紺碧のSpielplatz

ボード(アナログ)ゲーム、時々ひとりごとです。

東海道(Tokaido)

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京都から江戸へ

プレイヤーは、昔の日本で旅人となります。
古くから通商路として栄えた東海道を移動しながら、思い出に残る旅にしましょう。
すばらしい景色を眺めたり、郷土料理に舌鼓を打ち、お土産を買ったり、温泉につかったり…忘れられない出会いが数多くあることでしょう!

No.190

東海道(Tokaido)

・Antoine Bauza作

・Fun Forge

・8歳から

・2人から5人

・時間…45分

・日本語化…必要ありません

発売当時からとても気になっていたゲーム。
基本的に、日本がテーマになっているゲームはどーしても遊びたい(笑)。
ただ…この東海道はやったら箱がでかくて、しかも高い。
とにかく高いっ!
…それが一番のネックで、購入に至らず…

でも、先日ねずみリーダーさんの記事を読んだら「やっぱりやんなきゃ」(笑)と思い、ネットで探すと…
…相変わらず高い(笑)。
しかも、ドイツ語版はほとんど残っていなくて、英語版かフランス語版…ただ、出版元がネットでドイツ語の説明書を公開していたので、英語版を買ってみました。

ちなみに、作者のBauzaさんは2013年に「花火」でSpiel des Jahresを受賞しています。
ウチでは…「パクパク」が人気(無礼者・笑)。

ボードを広げます。
マニアカードは表にして積み重ね、ボードわきにおきます。
食事カード(赤)、お土産カード(緑)、出会いカード(紫)、温泉カード(水色)はそれぞれよくきって、裏返しにして積み重ね、ボードの指定された場所におきます。
景色カードは、種類別(海、山、田)にわけ、1を上にして数字の順番に積み重ねておきます。
お金は、ストックとしてボードわきにおいておきます。

各プレイヤーは、同じ色の旅人こまと得点こまと風呂敷をもらいます。
得点こまは、得点表の0におきます。
各プレイヤーは旅人タイルを2枚受け取り、どちらか1枚を選んで自分の前に表にしておきます。
選んだ旅人タイルに風呂敷をおきます。
旅人こまを京都において、江戸を目指して出発です。

このゲームでは、常に一番最後にいる旅人こまのプレイヤーが手番となります。
一番最後の旅人こまを、江戸に向かって好きなだけ動かし、空いているますにこまをおきます。
おいたますのアクションを行います。

ますには、1ますのますと、2ますあるますがあります。
2ますあるますでは、両方空いていたら東海道にかかれたますに旅人こまをおき、そのますにすでに旅人こまがあったら、2ます目に旅人こまをおきます。
2ますあるますは、4人か5人で遊ぶ時に使い、2人か3人で遊ぶ場合は、2ますあるますの2ます目は使いません(つまり、すべて1ますのますとなります)。

村のます
村のますにとまったら、お土産カードを3枚ひいて、表にして自分の前におきます。
その中から、カードにかかれた値段で欲しいものと好きなだけ買うことができます。
買わなかったカードは、裏返しにしてお土産カードの山札の一番下に入れます。

お土産カードは、いろんな種類を集めれば集めるほど得点が高くなります。
1枚目のお土産カード…1点
1枚目のお土産カードのシンボルと同じシンボルではない2枚目のお土産カード…3点
1枚目、2枚目のお土産カードのシンボルと同じシンボルではない3枚目のカード…5点
1枚目、2枚目、3枚目のお土産カードのシンボルと同じシンボルではない4枚目のお土産カード…7点

農家
農家のますにとまると、プレイヤーは3お金もらえます。
所持金に制限はありません。

景色(海、山、田)
景色のますにとまると、1から順番に景色カードをもらいます。
例えば、すでに1のカードを持っていたら2のカード…となります。
また、景色カードの数字がそのまま得点になります。
1番最初に景色の1つを完成させたプレイヤーは、マニアカードを受け取り、3点もらえます。
景色が完成したプレイヤーは、以後完成した景色のます(海、山、田)にはとまれません。

