紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ガイスター(Die guten und die bösen Geister)

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良いおばけはどこ?悪いおばけはどこ?

「良いおばけ」と「悪いおばけ」
ドイツでは、「ガイスター(Die guten und bösen Geister)」は1982年にBütehorn-Verlagから発売されました。
その年にはSpiel des Jahresの推薦リストに選ばれました。
以来、ほとんど途切れることなく売れ続けています。
ただ、いくつかの出版社をおばけのようにふらふらと渡り歩きました。

Bütehorn-Verlagが倒産したあとは、Schmidt-Spieleが引き継ぎ、1990年にはnoris Spieleに移り、2001年にDrei Magierに落ち着きました。
2006年には、再びSchmidt-Spieleからも販売されています…すばらしい!
おばけは年をとらないのです。

ちなみに、Alex  Randolph氏は1980年にすでに同じアイディアで違うボードとこまを使って、"Dr.Jeckyl and Mr.Hyde"というゲームをイギリスのWaddingtonsとイタリアのIstituto del Giocoから出しています。
アメリカでは"Ghosts"という名前で、おばけもボードも巨大化させて1985年にMB-Spieleから発売されました。

No.159

・ガイスター(Geister)

・Alex Randolph作

・Drei Magier Spiele

・10歳から

・2人用

・時間…10分から20分

・日本語化…必要ありません

ウチの「ガイスター」は、Drei Magier Spiele版です。
すすめコブタくん / こぶたのレース/こぶたのおんぶレース(Rüsselbande)」でドイツゲームにハマり(フツーこれではハマらない・笑)、「冷たい料理の熱い戦い(Die heisse Schlacht am kalten Buffet)」でAlex Randolphさんのファンになったわたしは、Randolphさんデザインのゲームを集め始めたのですが、当時は絶版ばかり…
でも、「ガイスター」はDrei Magier Spieleから再販されたのを見つけて購入。
最近は、日本からRandolphさんの「ツィクスト / トゥイクスト(Twixt)」も再販されるようで、ファンとしてはとってもれうしいです。

ボードを広げ、各プレイヤーは良いおばけ(青い印つき)4匹と、悪いおばけ(赤い印つき)4匹受け取ります。
角のやじるしが左右に向くようにボードをおいて、各プレイヤーは左右1列空けて自分の前2列に好きな順番でおばけをおきます。
その際、相手にどのおばけをどこにおいたかは見えないようにします。

スタートプレイヤーから始めます。
自分のおばけを1匹選んで、左右前後(ななめは不可)にすすめます。
すでに相手のおばけがいるますにすすんだら、相手のおばけをつかまえたことになります。

どちらかのプレイヤーが…
・相手の良いおばけを4匹つかまえる
・相手に自分の悪いおばけを4匹つかまえさせる
・自分の良いおばけ1匹を、相手の陣地のやじるしから脱出させる
ことができたら、そのプレイヤーの勝ちです。

 

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おいただけで、ドキドキ(笑)

ようやく天気がよくなってきたお昼に、2号とわたしでプレイ。
何も考えてない2号は、適当におばけをおく。
わたしは…それなりに考えてサイドに良いおばけ、真ん中に悪いおばけをおいてみる。

序盤は悩まず2人ともサクサク動かす。
2号のおばけが突進してきたので、反射的につかまえたら「悪いおばけ」。
…まただまされた(笑)。
でも、わたしも「悪いおばけ」を押し付けることに成功。

ちまちまと「良いおばけ」をはじから前進させてみるけど、もちろん2号はブロックにくる…うーん、このままではつかまるだけだなぁ…と悩んで隣の「悪いおばけ」でジャマしてみる。
すると、2号は別のおばけを動かし始める…ちょっと待った、それ脱出できちゃうじゃん!!
あわててブロックにいくけれど、そこで立ち止まる2号のおばけ。

…あれ?
もしかして、それ「悪いおばけ」(笑)?
様子見することにしたら、おばけ立ち止まったまま…これはワナだ(笑)。
なんて分かりやすい(笑)。

なので、全体的に前進させてみる…あえて2号の突進おばけ(笑)は放置。
それでも2号は他のおばけを突進させてくる…これじゃー「良いおばけ」か「悪いおばけ」か分からーん!
でも、結局2号がわたしの「悪いおばけ」を4匹つかまされて終了。

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どんどん頭がこんがらがる…

もいっかい!ということで、そのあと何度か遊びましたが、遊べば遊ぶほど奥が深くなってやめられなくなります(笑)。
相手の裏をかこうとしたところで、自分の裏をかかれたり。
裏をかいたつもりはないのに、ちゃんとかいてたとか(笑)。
おばけの数が少なくなってくると、どのおばけで何を目指すか悩みまくり(笑)。
たったこれだけのルールで、よくもまぁこんだけ悩ましいゲームを作れるもんだ!と感動します。

好き嫌いがはっきり分かれるゲームかもしれませんが、わたしはとっても好きです。
簡単なルールで、時間もかからないので、何度か遊んで味わってほしいです。

ちなみに、タイトルのGeister(ガイスター)は「おばけ」という意味ですが、Geistだと「精神」「たましい」という意味になります。
ドイツ語では、「おばけ」も「精神」も似たようなものなのかもしれません。

 

☆今日のありがとう☆
ホルモンバランスが崩れたのか、今日は1日イライラしっぱなし。
でも、おかげでウチの掃除がはかどった(笑)…と思えば、それもよし。
明日もがんばりまーっす。