紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

デックスケープ・アルカトラズからの脱出(Deckscape Flucht aus Alcatraz)

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脱獄(笑)できるか?

今まで、アルカトラズから脱獄できた者はいなかった。
アルカトラズ島は、岸から1マイル以上離れた場所にある。
氷のように冷たい海に囲まれ、狂暴な囚人たちと、刑務所を見張る妥協を許さない看守たち。
誰があなたをここに連れてきたのか?なぜ?いつ?
ひどい頭痛で、しかも寒く暗い独房で目が覚めると、何があったのか全く思い出せない。
あなたは、ここから脱出することを計画する。
しかし、ひとりではとても無理だろう。
共犯者が必要だ!

No.337

・デックスケープ・アルカトラズからの脱出(Deckscape Flucht aus Alcatraz)

・Martino Chiacchiera & Silvano Sorrentino作

・dv Giochi / Abacus Spiele

・12歳から

・1人から6人

・時間…60分

・日本語化…必要です

「デックスケープ・アルカトラズからの脱出」は、アルカトラズということで購入(すごい理由・笑)。
その昔、アメリカ旅行から帰った父が、「グランドキャニオンとアルカトラズがおもしろかった!」と言ってたので、わたしも留学したとき、どちらも行ってきたのですが、確かにすごかった!
グランドキャニオンは、ホントに「グランド(笑)」だったし、アルカトラズ刑務所にあるアル・カポネがいたという独房は、よく覚えています。
今はどうなっているか分かりませんが、オーディオガイドが効果音付き(笑)でめちゃくちゃおもしろかったです。

なので、苦手な(笑)Exit系ではあったのですが、ふらふらっと…(笑)。
あと、忙しい1号2号の負担(笑)を減らすべく、ソロでも遊べるというのにもひかれまして(←一応考えてはいるのです・笑)。

「デックスケープ」は、いわゆる「エスケープルーム」…実際の部屋から謎を解いて文字通り脱出するゲームですが、それをカードゲームにしたものです。
なので、1回遊んだらオシマイ(いや、別に何度遊んでもかまいませんが、答え知ってると緊張感はないかと・笑)です。

脱出・ザ・ゲーム(Exit)」が2017年にKennerspiel des Jahresを受賞して、一気にボードゲームエスケープの波が(笑)やってきたのですが、わたしは波に乗りそこなう(笑)。
キライじゃないけど、あんまりおもしろく感じられなくて…モノによっては「どーせーゆーねん!」とか「こじつけやろ、それ」(なんで関西弁?)が多すぎて、終わった時に「楽しかった!」というより「あー、やっと終わった!」ということの方が多かったです(笑)。

なので、「デックスケープ」も回避してたのですが、血迷って買っちゃった(笑)。
さぁ、どうなるか(笑)?

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ここから脱出せよ!

天気のいい午後に、わたしひとりでプレイ(笑)。
箱を開けるとこんな感じで、Exit系にありがちな「注意!」「見るな!」(しかも赤字・笑)がそこら中に…あー、これねーっとちょっと気分下がります(やっぱ、苦手じゃん・笑)。
アルカトラズからの脱出」には、カード以外に紙が1枚ペロっと入ってました。

で、言われた通りに準備して、さて、開始。
鉛筆と紙(メモ用紙)は必須です。
あと、色鉛筆があってもいいかもしれません。

ネタバレしたくないので詳細は書きませんが、結論からいうと思ったよりずっとおもしろかったです。

まず、こじつけが少なかった(笑)。
あと、出題→考えて、答えを出す→答え合わせ→出題…のパターンなので、ストレスが少ない!
問題すら自分たち見つけなきゃいけないヤツなんて、わたしたちの場合「知るかー!」って気分になってましたから(笑)。

カードが減っていくことで、事件解決に向かっているというのが目に見えるし(Exitは進んでるんだか戻ってるんだか分からないヤツもあった…)、こじつけが少ない(ない、とは言えないけど・笑)ので、合ってたらもちろん、間違っていても「なるほどねー、そーゆーことだったのねー」っと納得できました。

…って、もしかしたら「デックスケープ」がわたしのレベルにちょうどよかったってことかもしれませんが。
ちなみに、結果は最低ランク(笑)。
でも、最後までできた(Exitは最後までやってないのがある…)満足感でチャラ(笑)。
他の「デックスケープ」にも俄然興味がわいてきちゃました(単純・笑)。

「デックスケープ」は、カードタイプなので、大人数で遊ぶのは難しいかもしれません。
でも、2,3人ぐらいであーでもない、こーでもないっとしゃべりながら遊ぶのは楽しいのではないかと思います。

 

デックスケープ カーテンの裏側はこちら

 

☆今日のありがとう☆

その1
うれしいメールが来ました!
メール、ありがとうございます!

その2
今日は、いろんなことがテンポよく進んで、すごくうれしかったです!
この調子でがんばるぞー!

その3
1号がドイツ語の授業の話をしてくれたのだけれど…どーも先生が「勘違い系」らしい(笑)。
小説を読んでいるのに、作者の家族構成を持ち出して、心理分析始めちゃうような感じで、思わずわたしが「それって、小説に対する暴力じゃない?そんなことしたら、小説が全然楽しめないじゃん」と言ったら、1号「そうなんだよ!ほんっとつまんないっ!」(笑)。
夫も、「それは、ドイツ語の授業じゃないよな」…それを聞いた1号は、ホッとした顔をしてました。
よかったよ、話してくれて。

その4
…で、思い出したのが、わたしの高校時代の国語の先生。
彼女は、分析みたいなこと一切やらなかったなぁ…一番印象に残っている授業は、夏目漱石の『こころ』で、教科書の抜粋は作品に失礼だと言って、生徒全員文庫本を買って、読んだという(笑)。
今でも、Kがどんどん暗闇に落ちていく感じとか、自殺したシーンを読んだ時に頭に浮かんだ映像はしっかり残ってます。
深く感覚に食い込む読み方を見せてくれた、まさに「本物の授業」だったのではないかと。
ちなみに、「これは、教材ですから、本にどんどん書き込んでください」とおっしゃって、そのとき使った(書き込んだ)文庫本は今も手元にあります。

その5
で、卒業してしばらくしてから、その恩師に再会したとき「今もあの『こころ』を持ってますよ」と言ったら、「えー、やだなー、そんなの持ってるのー?すっごく恥ずかしいわー」とおっしゃってました(笑)。
きっと、彼女はその時その時のベストを尽くした授業をやっていて、時間がたつと変化していったんだろうなと思います。
時間がたってからの彼女の授業ものぞいてみたかったなー。
あ、でも、あれは高校生という時期だから、あれだけ印象に残ったのかな(笑)。

その6
さぁ、今日も顔を上げてゆきましょうっ!
ルンルン♪