温泉
温泉カードを1枚もらいます。
2得点か3得点もらえます。
もらった温泉カードは、自分の前においておきます。

お寺
お寺ますにとまったら、1お金か2お金、3お金のお布施を渡します。
ボードにかかれたお寺の自分の色のますにお金をおきます。
1お金につき、1得点もらえます。
お寺ますにとまったら、少なくとも1お金、多くても3お金お布施を渡します。

出会い
出会いますにとまったら、出会いカードの山から1枚表にして、そのアクションを行います。
アクション後、プレイヤーはそのカードを自分の前におきます。
・職人
お土産カードの山札から1枚表にして、自分の前におきます。
お土産カードの得点ももらえます。
・案内人
案内人のカードにかかれた景色カードをまだ集めていなかったら、その景色カードの1をもらいます。
すでに集め始めていたら、次のカードをもらえます。
もし、その景色カードをすべて集め終わっていたら、他の景色カードをもらって始めるか、あるいは集め始めた他の景色カードをもらうことができます。
景色カードにかかれた得点ももらえます。
・侍
3得点もらえます。
・公家
ストックから3お金もらえます。
・巫女
ストックから1お金をもらい、お寺にお布施としてわたします(自分の色のますに1お金をおきます)。
1得点もらえます。

宿場
宿場ますには、全員とまらなければなりません。
そこでおいしいご飯を食べるのです。
宿場ますにとまるときは、東海道に一番近いますから順番に旅人こまをおきます。
一番最初に宿場ますに着いたプレイヤーは、プレイヤー数プラス1の食事カード(3人でプレイしていたら4枚)をひき、他のプレイヤーには見えないようにして見ます。
その中から1枚選び、それを購入します(価格は、カードにかかれています)。
購入したカードは、自分の前に表にしておき、残りのカード(購入しなかったカード)は裏返しにしてボードのわきにおきます。
カードを購入したプレイヤーは、6得点もらいます。
一番最初に到着したプレイヤーは、次のプレイヤーが来るまで待ちます。

二番目以降に到着したプレイヤーは、一番最初に到着したプレイヤーがひいた食事カードから1枚選んで購入します。
つまり、宿場に到着するのが遅くなると、食事も選べなくなっていきます。

また、食事カードを選ぶときは…
・同じ食事は2度できない(同じ食事カードを2枚以上持つことはできない)。
・宿場1つにつき、食事カードは1枚のみ購入できる。
・宿場に着いても、食事カードを買わなくてもかまわない(お金が足りなくて買えないこともあります)。

旅人こまが全員宿場に着いたら、東海道から一番遠いますにいる旅人こまから出発します。
残った食事カードは、裏返しにして山札の下に入れます。

ゲームの終了
旅人こまが全員最後の宿場に着いたら、ゲーム終了です。
マニアカード(グルメ、温泉、おしゃべり、おみやげ)が配られます。

マニアカード
マニアカードは、景色マニアはゲーム中に、残りはゲーム終了後に配られます。
・景色マニア(ゲーム中)
景色カードをどれかすべて1番最初に集めたプレイヤーがもらえます(3点)。
・グルメマニア
集めた食事カードにかかれたお金が1番多かったプレイヤーがもらえます(3点)。
・温泉マニア
集めた温泉カードが1番多かったプレイヤーがもらえます(3点)。
・おしゃべりマニア
集めた出会いカードが1番多かったプレイヤーがもらえます(3点)。
・お土産マニア
集めたお土産カードが1番多かったプレイヤーがもらえます(3点)。

お寺のお布施の得点を計算します。
・一番お布施が多かった人…10点
・二番目にお布施が多かった人…7点
・三番目に多かった人…4点
・以下、全員2点
同点だった場合は、同点だったプレイヤー全員その得点がもらえます。
お布施をまったくしなかったプレイヤーは、0点です。

すべての得点を計算して、1番得点の多かったプレイヤーの勝ちです。

 

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とにかく絵がいい!!

