紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ピラニア ペドロ(Piranha Pedro)

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本物の石入り(笑)

なんてこった!
おれはもう何日もこの島に取り残されている。
しかも目の前には狂暴なピラニアがうじゃうじゃ!

でも、だれかが石をおいてくれれば、おれはうまいことこの島から逃げられる…
少なくとも村に向かって2歩、それとも滝に向かって2歩あるいてみるか?

おいおい、ちょっとそこのきみ!
そう、この箱を手に取ってるきみだよ。
きみときみの友達がおれを助けるってのはどうだい?

さぁ、さっさとおれをここから助け出してくれないか?

No.316

・ピラニア ペドロ(Piranha Pedro)

・Jens-Peter Schliemann作

・Gold Sieber Spiele

・8歳から

・2人から6人

・時間…30分

・日本語化…必要ありません

相変わらずこなさなきゃいけないことが次々出てきて、なかなか遊べません(涙)。
でも、これが続くとあちこち支障をきたすので(笑)、1号2号に「ゲーム切れなので、遊んでください」と懇願(笑)。
しょーがないなーという感じで遊んでくれた2人に感謝です。

で、遊んでもらうからにはおもしろいゲームで遊びたい(当然・笑)。
遊びたいゲームはいっぱいあるけど、今回はなぜか「ピラニア ペドロ」が目にとまり、何も考えずに出してきました。

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とても分かりやすい!

このゲームの説明書は、なんとコミック風です。
コミック風にすると、分かりづらくなることが多いけど、「ピラニア ペドロ」はとても分かりやすくて大成功!
最後のページにちゃんとサマリーがついていて、作った人たちの愛を感じます。

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本物の石…これを使おうと思ったのはなぜなんだろう(笑)

だいだいチップやこまじゃなくて、本物の石をコンポーネントとして入れてるのだから、この愛、半端ない(笑)。

ボードを広げ、ペドロは島の木のますにおき、海のうずまきにはピラニアをおきます。
ボードの四方に1枚ずつ景色カードをおきます。
各プレイヤーは、石(本物・笑)を4つもらい、カードセットを手札として持ちます。
スタートプレイヤーはソンブレロカードをもらいます。

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カードもとても分かりやすい!

まず全員手札から1枚カードを選びます。
それから全員一斉に表にします。
手番のプレイヤーから順番にペドロを歩かせます。

カードにかかれた風景の方向に、かかれた数ぶんペドロを歩かせます。
・島か、すでにおかれた石のうえを歩かせることができたら…
ペドロを歩かせたら、手番終了です。
・海の上を歩かせなければならなくなったら…
ボードの上に手元の石をおいて、ペドロが歩けるようにします。
手元の石が足りなかったら、ボード上のピラニアを1匹選んで、手元にもってきます。
ラウンド終了です。
・ピラニアにぶつかってしまったら…
ラニアを手元にもってきて、ラウンド終了です。

出したカードは捨て札として、わきにおいておきます。
スタートプレイヤーカードを左隣のプレイヤーが受け取り、手順をくりかえします。

ラウンド終了となったら…
出したカードは、使わなかった場合も捨て札とします。
手元に残った石は、ストックに戻します。
残った手札にかかれた石の数を数えて(半分の石は、2つで1つ、半分が1つしかない場合は切り捨て)、ストックから石をもらいます。
それから、捨て札をすべて手札に戻し、次のラウンドを始めます。

これをくりかえして、ピラニアを2匹集めてしまったプレイヤーの負けです。

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ペドロを助け出せるか?

天気の悪い午後、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
むかーし1号とわたしの2人で遊んだことがあるけれど、1号は覚えていませんでした。

準備して、ざっと説明。
「水に入るときは、石が必要。それがなかったらラウンド終了。全員一緒にカード出して順番にペドロを動かす。ピラニアにぶつかったらラウンド終了。ラウンド終了したら、使わなかった手札にかかれた石がもらえる」と言ったら、2人ともサクッと理解。
ルールが理にかなっているので、とても理解しやすい。

まずはわたしから。
スタートプレイヤーなら、ほとんど悩まない…問題なのは2番手、3番手(笑)。
とりあえず確実に動けるってんで、村のほうに2歩を選ぶ。
3歩あるいて、石おいてもいいけど…散々痛い目にあったので(実は、これが2回目のプレイ)、超安全プレイ(笑)でいく。

2号は、滝に2歩。
「そっちかよ!」と言いながら、石を2つおく。
そして1号は…太陽に2歩。
1号、読み切ってる!!

