紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

スバム!(SBAM!)

ゴングは鳴った!

このリングには覆面レスラーが多すぎる!
ゴングが鳴らされたなら、最後の一人になるまで続く激しい戦いのはじまりです!
できるだけすばやくプレイして、戦っている相手より強さで上回ることを目指しましょう。
ただし、特殊カードには気をつけて!
スピーディーに!アグレッシブに!クレバーに!
そして、叫べ!
SBAM!

《スバム!より》

No.533

・スバム!(SBAM!)

Marco Pranzo、Tommaso Battista作

・Cranio Creations テンデイズゲームズ

・8歳から

・2人から6人

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

「スバム!」は、ネットで箱を見かけて気になりました。
めっちゃ楽しいにおいがプンプン…これは遊ぶしかないでしょっと、日本で購入(笑)。
あ、ちなみにオリジナルはイタリア語です。

さて、ルールは。
やってることはめちゃくちゃシンプルなんだけど、処理が慣れるまで大変でした。
各プレイヤー間にロープを置き、カードはすべてよく混ぜて裏返しに積み重ね、各プレイヤーは、3枚ずつ手札にします。

Sbam!カードを出すとゲーム終了ですが、1枚だったら「スバン!」で他のプレイヤーがOOOPSカードを出したら、ゲームは続行です。
2枚だったら「スババン!」で、カードを出したプレイヤーは判定で敗北しても、ダメージは受けません。
3枚だったら「スバババン!」で、カードを出したプレイヤーがそれまでに出したカードに関係なくすべてに勝利、他のプレイヤーはダメージを受けます。

あるいは、山札がなくなったら、ゲーム終了で判定に移ります。

各試合ごとにカードを確認し、敗北したプレイヤーはダメージトークンを1枚受け取ります。
ダメージトークンが5枚になったら脱落です。
最後まで残ったプレイヤーの勝ちです。

準備は整った(笑)

天気のよい午前中に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
実は、これが2回目。
1回目は、判定時の特殊カードの処理が複雑すぎて、ギブアップ(笑)。
なので、ちょっと順番にまとめてみた。

1.カードを色別に分ける。
同じ色で同じ数字のカード2枚1組で捨て札にする(ただし、=カードがあったら、双方捨て札にしない)。
Xカードがあれば、双方その色のカードはすべて捨て札にする。
3/カードがあれば、双方すべての色の3のカードを捨て札にする。

2.双方合わせてどの色のカードが1番多いか数える→1番多い色のカードの数字を足す。
+カードがあれば、その色のカードの数字も足す。
2色以上が同じ枚数だったら、同数の色のカードの数字をすべて足す。
Sbam1枚を出したプレイヤーは、引き分けの場合負けになる。

…たぶん、これで合ってると思う(笑)。
判定するときに、このリストの上から順番にやっていけば、さくっと処理できるはず。
何度かやればすぐ慣れるんだけど、初回はウチの場合「え、これは…捨て札になるんだっけ?」「双方捨て札?」「あ、これ捨て札にならない」と説明書を何度も確認する羽目に陥りました(笑)。

という訳で、仕切り直しで「3,2,1,ファイト!」…と言うのは、3人とも恥ずかしかったので、「せーの!」(笑)。

同じ場所に同じカードは2枚出さないっと、それだけを意識してカードを出していくんだけど、たった2か所だっつーのに、出してるうちにどっちに何を出したか、ごっちゃになる(笑)。
えーと、これ、こっちに出したっけ?あー、この特殊カードなんだっけー…なんてやってる間に、2号が「スバババン!」

なに、これ?

1号「え?」
わたし「はい?…って、3枚だから、これでオシマイ、2号の勝ちってことか」
2号「そーでーっす!」
判定吹っ飛ばして、1号とわたしがダメージトークン受け取る。
…すっきりしない(笑)。
せっかく早見表作ったのに(そこ?)。

2ラウンド目。
今度こそ、2枚同じやつ出さないように…と思ったのに、1号「スバババン!」。

ふたたび…

2号「えー!」
わたし「えーっ!」
1号「…って、これが続くとつまんないね」
2号「うん」
わたし「ちょっとね…って、2号だってさっきスバババンやってたじゃんっ」
またもや判定なしで、1号勝利、2号とわたしはダメージトークンをくらう。

3ラウンド目。
今度は、2号が「スバン!」
OOOPSカードを持っていたわたしは、すかさず「オーップス」(日本語版ではしまった!と言うことになってるけど、ウチでは書いてあるのをそのまま読んでた・笑)。
一瞬の停止ののち、3人とも再びせっせとカードを出し始める…この間合いは、楽しすぎる(笑)。

その後、1号が「スバン!」を宣言して、終了。
ようやく普通に終わった(笑)。
がんばって作った早見表が日の目を見るー(笑)。

いい勝負!

1号対わたし。
特殊カードを処理して、残ったのがこれ。
一番枚数の多いカードは黄色、ただ、わたしは青の+カードを出していたので、青のカードの合計も足すことができる。
1号6、わたし7でわたしの勝ち!
1号「なるほどね、これなら分かりやすい」
わたし「でしょ」

何度かやれば理解できるし、理解するとぐっとおもしろくなってくる!

その後、こんな試合があったり…

黄色出しておきながら、なぜXを出す?

黄色と青のXカードが出ているので、双方の黄色と青のカード捨て札になり、残りの赤で勝負(笑)。
2号の勝ちで、わたしの負け。

こんな試合もあったり…

特殊カードの無駄遣い(笑)

黄色は=カードがあるので、同じカード2枚あっても捨て札にしなくていい。
2号は赤の=カードも出してるけど、赤のカードは1号も2号も出してない(笑)。
2号「もったいないことをした…」(笑)
2号大勝、1号ボロ負け。
でも、ダメージトークンは1つ(笑)。

そんな感じで、せっせと戦い、結局1号が5つ目のダメージトークンをくらい、脱落。
時間切れでもあったので、2号とわたしの勝ちということで終了。
1号「スバババン!やっちゃうとつまんない。あと、人数は多い方が絶対おもしろいと思う」
2号「判定するのもおもしろいけど、やっぱり3枚まとめてズバババン!が最高(笑)」
とのこと。

 

うん、これは、プロレスカードゲームの最高峰(笑)。
…って、プロレスカードゲームはいくつあるんだとか聞いちゃいけない(笑)。

まず、わたしはプロレスやったことないけど、すごくプロレスっぽい気がします。
スバン!カードを出すのは、いつでもロープ上から飛び降りるような気分だし、決まったらガッツポーズとりたくなります。
あるいは、OOOPSカードが出て、一時停止だった試合が再開する瞬間、あれはマジですばらしいです。

そして、判定。
判定すると、人間の記憶ってホント当てにならないし、自分で自分の首しめること、いとも簡単にやっちゃうもんだなーと理解できます。
あまりにも脈略のないカードが出てきて、笑っちゃうことも。
判定で笑えるって、すごいと思います(自分の記憶力のなさは横に置く)。

ゲーマーさんにはおすすめできないかもしれませんが、仲のいい友達同士で遊ぶにはピッタリだと思います。
秋の夜長にいかがでしょう。

読んでくださって、ありがとうございます。