曇り空の午後、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
セッティングのあと、2枚ずつ旅人タイルを配る。
わたしは、光圀公と五月ちゃん。
光圀公…温泉大好きおじいさん。
温泉大好きだけど、食い意地もはっているわたしは五月ちゃんの「宿場に着いたら、食事はタダ(孤児なので)」というのに惹かれて、結局そっち(笑)。

1号は、琴古(浪人・食事カードは、1お金安く買うことができる)を選び、2号は、寛忠(住職・お寺にとまると、ストックから1お金もらってお布施する。それとは別に1お金から3お金自分のお金からお布施する)を選ぶ。
スタート時に琴古は7お金、寛忠は8お金ももらえるのに、さすが孤児、五月ちゃんは2お金…ただで食事できても、先立つものが…(笑)。

そんなわけで、わたしは全部すっとばしてまず農家にとまって3お金もらう。
先立つものはやっぱり必要(笑)。
2号はもちろんお寺。
自分のお金からも2お金出して、計3お金のお布施。
1号は、まず村でお土産を買い、次は景色ます…1号のこまは一番最後なので、のんびりと旅を楽しんでいる感じ…

…お金が必要で、楽しまないですっとんだわたしはちょっと悔しい(笑)。

1号と2号が2,3手番行ったあとで、ようやくわたし…その頃にはちょっとじゃなくて、すっごく悔しくなってた(笑)。
ようやく来た手番で、わたしは出会いますに行ってみる。
出会いカードは「案内人」で、海の景色カードを1枚もらう。
なんか、この感じってトンネルを抜けて車窓からだんだん景色が見えてくるのに似てるかも。

1号は景色ますにとまって景色をのばし、村のますでお土産を買う。
選んだお土産は、「饅頭」。
2号が「おいしそう」、わたしも「確かに。食べたくなるよね」…あんこたっぷりのおまんじゅう食べたーい!
2号は、お寺ますにとまりお布施、それから温泉ます。
「やっぱりこの辺で温泉に入りたいよねー」…1号もわたしも「いいねー」「いいなー」(笑)。

そして宿場。
到着は、2号、わたし、1号の順番。
2号が食事カードを4枚とって、1枚選ぶ…選んだのは「握り飯」。
「やっぱここはおにぎりだよねー」と言いながら、1お金を払う。
そしてわたしは…裏返しのなかから1枚選んで、表にすると…「団子」(笑)。
1号は、「味噌汁」を選ぶ。
「ここの宿場、食事がなんか…」と1号が言うので、「うん、なんかこう…めっちゃ質素だよね(笑)」と言ったら、2号が「でも、おにぎりはいいよ」というと1号は「おにぎりはいいけど、こっちは味噌汁だよ?」(笑)。
わたしの団子もどうよ(笑)。

そして、旅再開。
1号はここでお寺へ…あ、わたしもお寺に行かねば(笑)。
わたしは景色ますで海の景色をのばす。
2号は、村でお金もらう。

お寺に行かねばと思いつつも、つい出会いますにとまって出会いを求めるわたし(笑)。
出会ったのは、案内人…景色カードをもらう。

次の手番でお寺ますっと思ったのに、1番近いお寺は2号がいるので、温泉に行ってみる。
3点の温泉カードをもらったら、2号は「え、3点なの?こっちは2点なのに…」「うん、2点と3点があるって説明書に書いてあったよ?」というと両方を見比べて…「あ、3点はさるが温泉にいるんだ。2点は誰もいない」…ホントだー!!
こういうのに気がつく2号もすごいけど、こういうしかけを作っておく人もすごい(笑)。

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のんびりと旅を楽しんでいる3人(笑)

