紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ぼくらロボたん(Wir sind die Roboter)

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ロボットになってどこまで行けるかな?

ロビーは、4秒ぐらいでどこまで行けるかな?
まぁ、どのくらいの速さで走るかによるよね!
プレイヤーは、チームになって一緒に時間と速度の感覚を研ぎ澄まします。
しばらくすればかなり上達し、ロビーがどこで止まったか分かるようになりますよ。

No.351

・ぼくらロボたん(Wir sind die Roboter)

Reinhard Staupe

・NSV

・5歳から

・2人から6人

・時間…15分

・日本語化…必要ありません

「ぼくらロボたん」は、古道具やさんで発見。
泣く子も笑うStaupeさん作だし、2020年のKinderspiel des Jahresにノミネートされていたので、興味はあったものの、カードゲームにありがちななんとなく買いそびれ(笑)。
なのに、古道具やさんで見つけたら条件反射(笑)で購入(笑)。

でも、前の持ち主さん…たぶん1度も遊ばないで手放してる(笑)。
カードが順番通りのままなんだもの(笑)。

さて、遊び方です。
カードはよく切って、コース面を表に積み重ねておきます。
ロボットのプレイヤーは、一番上のカードをとって誰にも見られないように裏を見ます。
裏には、どのスピードでどこまで行くかが書かれています。
積み重なった1番上のカードが今回のコースです。
そのカードの右すみに書かれた数字が、どのスピードでどこまで行くかを表します。

ロボットのプレイヤーは、スタート前にスピード(速い、普通、遅い)を宣言して、「スタート」と言います。
それから、目でコースを走り、目的の場所に着いたら「ストップ」と言います。

他のプレイヤーは、同じようにコースを走り、ストップと言われた場所を宣言します。チーム戦の場合は、全員で相談して1か所にします。
対抗戦の場合は、それぞれ宣言します。

ロボットのプレイヤーは目的地を公開し、チーム戦、対抗戦、それぞれの条件でチップを獲得します。
決められたラウンドを行い、1番チップが多かった人の勝ちです。

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カードは厚くて大きめ

天気が回復した午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
説明書だけ読むと、ちょっと不思議な感じで、イメージしづらい。
たぶん、それで前の持ち主は遊ばないで手放したのではないかと(笑)。

さくっとルール説明すると…今回は1号、あっさり理解。
でも2号は「はぁ?どうやってやんの?よくわかんないけど?」(笑)。
すると1号が「だーかーらー、あたまんなかで走るの」
2号「でも、そんなの、どれくらい速いかわかんないじゃん」
1号「だーかーらー、カードに速い、普通、遅いって書いてあんの」
2号「でもさ、みんな速さ違うよね?」
1号「だーかーらー、それも含めてゲームだってば」(笑)
2号、理数系人間らしく「厳密」にこだわってたらしい(笑)。

まず、わたしがロボット。
普通の速度でバナナまで…
「えーっと、普通です。スタート」

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普通でバナナまで(笑)

…普通かぁ、速くなく遅くなく…ってこれくらいかなぁ…「ストップ」
1号「車」
2号「スパナ」
わたし「正解は、バナナでしたー」
1号と2号、1ます違いだったので、チップ1枚獲得。
2号「あっはー、なるほどー、そーゆーことねー」…そう、そーゆーことだよっ(笑)。

次。
2号がロボット。

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え、もう?

「スピード、普通。スタート、ストップ」
…ちょっと待て、それは早すぎるだろー(笑)。
わたし「コップ」
1号「くつ」…「くつまで行けないって」とわたしが言うと「でも、速度、普通でしょ?」
2号「正解は、コップです」
わたし「ほらー」(笑)。
わたし、チップ2枚獲得、2号、当ててもらったので1枚獲得。
1号…なしっ(笑)。

そして、1号がロボット。
「速いよ。スタート…………………ストップ」

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速いのに長い…

2号「なっげー。本でしょ?」
わたし「スパナかな?」
1号「ぶぶー、アイスでした」
わたし「えー、速いんでしょ、アイスまでってことはないでしょー!!」
2号「速いんだったら、絶対もっといっぱい行ってるよ!」
誰も何ももらえない(笑)。

次。
わたしがロボットだけど…なんと遅いで、ほぼコースの終わりにある懐中電灯まで!
うわ…

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と、とおい…

「えーっと、遅いです。スタート(ちくたくちくたくちくたくちくたくちくたく)ストップ」
1号、2号「はぁ???」(笑)
1号「…りんご?」
2号「時計?」
わたし「懐中電灯でしたー」
1号「これは、難しすぎるって!!」…確かに(笑)。
わたし「長いと、分かりづらいよねぇ。やってる方も難しかった(笑)」

2号「えーっと、遅い。スタート…………ストップ」
1号「馬鉄」
わたし「車」
2号「本でしたー」
1号「ありえない、遅いのにそんなところまでいけるかー(笑)」
2号「行けるって、遅くても」
わたし「うん」←1ます違いでチップもらった人(笑)。

そして1号「普通。スタート…ストップ」

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1号のロボット、壊れてるらしい(笑)

2号「車」
わたし「りんご」
1号「時計!」
2号、わたし「それは絶対無理だって。普通でしょ?それでそんなとこまで行けないって!!」
1号「でも、行けたって!!」(笑)
2号「1号は速すぎるんじゃない?」
1号「てか、2号とままが遅すぎるんだよー」(笑)

…そんな感じで、がやがやと楽しんで、勝ったのは1枚差で2号、1号とわたしは同点。
1号は「ルール聞いた時、できんのかよって思ったけど、やってみたらできたし、おもしろかった」、2号は「速度が3つあるってのがおもしろい。やる人によって全然違う速さなのがおかしかった」とのこと。

いやー、説明書読んだときはどうなるかと思ったけど、遊んでみたらとても楽しかった(笑)。
人間の目をゲームのコンポーネントの一部にしているのがおもしろいっ!
これがKinderspiel des Jahresにノミネートされてるって、ドイツボードゲームの懐の深さを感じます。

距離が短ければ割と当たるけど、距離が長くなると速度に関係なく当たらないのがホントおかしくて(笑)。
人間の「速い」「遅い」の感覚って、ものすごく差があるなぁと思いました。

場所を取らないので、電車の中でも遊べると思います。
みんなで目をきょろきょろして楽しめるゲームです。

 

☆今日のありがとう☆

その1
うれしいメールをいただきました!
ありがとうございますー!!

その2
今日はとってもいい天気!!
…でもねぇ、いい天気だときゅーっと寒くなります。
よかった、暖房ちゃんと直してもらえて(笑)。

その3
もうすぐ発表会の1号。
めずらしく(ホントにめずらしく)練習しているのを聞いた2号、「あれ?ここのうちにバイオリン弾く人、いたっけ?」(笑)。
…気持ちは分かる、ウン(笑)。

その4
暖房が壊れた話を友達にしたら。
「え、もう今はダイジョウブなの?小さい電気ストーブあるけど、貸そうか?」…その気持ちうれしくて。
ホント、ありがとね。

その5
さぁ、今日も元気にゆきましょうっ!
ルンルン♪