紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ムタボ(MUTABO)

ただのお絵描きゲームではありません!

書いて、描いて、大笑い!

No.466

・ムタボ(MUTABO)

・Kathi Kappler & Johann Rüttinger作

・Drei Hasen in der Abendsonne

・10歳から

・3人から6人

・時間…15分から30分

・日本語化…必要です

「ムタボ」は、いくつかバージョンが出ているのですが、通常バージョンを購入。
いわゆるお絵描きゲームはたくさんあるので、「ムタボ」を買う必要はなかったのですが、わたしが好きな出版社だったのでどーしても欲しくなってしまいました(笑)。
Drei Hasen in der Abendsonneは、「ムタボ」の作者でもあるお二人が作った出版社で、Alex Randolphさんのゲームをいくつか出しているのでファンになりました。
丁寧な作りと、素敵なグラフィックがお気に入りです。

ただ、「ムタボ」は購入したものの、なかなか遊ぶ機会に恵まれず…3人から遊べるけれど、どうせなら4人以上で遊びたいと思ったのです。
で、先日、絵を描くのが好きという薄紫ちゃんが遊びに来てくれたので、こーれはチャンスっと4人で遊ぶことになりました。

さて、ルールは。
各プレイヤーは、シートと鉛筆(付属してます。しかも、ちゃんとしたメーカーの鉛筆!)を受け取り、オレンジと紫のお題カードを1枚ずつ受け取ります。
お題カードは他の人に見えないように確認し、オレンジと紫ぞれぞれから1文ずつ選んで、1つの文章にします。
その文章を、シートの1番上に書き込み、書き込んだ部分が見えないように折ります。
そのシートを、左隣のプレイヤーに渡します。

右隣のプレイヤーからシートを受け取ったら、書かれた文章を読み、その文章に合った絵を描きます。
描き上がったら、絵が見えないように折って、左隣のプレイヤーに渡します。

右隣のプレイヤーからシートを受け取ったら、描かれた絵を見て(その上にかかれた文章は読んではいけない)、その絵を表現する文章を書きます。

これを繰り返して、自分がお題を書いた紙が自分の手元に戻ってくるまで続けます。
戻ってきたら、紙を広げてみんなで確認して、大笑いします(笑)。

鉛筆がStabilo!

天気の悪い午後に、1号、2号、薄紫ちゃん、わたしの4人でプレイ。
説明してると、2号「あー、学校でよくやったやつだ」(笑)。
わたし「え、こんなんやるの?」
2号「うん、やるやる、よくやるよ?」
1号「うん、やったことある」
薄紫「そうそう、やった、やった」
そうなんだ(笑)。

まずは、オレンジと紫のカードを配る。
4人ともカードを見比べて、時々吹き出す。

そう、このゲームのキモは、このお題カード。
場合によっては、めちゃくちゃな文章ができて、読んでるだけで笑っちゃったりする(笑)。

まず、1号がさらさらとお題を書き込み、2号と薄紫ちゃんも書き始める。
…わたしは、どれを組み合わせるかまだ悩む(笑)。
ウケ狙ってもいいけど、ある程度イメージできる文章がいいよなぁ…でも、簡単すぎたらおもしろくないよなぁ…うーん…

3人が書き上がったのに、まだ悩むわたし(笑)。
あー、どーしよ、めっちゃ悩むんだけど(笑)。

結局、わたしは「感じのよいスノーボードの先生は、カリフラワーとバナナピーマンをお手玉している」に(笑)。
スノーボードの先生が、なんでお手玉ってのと、カリフラワーとバナナピーマン限定っというのが気に入ったという(笑)。

それを左隣の2号に渡して、わたしは1号の紙を受け取る。
その紙には…
「ジェットパックをつけたドラゴンは、沈没した船の残骸を目指して潜る」
はぁぁ???(笑)
なんでドラゴンがジェットパックつけるの?
しかも、潜るってどーゆー…

…と思っていたら、薄紫「2号、なんでこんな文章を…難しすぎるってば」
2号「でも、おもしろいかと思って」
薄紫「まぁ、確かにおもしろいけど(笑)」

かなり悩んで、わたしが描いたのはコレ(笑)。

ドラゴンにジェットパックって…

紙を折って、2号に渡し、わたしは1号から受け取る。
1号からもらった絵はコレ。

カエル…ですよね?

…えーっと、これ、たぶん、カエル、ですよね?
で、カエルが…あ、分かった、サングラスかけてて…うーんと、これはダイバースーツだな?
…って、今考えたら、普通ダイバースーツ着てサングラスはかけないっつーの(笑)。
このころがってるのは…あ、穴開いてるからボーリング!

