即決できる人のための稲妻のように速いゲームです。
プレイヤーの目的は、自分の10枚のカードを左から右へ昇順にならべることです。
その際、カードを横にずらしてはいけません。
また、山札からひいたカードは数字カードであれ、雷カードであれ、かならず自分の前の列のどこかに重ねておかなければなりません。
自分の前の列のカードを昇順にならべることができたプレイヤーは、ストップと叫び、ラウンド終了、得点計算になります。
数ラウンド行い、1番最初に50点得点したプレイヤーの勝ちです。
No.199
・フラッシュ10(Flash 10)
・Wolfgang Kramer作
・Amigo
・8歳から
・2人から5人
・時間…20分
・日本語化…必要ありません
Kramerさんのカードゲームということで興味がわいて購入。
Amigoの小箱…というと、普通のカードゲームのサイズを指すので、Amigoの正方形小箱といいましょうか。
箱が小さくなった分、カードも小さくなっています。
カードは裏返しにしてよくきって、各プレイヤーに10枚ずつ配ります。
各プレイヤーは、裏返しのまま自分の前に10枚ならべます。
残りのカードは、机のまんなかに山札として裏返しのままばらばらにおきます(重なっていてもかまいません)。
スタートの合図(「フラッシュ10」と言うと書いてあります)で、全員一斉に自分の前のカード10枚を表にします。
その際、カードの順番を変えてはいけません。
それから、山札からカードから1枚選んで表にします。
1度表にしたカードは、山札に戻すことはできません。
山札からひいたカードを自分の前の10枚のカードのどれかに重ねて、左から右へ数字が大きくなるようにします。
数は飛んでかまいません。
順番にならべることができたら、ストップと言います。
ストップと言われたら、他のプレイヤーも手を止めます。
そのとき手に取ったカードがあれば、それは自分の前のカードのどこかにおきます。
順番にならべることができたら、1枚につき1点で、10枚順番にならんでいたらボーナスとして2点もらいます。
1番最初に50点得点できたプレイヤーの勝ちです。
特殊カードは
・フラッシュカード
カードの左はじに黄色い雷マークがついたカードです(5、10、15、20…のカードについています)。
このカードが自分の前の列にあれば、1枚につきボーナスとして1点もらえます。
フラッシュカードは、順番にならんでいなくてもボーナス得点がもらえます。
・雷カード
雷カードは、ジョーカーとして使えます。
ただし、雷カードを使って順番を完成させても、ストップという事はできません(つまり、雷カードがない状態にしないとストップとは言えません)。
雷カードが表になった状態で、他のプレイヤーがストップと言った場合は、雷カードはジョーカーとしてカウントしますが、得点から雷カード1枚につきマイナス1点引かれます。
です。
さっむーい日の午後、2号とわたしの2人でプレイ。
1号もウチにいましたが、テスト勉強中…がんばれー!
カードを10枚ならべて、残りを机のまんなかにざっとおく。
それで準備できちゃうなんて、なんて簡単。
「んじゃ、よーいどん」…スタートの合図、やっぱり「フラッシュ10」じゃなかった(笑)。
まずはカードを全部表にする…てんでんばらばら…なのは当たり前か(笑)。
山札から1枚取って「9」…9だったら、まぁ前の方だよね。
2つめにおいて、次は「55」…まんなかへん?
「92」…これは1番後ろ。
「75」…後ろから2つ…3つ前?
そんな感じで、わたしはいつものように(笑)ほとんど悩まずひょいひょいおいていく。
対する2号は…「うーん」「だめだっ」「また雷…」とかなり悩んでいる様子(笑)。
実は、カード構成が0から99までなので、確率からいうと1枚目に0から9、2枚目に10から19、3枚目に20から29…って、そんな単純なはずないのがゲーム(笑)。
しかも、雷カードがくせ者。
便利そうに見えるけど、そいつがいると完成できないし、そいつの上にカードをのせたいと思っても、そう簡単には出てこない。
結果、他の山のカードを変えることになる…それがきっかけで、全体を変えなきゃいけなくなることも多々…
最初のうちはやみくもにカードをおいてゆくけれど、だんだん「このカードとこのカードの間の数だからここ」とおけるようになる。
そうなると、ゴールはかなり近い…はず…雷カードさえ出なければ(笑)。
「あ、たぶん、できた」とわたし。
確認してみたら、確かにできてた(笑)。
フラッシュカードが2枚あったので、合計14点。
2号は、7枚までならんだものの、1枚雷カードで7点。
「うー、これ、結構難しい」と2号。
え、そう?←ノーテンキ。
次のラウンドは、2人ともコツをつかんでくる。
「この数字は、だいたいこの辺」というのが分かってくると、早くなる。
ただ、わたしはやたらと雷カードばかりひく…最初の10枚にすでに雷カードがあったので、その上にどんどん積み重ねてみる。
いわば、「雷カード置き場」(笑)。
あとは雷の上におくだけっというところで、2号が「できた!」。
2号もフラッシュカード1枚で13点。
わたしは10枚ならべられたけれど、雷カードが1枚で9点。
3ラウンド目は、2人とも悩まなくなる(笑)。
ただ、ここでわたしは早めに雷カードをつぶそうとしてカードをおいた直後におきたくないカードが続出。
それに合わせておいてゆくと、下手すると全体を移動させる感じ…
2号は2号で「もー、雷カードしかこないー」と叫んでるし(笑)。
かなり長い時間格闘して、わたしがようやく「できた」。
フラッシュカードが1枚あったので、13点。
2号は9枚までできていて、フラッシュカード1枚で10点。
結局5ラウンドやって、僅差でわたしの勝ち。
さすがKramerさん、シンプルこのうえないカードとルールで、よくもまぁこんなに悩ましいゲームを作ったなぁと思いました。
たぶん、ゲーマーさんウケは悪いと思います(笑)。
ゲーマー路線(笑)の2号は「別に悪くないけど、すごくいいとも思わなかった」と言ってましたから。
でも、ほどよいジレンマでうまく数がハマると単純にうれしいです。
フラッシュカードの得点を狙うようになると、ますます悩ましくなると思います(わたしはそんな余裕なく、とにかくカードをおいて、得点計算のときに「あ、フラッシュカードあった!」ってレベルでした)。
難解なゲームや、長時間かかるゲームをやる前の肩慣らしとして、ちょうどいい感じです。
あるいは、数を習い始めのお子さんには「パッと見て、数字の大小を判断する」練習になると思います。
☆今日のありがとう☆
なんだか朝から疲労感。
ふと思いついて、Lebkuchen(香辛料がいっぱい入ったケーキとクッキーを足して2で割ったようなお菓子)を焼きました。
同じく「疲れた…」といっていた2号と一緒に食べたら、2人で「おいしー!!」。
足りなかったのは、多分甘いものでした(笑)。