時間…15分から20分

「プレイアナザーディ(Schnitzeljagd)」は、2023年Spielの新作。
Spiel前からすでに出回っていて、箱絵に惹かれました(いつものパターン・笑)。
調べてみると、シンプルなルールでありながら楽しそうってんで、Spielの後に購入しました。
「プレイアナザーディ(Schnitzeljagd)」なら、Spielあとでも買えるだろうと思って会場では買わなかったのですが、今はあちこちで品切れになってます。

さて、ルールは。
全員カードセットと早見表を受け取ります。
エサチップは、わきに置いておきます。

全員手札から1枚選んで裏返しに置きます。
全員選んだら、1のクマから順番に読み上げます。
読み上げた際…
・誰も、カードを表にしなかった
→次の動物を読み上げます。
・読み上げられた動物が2枚以上表になった
→他の動物は逃げてしまったので、何も起きず、次の動物を読み上げます。
・読み上げられた動物が1枚だけ表になった
→カードを表にしたプレイヤーは、他の裏返しに置かれたカードが何かを推理して、宣言します。
宣言した動物がいた場合…
狩り成功です。
宣言されたプレイヤーは、脱落となります。
宣言した動物がいなかった場合…
狩り失敗ですが、何も起きません。
次の動物を読み上げます。

これを、3回行うか、1人を残して全員脱落したら、ラウンド終了です。
1人だけ残っていたら、その人がエサチップを得ます。
複数人が残っていたら、決められた枚数のエサチップを得ます。
誰かがエサチップを5枚集めたら、その人の勝ちです。

蛍光ペンを思い出す色使い(笑)

天気のよい午前中に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
ルールを説明すると、1号「これ、たぶんもっと人数多い方がおもしろいんじゃない?」…お主、なかなかなものよのう(笑)。
確かに、BGGのおすすめも4人がベストなんですが、YouTubeで見た2人プレイでも充分おもしろそうだったので、3人で遊んでみることにしました。

1ラウンド目。
わたし「まず、カード1枚選んで裏返しに出す」
1号「うん」
わたし「全員出したので、まず、クマ。クマのカード出した人は、表にする」
し~ん…
わたし「次は…オオカミ」
2号「出した」

オオカミ出現!

わたし「じゃあ、2号は1号かわたしが出したカードを当てる」
2号「うーん、じゃあ…ネズミ」
1号「…出してる」

ネズミ、捕まる…

わたし「2号のオオカミが、ネズミ食べちゃうので、1号は残りのカード裏返しにネズミの上に置いて、脱落」
1号「食べられた…」

わたしのカードが表になって、次。

わたしは逃れた

ここからは、2号とわたしの戦い。
2回目は、わたしはオオカミを出したものの、2号のネズミを当てることができず、獲物はなし(笑)。
3回目は、2人ともクマを出したので、どちらも食べそこなう(笑)。
これで、3回プレイしたので、このラウンドは終了。

表にしたカードの数字を足して、大きかった2号がエサチップ2枚、わたしは1枚獲得。

ちょっと足りなかった

2号「なるほど、そういうことね」
うん、めっちゃ分かりやすい。
分かりやすいけど、食べるか食べられるかのドキドキ感もすごい(笑)。

2ラウンド目。
最初は、逃げたほうがいいような気がして、わたしは思い切ってネズミを出してみる(笑)。
すると。
「クマ」
し~ん
「オオカミ」
し~ん
「ヤマネコ」
し~ん…うっそー。
「フクロウ」
「はい」「はい」…えーっ、1号も2号もフクロウ?

かぶった!

1号「…ってことは」
2号「…食べられない」
1号「まま、絶対ネズミなのにー」
…助かったー(笑)。

ネズミで逃げ切る!

2枚目。
…どうする、次は…うーん、まだ勝負に出られないな、と思い、ヤマネコを仕込む。
「クマ」
1号「はい」
うげ、いきなりクマですか…2号と2人息を止めて待つ(笑)。
1号「うーん、オオカミ、かな?」
2号とわたし「違います」…セーフっ!!
2人ともヤマネコだった(笑)。

3枚目。
ここは勝負っと、わたしはクマを仕込む。
「クマ」
わたし「はい…うーんと…オオカミ」
1号と2号「ぶぶー」…ちっ、ハズレた…

「オオカミ」
し~ん
「ヤマネコ」
1号「はい…これはもうはっきりしてるよね、ネズミ」
2号「だよね…」

ネズミ、食べられてしまった…

2号脱落。
1号とわたしが残ったけれど、カードの合計数が多かったわたしがエサチップ2枚、1号が1枚で終了。

こんな感じで、食べたり食べられたり。
思ったより食べられることが少なかったかも。
結局1号が一番最初にエサチップを5つ集め、勝利。
以下、わたし(3つ)、2号(2つ)。
1号「おもしろい。先に強いの出すか、弱いの出すか、悩む。カードを出していくと、ちゃんと残りがバレやすくなるのがよかった」
2号「ルールを聞いた時は、つまんなそうと思ったけど、遊んだらスリルがあって面白かった!」
とのこと。

 

おもしろかったです。
要は数比べなんだけど、動物を持ってくることでドキドキ感が半端ない(笑)。
もっと食べられるのかなぁと思っていたら、意外に当たらず、むしろ出したカードがかぶる確率の方が高かった気がします(笑)。

それにしても、こんなに簡単なルールでスッキリまとまってて、ちゃんと悩ましくて、しかも楽しいって、いいゲームのお手本ではないかと。
当てる方も、当てられる方もドキドキして、とっても楽しかったです。
TVで取り上げられて、子どもたちが絶賛するのも納得(笑)。

カードは大き目、紙も厚めなので、安っぽい感じはありません。
絵は、好みが分かれるかもしれませんが、色分けがはっきりしていて遊びやすかったです。
できれば、今度は4人、5人で遊んでみたいです。