次は、2号がスタートプレイヤー。
…ということは、わたしがラストプレイヤーになる…
たった3人で遊んでるけど(このゲームは最大6人まで)、ラストプレイヤーになるとほぼ読めない(笑)。
最初の1歩(文字通り・笑)がはずれたら、ドボンは確実(笑)。
終盤なら残りのカードを考えたら、多少よめるかもしれないけど、相手の残りのカードを覚える余裕なんてあるわけないし(断言)。
その上、毎回よみの斜め上をいく2号がスタートプレイヤーとなると…

…そうか、よんでもしょうがないから、テキトーにやれってことか(開き直り・笑)。

今回は、全員かなり安全プレイで、全員思惑が一致(笑)。
行ったり来たりで、ちょっとドボンしたらちゃんと戻って来る展開。
1ラウンド目は、ちまちまと石をおかされたわたしがピラニアをくらう。

2ラウンド目。
多少石の橋(笑)ができたので、3歩のカードが使いやすくなる…特にスタートプレイヤーなら(笑)。
1歩のカードを残せば1こ、2歩のカードなら半分石がもらえるけど、3歩カードはもらえない!
だから、できるだけ3歩のカードを使いたいんだけど、タイミングが悪いと石を差し出すことになる…このジレンマが、たまらない!

当然スタートプレイヤーは、さっさとカードが決まるのに、2番手3番手は悩みまくる(笑)。
つい「あー、2号が1番手だと、ほんっとやりにくい…」と言うと、「でも、ままが石をおくのって1号のせいじゃん。1号がずれた場所にペドロ持ってくからだよ」と2号。
…確かにそうなんだけど、でも2号の第1歩もかなり想定外なんすけど(笑)?
2ラウンド目は、1号がピラニアに突進してしまい、1号がピラニアをもらう。

「これさー、それなりによもうとしても、無理だよね…」と1号(笑)。
「うん、そう思う。2人プレイならまだしも、3人でもかなり苦しい…これ、6人でやったら、よむ意味ないかも」と言うと、「でも、それはそれで楽しいと思う」と2号(笑)。
確かにね、よめないなら賭けるだけだよね(爆)。

3ラウンド目は、1号とわたしが結託して2号にピラニアをとらせようと奮闘する(笑)。
なんせ、2匹目をくらうとゲーム終了なので、1号とわたしは崖っぷち(笑)。
2人の気迫に負けたか、2号の石がなくなって、2号もピラニアをもらう。

4ラウンド目。
わたしがスタートプレイヤー。

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まぁ、太陽に向かうよね…

この状態から始まるなら、当然太陽(ボード右方面)に向かって3歩カードを選ぶ。
「せーの」
…なんと全員太陽に3歩!!!
1号「なんで、2号も太陽に行くんだよっ!!フツー、ここはままが太陽に行くから戻るって考えるでしょ?」…確かに(爆笑)。
2号は「いや、ままは森の方にいくんじゃないかと思ったんだよね…」…そうきたか(笑)。
出た、2号の裏よみプレイ(笑)。

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ペドロ、モーゼになる?

そんなわけで、わたしが3歩すすんだ後は、2号が3歩すすんで、1号も3歩すすむ…「ずいぶん遠くまで来たねぇ」と言うと、「誰のせいだと思ってんのさっ!!」と1号(笑)。
えー、わたしじゃないよー(棒読み)。

次の手番は当然揺り戻しで、ペドロは一気に滝の方に移動。
極端だな、全く(笑)。

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ペドロ、ドボン(笑)

そのあとは、3人とも細かく刻んでねばったけれど、1号の石が足りなくなり、1号2匹目のピラニア。
1号の負け、2号とわたしの勝ち。

これ、ほんっと楽しい!!
毎回全く違う展開になるし、よみが当たればうれしいし、よみがはずれたら真剣に苦しくなるのがすごいです(笑)。
それにしても、ペドロってふらふらしすぎ(笑)。

上にも書きましたが、これは絶対5,6人で遊んでみたいです。
よめないのが楽しくなると思います。

ちなみに、何度か遊んでみたら「いきなりドボン」もありました。
コレがあると、ちょっとしらけるのですが、その分石を多くもらえるので、次のラウンドからみんなの動きが大胆になり、またおもしろくなります。
ちゃんとバランスがとれてますから、出だしだけで「なんかつまんねー」と思わないで遊んでみてください。
絶対笑っちゃうシーンが生まれますから(笑)。

 

☆今日のありがとう☆

その1
相変わらず天気悪し。
おかげで、親子ゲンカ(笑)。
でも、お互い言いたいこと言ったら、なんとなく落ち着くところに落ち着きました(笑)。
そのあとは、快適にすごせております。
ありがとね。

その2
さすがに余裕がなくなって、今日はオリンピックのTV観戦がほとんどできなかったけれど、1号と2号がちょこちょこ見ては、いろいろ教えてくれる(笑)。
教えてもらって、ふと気が付く…こっちのテレビ局、自国選手だけでなく日本の選手も取り上げてくれていることに。
ホスト国に対するリスペクトを感じて、うれしくなりました。

その3
でも、陸上3000m障害は観ました!
三浦選手、大男集団(笑)に物おじせずしっかり走って7位!!
年齢調べたら、19歳って…1号も2号も「もっと年上だと思った!」とびっくりしてました。
入賞おめでとうございます!
パリオリンピックが楽しみになりました。

その4
某量販店で買ったタンスの底が抜ける(笑)。
何度も修理したけれど、いよいよもうムリだな…と思ったら。
2号、たわんだ底板を裏返しにする!!
あったまいー!!!!!

その
天気が悪くても。
顔を上げていきましょ!