紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

デックスケープ 舞台の裏側(Deckscape / Hinter dem Vorhang)

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今度は大魔術ショー!

差出人不明の封筒から出てきたのは、大魔術師ランスオールドマンの最後のショーの入場券だ。
これは、ワクワクする夜になりそうだ…しかし、魔術となると、こちらもしっかり正気を保たねばならないな…

みなさんが席につき、入場券がどのような効果を発揮するのか理解し始めたころ、ショーは驚くようなどんでん返しが!

No.392

・デックスケープ 舞台の裏側(Deckscape / Hinter dem Vorhang)

・Martino Chiacchiera & Silvano Sorrentino作

・Abacus Spiele

・12歳から

・1人から6人

・時間…60分

・日本語化…必要です

デックスケープシリーズです。
アルカトラズからの脱出」が、思ったよりおもしろかったので、もう1つ遊んでみたいなぁと思い、選んだのは「舞台の裏側」。
デックスケープシリーズは、Exitシリーズよりも遊びやすいと思います。
何より、前に進んでいるという感覚があるのがとてもうれしい(笑)。
Exitは、どっちに行ってるのか、前に進んでいるのかすら分からなくて、わたしには大変でした(笑)。

前にも書きましたが、デックスケープシリーズは、いわゆるエスケープルーム…実際の部屋から謎を解いて文字通り脱出するゲームですが、それをカードゲームにしたものです。
なので、1回遊んだらオシマイ(いや、別に何度遊んでもかまいませんが、答え知ってると緊張感はないかと・笑)です。

今回もネタバレなしでいきますが、どんなヒントも欲しくないという方は、この先を読むのはやめてくださいね。

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いきなり「注意!」

天気の悪い午後に、わたしひとりでプレイ。
鉛筆とメモ用紙を準備してスタート。

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もちろん、1時間以上かかったんだけどねっ(笑)

スタート時間を書き込んで…始める。
序盤は、割と分かりやすい問題で「まぁ、2回目だしねー」なんて思ったけど、中盤から終盤にかけては、「あー、たぶんここなんだよね、だけどここがどうなってるかわかんないのよー」(笑)。
アルカトラズからの脱出」もそうだったけど、途中で1本道が何本かに分かれる。
こうなると、ある問題を解いてからしか他の問題が解けなくなる。
その順番を見極めるのがなかなか難しい。

今回は、ここで「いや、それはムリやろ?」が出てくる…言われてみれば「そう…なんだ?」って感じだけど、言われなかったら分からんっつーの。

しかも、終盤はこじつけのオンパレード…ただ、デックスケープはこじつけ問題ではマイナスにはならない。
これ、Exitとの大きな違い。
だから、間違えたらプラスにはならないけど、マイナスにもならない。
初心者には優しい作り(笑)になってる。

なんとか最後までたどり着けましたが、難易度でいうなら、「アルカトラズからの脱出」より難しかったと思います。
でも、仕掛けはなるほどっと思うのも多くて、思いつけば(←ここ重要)とてもおもしろい!
少なくとも、もう1つぐらい遊んでみたいかな…ぐらいは思いました(爆)。
結果は…あー、もう忘れましたー(笑)。

 

☆今日のありがとう☆

その1
数日前、帰り道で偶然2号と会って、一緒に帰る。
ウチの前で、近所の靴の修理屋さんのおじさんとお年を召したご婦人が立ち話。
どちらとも顔見知りなので挨拶して、2号は郵便受けから地域の新聞を引っ張り出し、わたしは家の鍵を開けようとすると。
2号が「まま、見て見て!」と新聞を見せる。
…あら?この顔…今見たばっかじゃん(笑)!
そう、靴の修理屋さんがでーんと出てた(笑)。
思わず2人で、ウチの前まで戻ってまだ立ち話してた修理屋さんに見せる!
すると「あー、これこれ、ぼくまだ見てないんだよねー」とうれしそうに眺める(笑)。
ご婦人は「ねー、おやめになるんですって、靴の修理屋さん。これからどこで靴の修理を頼めばいいのかしらねぇ」
思わず、えーっっっ、やめちゃうのー!と2号とわたし…

新聞記事は、この地域で20年以上靴の修理屋さんとして働いていた彼が故郷であるイタリアに帰ってしまうことを惜しむ内容。
わたしは会うと挨拶するぐらいだったけれど、2号は結構いろいろ話す機会があったようで、「チェロレッスンに行こうと思ったらさ、修理屋さん角の喫茶店にいて、『おい、おまえも飲んでけっ』って言われたこと、何度もあるよ。帰りだったら飲んだんだけど」…えー、知らんかった(笑)。
でも、なんというか街の守り神のような方なので、ホント残念!

その2
…という話を1号にしたら、「えー、修理屋さんやめちゃうんだー。この地域のシンボルって感じだったのにね」…あ、1号もそう思う?
そういう人がいる街に住めて、しあわせだよね。

その3
そして、今日。
帰宅した2号が「さっきさ、道歩いてたら、後ろから『おい、今帰りか?』って言われて振り返ったら、修理屋さんだった。今度一緒に飲もうって言われた」(笑)。
そうかい、それはよかった!

その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