紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

レース ギャロッポ(Giro Galoppo)

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レースギャロッポ開催!

シーズンの競馬イベント、レースギャロッポ開催です!
5人の有望なジョッキーが競走馬とともにスタートラインに立ちます。
誰もが優勝の可能性があります。
プレイヤーがレースカードをうまく使って馬の速度を調節し、障害物を飛び越えるたびに、期待はどんどんふくらみます。
レースカードをタイミングよく出し、幸運をつかんだプレイヤーが、ハナの差で勝利するのです。

No.131

・レース ギャロッポ(Giro Galoppo)

・Jürgen P.K. Grunau作

・Selecta Spielzeug

・6歳から99歳

・2人から5人のジョッキー

・日本語化…必要ありませんし、説明書に日本語ありです

こちらも昔々(笑)おもしろいと聞いて、購入。
1号も2号も大好きで、ホントによく遊びました。

出版社のSelecta Spiezeuglは、Kinderspiel des Jahresを受賞した「ねことねずみの大レース」(Viva Toppo!)や、「おしゃれパーティ」(Maskenballe der Käfer)以外にもいいゲームをたくさん作っていました。
Made in Germanyにこだわり、なによりゲームには最初から日本語訳がついていて、とても遊びやすいです。
でも、残念なことに2017年に倒産してしまいました。
現在は、Schmidt SpieleがSelectaブランドとして木製のおもちゃの販売と、それまでに発売されたゲームの販売を続けていますが、新作ゲームの発売はありません。

ボードを広げ、各プレイヤーは馬とジョッキーを選び、ジョッキーと同色のレースカードセットをもらいます。
馬にジョッキーをのせ、レースカードのマークと同じスタート地点におきます。

1番小さいプレイヤーから順番に障害物をおいていきます。
障害物は…
・うす茶色のます目におきます
・障害物2つの間には必ず1つ以上ます目を空けます
・ゴールに近い川とゴールラインの間には、少なくとも障害物を2つおきます
の条件を守っておきます。
また、途中の泥んこの沼や川も障害物で、1ますと数えます。

まず全員がレースカードから1枚選びます。
全員1枚選んだら、一斉にカードを表にします。

1番小さい数字を出したプレイヤーの馬からすすめます。
同じ数字を出したプレイヤーが2人以上いる場合は、その時点で後れをとっている馬からすすめます。
スタート直後の場合は、年齢の上のプレイヤーの馬からすすめます。

馬をすすめるときは…
・1ますに馬は1頭しかとまれません。
・カードの数字はすべて使い切ります(余分な分を切り捨てることはできません)
・すでに他の馬がとまっているます目、障害物があるます目(障害物がおかれたます目と川、泥んこ沼のます目)も1ますと数えます。
・すすんだ先に馬がいた場合、さきにいた馬を一番近い空いたますに後戻りさせて、あとから来た馬をおきます。
・すすんだ先が障害物だった場合、馬を元のますに戻します。
・自分の馬をすすめられるのは、自分の番だけです。他の馬がすすんだ後ですすめられるようになっても、すすめることはできません。
に注意します。

レースカードがなくなったら、使ったカードをまた手札に戻して続けます。

誰かの馬がゴールラインを越えた回がゲームの最終回です。
馬がゴールラインを越えても、その回は最後までプレイします。
ゴールラインを越えても、数字が余っている場合はそのまま先にすすめます。
ゴールラインを越えた後も、馬のすすめ方ルールは適用されます。

すべての馬がすすんだ後、ゴールラインを越えて1番前にいる馬が優勝です。

 

晴れたり曇ったり変な天気の午後に1号、2号、わたしの3人でプレイ。
あんだけ遊んだのに、ルールほとんど覚えていなかった3人(笑)。
日本語ルールがついているとはいえ、ドイツ語以外は白黒印刷(笑)なので、ドイツ語のカラー印刷でも確認しつつ、スタート!

スタートダッシュをかけても、全員の手札が同じということはいずれ団子になるということで、案の定飛び出したわたしは、泥んこ沼はあっさり越えられたものの、1本目の川でつかまり、しっかり戻される(笑)。
しかも、残りの手札ではどう出しても川に飛び込むことになる(笑)。

2号は川を飛び越えたものの、次の障害物でひっかかる…「だれだよっ、ここに障害物おいたの!…って、もしかしてぼく??」そーでーっす(笑)。
それを飛び越えた1号だけど、2本目の川に飛び込む(笑)。

それを見て大笑いしたわたしは、お約束通り障害物にひっかかって後戻り。
「もう、どーしても出られないっ!」と言いながら1を出す1号…
アベ カエサルのときも思ったけど、レースカードってホントうまくできてる…

最後の最後までもつれて、結局わたし、1号、2号の順番。

おもしろいってんで、すぐに再戦。
今度は、3人とも大人プレイでゴール直前に障害物おきまくり(笑)。
どーして3人とも自分たちで自分たちの首絞めるようなことするかなー。

今回は2号がスタートダッシュをかける。
どうやら1号は後から追いかける作戦らしい…わたしはその中間を…って、だからレースカード全員同じだから、結局団子になるんだってば(笑)。

なにより痛いのが、追いつかれて後戻りさせられたあとにすすめようと思ったら、障害物に飛び込まされて元のますに戻されること(何言ってんだか分からないと思いますが、やったことある人なら分かってくれるはず・笑)。
カードを出した時点では計算あってるんだけど、後戻りさせられると計算通りにいかなくなって自爆させられるわけです。

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まさに団子状態(笑)

1本目の川を越えたところで、見事に団子になり、そのまま2本目の川を越え、障害物の嵐に突入。
一気に抜け出したくても、障害物があるからそうもいかず、たった1ます後戻りさせられるだけで、全くすすめなくなるが続発(笑)。
もー、大人プレイするからー。

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赤のジョッキー一着!

そんなことしてたら、レースカードだけがどんどんなくなり、ぎりぎりで2号がゴールに飛び込むっ!
なだれ込むように1号も…でも、よりによって2号のます目に。
2号、1ます戻ってゴールライン手前(笑)。
わたし、そんな1号2号を横目に、ゴールぅ!!
…って言ってもたった1ます前ってだけですが(笑)。

あー、でもほんっと楽しい!
全然思い通りにならない楽しさが100%です(笑)。
他のプレイヤーが失敗したのを見て笑ってると、自分も絶対そうなるのが不思議。
いっくら計算したところで、計算通りになんかいかないっていう真理をゲームにしたって感じです(大げさ)。

内容物は文句なしのクオリティ。
初版は馬が倒れやすいという弱点があったそうで、わたしのヴァージョンもそうですが前足に草(という名の厚紙)をはさみこんで倒れにくくしてあります。
ジョッキーと馬を別にしてあるので、選べるってのもプレイヤー心をくすぐる(笑)。
馬とジョッキー1体のこまにしてしまえば、もっと安く上がっただろうにあえて別にして、しかも木製。
こういうこだわりがこれからも大事にされるといいなと思います。

そして、今度は絶対5人で遊びたい!
3人でこれだけもつれるなら、5人だったらどうなるんだろう…となりのトトロさんに連絡せねば(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
今日の夕飯は、1号が野菜をマリネして、2号がグリル奉行してくれました。
野菜のマリネ具合はとてもよかったし、2号は丁寧にきちんと焼いてくれたのでとてもおいしかったです。
ホントありがとね。