…で、わたしが書いた文章は…
「サングラスをかけて、ダイバースーツを着たカエルがボーリングしてる」(笑)

そして、2号に紙を渡して、1号から受け取る。
今度は、「リカンベント(寝て乗る自転車)の上に白ソーセージ」
えっ???
なんで、白ソーセージなの(笑)?
しかも、リカンベントの上って…え、想像できないんだけど、リカンベントの上にお皿でものっかってて、その上に白ソーセージがあるってこと??
戸惑いながら描いたのがコレ(笑)。

一応、ソーセージにザワークラウトつけてみました(そこじゃない)

その紙を隣に回すと…あ、わたしのが戻ってきた!
広げると…

いつからジャンプまでするようになったんだ(笑)?

スノーボードの先生、お手玉してるけど、ジャンプもしてる(爆)。
お手玉してるのが、カリフラワーじゃなくて果物になってる(笑)。
4人で爆笑(笑)。

2号のお題は「手足のついたソーセージが、リカンベントで走る」

動詞、大事(笑)

…全然違うやん(笑)。
2号「人じゃなくて、ソーセージが運転してるんだってば」
わたし「でも、1号の文章だと運転してるかどうか分かんないじゃん」
2号「あー、ホントだー」
そう、1号は動詞を使わなかったっ!

薄紫ちゃんのお題は「パーカーを着たカエルがココナッツを投げる」

ココナッツがボーリング(笑)

わたし「えー、なんでココナッツ?ボーリングの球だと思ったのに」
1号「だから、わざわざヤシの木も描いたのに」
わたし「こんな隅っこじゃ分かんないってば(笑)」

1号のお題は「ジェットパックをつけたドラゴンは、沈没した船の残骸を目指して潜る」

潜ってるっつーの(笑)

2号「え、海に潜ってんの?」
わたし「潜ってるじゃん、上に海描いたし、太陽まで描いたっ」
2号「あ…」
薄紫「ドラゴン、海の中だったんだ(笑)」

そんな感じで、4人で爆笑しまくりました(笑)。
1号「お題カードなくてもできるけど、お題カードがあるからもっとおもしろくなったと思う」
2号「紙と鉛筆があればできるから、ゲームにする必要はないと思うけど、お題カードでおもしろい文章ができるのはよかった」
薄紫「これ、気に入った!またやりたい!」
とのこと。

 

おもしろかったです!!
1号、2号が言うように、確かにこれ、自分でおもしろい文章考えて書けば、ゲームとして買う必要はありません。
ただ、このお題カードのおかげで、簡単におもしろい文章ができるのです。
これは、いいところに目をつけたなと思いました。

2枚のカードの組み合わせで、自分でも笑っちゃう文章が簡単に作れるってのは、文章を考えるのが苦手な人には、ありがたい!
しかも、文章が長めなので、絵を描くのが苦手な人でも充分伝えられるチャンスがあります。
つまり、この手の伝言ゲームが苦手だった人でも楽しめるようになってるのです。

システム自体は、いわゆるお絵描きゲームとほぼ同じですが、お題カードを2枚使い、お題を長くすることで、苦手な人たちに対して敷居をぐぐっと下げた点は素晴らしいと思います。
どーりで何種類か発売されてるわけだ!なっとくー(笑)!

できれば、今度は最大の6人でやってみたいです。
6人で遊ぶと、絵を3回描くので、もっとカオスになるのではないかと(笑)。
ちなみに、Drei Hasen in der AbendsonneのHPでは、4人用のシートがダウンロードできるようになってたので、わたしたちはそれを使いました。

寒い冬は、こたつに入ってこういうゲームで笑うのが1番!
笑う門には福来る!ですよね!

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日も天気悪し。
雪までちらついて、はぁ~とため息ついてましたが、午後にはやみました。
ラッキー!

その2
電気のスイッチが壊れる。
電気屋さんに電話したら、「2時間…2時間半後に伺います」
うおー、すげー、今日中に来るってー(笑)!
そう、こういうのを当日にやってもらえるって、こっちでは珍しいのです。

その3
遅れたけど、ちゃんと来てくださった電気屋さん。
なぜかズボンの後ろポケットから、次から次へと道具を出してくる…まるでドラえもんのポケット(笑)。
つい「いっぱい入ってるんですねぇ…」と言ったら、「あ、わたしは普段は事務担当で、今日は人出が足りないってんで駆り出されたんですよー」とニコニコ。
そのニコニコにつられて、わたしもニコニコ笑い。
手際よく問題見つけて、修理してくださいました。
いや、これはめっちゃラッキーじゃない(笑)?

その4
落ち込むようなこともあったけれど、ゴキゲンな電気屋さんに会ったら、いい気分になりました。
わたしもそういうゴキゲンをまき散らしたいなー(笑)!

その5
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