そんな風にのんびり旅はすすんで、次の宿場。
今度はわたし、1号、2号の順番。
わたしは、4枚取って、裏返しから1枚選ぶ…今度はなんと刺身っ!
「わー、いきなり豪華!今度の宿場はちょっとランクアップ?」と言ったら、「他の食べ物もいいやつだといいんだけど」と言った1号は「握り飯」を選ぶ。
「他のやつ、高い。でも、お味噌汁と握り飯ならおいしそう」とのこと。
2号は「お味噌汁」を選んで、1号も2号もおにぎり味噌汁定食完成(笑)。

…という感じに、道中ホントにのんびり和やかにすすんで、江戸到着は2号、わたし、1号の順番。
1号は、江戸到着直前にお寺のお布施をチェックして、しっかりわたしより1枚多くする(笑)。
ちっ、孤児にお布施はきついんだってば(笑)。

マニアカードを配って、得点を計算すると、わたしの勝ちで、以下2号、1号でした。

これは、すごい!
ホントに旅行している気分になるっ!!
1つ1つのしかけが、とっても効果的で、遊んでいてすっごく楽しいのです。

例えば、景色。
ちょっとずつ景色が現れるのは、トンネルから抜けた瞬間、あるいは山を登って目の前が開ける感じで、ただカードを順番にならべて行くだけなのに、わくわくします。
出会いでは、わたしは案内人だったけれど、2号は公家さんに会ってお金をもらって味をしめたり、1号は職人さんと知り合いになってお土産もらったり、と「旅行あるある」です。
食事にしても、メニュー見てどれにしようかお財布と相談してっていうのが再現されていて、ホント楽しい!

ゲームシステムも優秀ですが、加えてこれは絵を描いた方の勝利って気がします。
絵がここまできちんと雰囲気を作ってくれなかったら、退屈なゲームになっていたかもしれません。
それぐらい、絵が美しくて、見ているだけで楽しいのです。
ウチでは当然食事カードが人気(笑)。
ホントにおいしそうなのです、コレが!

「旅をしたい」と思ったときに、「東海道」ではなく「エクスペディション」を出してきた先日のわたしにひざ詰めで説教したい(笑)。
わたしが旅ゲームに求めていたのは、まさに「東海道」でした。

…と、ここまでベタ褒めですが。
東海道」には残念な点もあります。

それは、1にも2にもマテリアルの質。
質が悪すぎるー!
ボードは、まぁがんばったねって感じですが、カードはエンボス加工なし、タイルの厚紙も厚みはあるけど軽くて柔らかいタイプ、こまと得点マーカーは軽い木を使ったので、安定感がないし、すぐずれてしまう。
なにより、景色カードが雑誌の付録レベルで、これにはがっかりしました。

値段を抑えるために質を落としたのかなと思いたいけれど、「東海道」は、クオリティと値段のバランスがとれていないと思います。

フランスのメーカーは前から、最近はドイツのメーカーも中国で作らせるようになってきてしまいましたが、クオリティの差は歴然だと思います。
クオリティを落としても、安くみんなに遊んで欲しいという考え方もあると思いますから、Made in Chinaが増えることに関しては仕方がないのかなと思いつつも、「東海道」に関してはわたしは納得できないレベルでした。

とてもいいゲームだというのは、そのあと拡張がいくつも出ていることで証明されていると思います。
わたしも拡張に興味がありますが…マテリアルの質の悪さゆえに二の足を踏んでしまいます。
ゲーム自体は本当によくできているのに…あー残念!!

でも、きっとまた遊ぶと思います(笑)。
またおいしいご飯食べたい…(そこか)

 

東海道 その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆
修理に出していた夫の自転車を取りに行きました。
何度も借りたことのある自転車だけど、帰り道に乗って帰ったら…めっちゃ乗りやすい!!
軽くて、こぎやすくて、同じ自転車じゃない!と思ったぐらい。
ちゃんと直してくださってありがとうございます。