紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ねことねずみの大レース(Viva Topo!)

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できれば大きいチーズが欲しい!

おなかをすかせたねずみ家族がチーズを狙って大冒険。
先に進めば進むほど大きなチーズが待っていますが、気を付けて!
後ろからねこが追いかけてきていますよ。

No.20

・ねことねずみの大レース(Viva Topo!)

・Manfred Ludwig作

・Selecta Spielzeug

・4歳から

・2人から4人

・時間…20分から30分

・日本語化…必要ないし、説明書に日本語ありです

・Kinderspiel des Jahres受賞(2003年)

このゲームについて書こうとゲーム棚から出してきたら、2号が「あー、なつかしー、これ、すっごくやったよねー、よく覚えてるー!!」と大よろこび。
確かにこのゲームは、家族4人でホントによくやりました。
といっても、当時2号はまだ小さすぎたので、わたしと1号がゲームボードと一緒に柵のよこに座り、2号と夫は柵の中に入り込んで、2号は順番がくるとさいころをふり、夫がねずみを動かして遊んでいました。
それでも、2号が楽しかったと覚えていてくれたのは本当にうれしいです。

ボードをひろげ、各プレイヤーは同じ色のねずみをプレイヤーの人数に合わせてもらいます。
もらったねずみは、ボードまんなかのお家に置きます。
ねこは、プレイヤーの人数の数字が書いてあるマスに置きます。

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舌なめずりしてるねこ…

手番がきたら、さいころをふります。
数だったら、自分のねずみから1匹選んでその分すすめます。
でも、ねこの目と1の目だったら、まず自分のねずみを1匹1マスすすめて、ねこも1マスすすみます。
ねこに追いつかれたり(同じマスに来る)、追い越されたら、そのねずみは脱落です。
追いつかれそうになったら、途中のお家に逃げ込んでチーズをもらいます。
ボードのねずみが、全部お家に逃げ込むか、脱落するとゲーム終了です。
一番たくさんチーズを集めた人が勝ちです。

このゲームは、小さい子にも分かりやすいルールなので、すぐに楽しめます。
ねこが2周目になると、スピード上げてくるのがとても効いていて、絶対悲鳴があがります(笑)。
ただのすごろくだなんて思わないで、ぜひ遊んでみてほしいです。

 

〇追記〇2021年1月13日
このゲームはお気に入りなので、ずっとプレイ記を書きたいと思っていました。
というわけで、追記です(笑)。

天気の良いお昼に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
準備していたら、1号が「あ、これ?なつかしー」と言ってました。
確かに、一時期ほんっとよく遊んだよねぇ。

まず、2号がさいころをふる…4。
幸先いいじゃん。
1号も4…いいなぁ…わたし、2…なんでだよっ(笑)。
とはいうものの、まだまだ序盤、ねこがねずみたちの前にいる状態なので、そんなに慌てない。

えーっと、これってやっぱり全匹一斉に動かした方がいいんだっけ、それとも1匹集中だったけ、とない記憶を探るわたし(笑)。
出目に恵まれた1号は、先頭グループ形成、わたしのねずみたちは最下位グループ形成、その中間を2号のねずみという感じ。
もう、突出して出遅れるわたしのねずみ(笑)。

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ねずみたち、わらわらと出てくる(笑)

そして、ねこが出る!
「ねこが出たら、まず自分のねずみを動かして、それからねこ…この順番、あとでめっちゃ重要になるよ」と言ったら、2号が「…あ、そっか、ぎりぎりでチーズの部屋に行ける可能性もあるわけか」その通り!

おもしろいもので、ねこは出ると立て続け(笑)。
「うそっ!」「え、また??」「ちょっと待って!!」とあわてる3人。
ねこが出なくなったと思ったら、1号は4を連発、2号も大きい数ですすむのに、わたしだけ2とか3…2号が「5が出ないっ」と言ったとき、マジで「そのさいころ、5なんてないでしょ?」と言ったぐらい、出目に見放される(笑)。

そのうち、またねこが出まくる…今回は、わたしがひとりでねこを出しまくるんだけど(笑)。
結局4手番連続でわたしはねこ+1(笑)。
1号と2号のねずみはすいすいすすんでゆくの、わたしのねずみはのたくたしてる…ねこの位置を確認して、1号2号がねこを出したとしてもぎりぎり食べられない位置に自分のねずみをすすめる。

ここで効いてくるのが、「ねこの目がでたら、ねずみから移動させる」というルール。
ねこの目が出ても、ねずみも1ますすすめるというのがミソで、チーズの部屋の入口に待機させておけば、ねこに追いつかれても、ぎりぎりでチーズの部屋に逃げ込める。

1号は4匹まんべんなく動かしてゆき、2号は飛び出した1匹をチーズ4この部屋に入れる。
2号「とりあえず、チーズもらった!」。
わたしもそのあとビリのねずみをチーズ2この部屋に入れる。
すると、2号はチーズの部屋にいれたねずみをまた動かそうとする(笑)。
「違うよ、1度部屋に入ったら、そこがゴール」と言ったら、「え、そうなの?遊んだの、昔だったから忘れてた」と2号。
すると1号が、笑いながら「遊んだって言っても、2号は柵に入ってさいころふってただけじゃん(笑)」。
「あ、1号、覚えてんの?」と言うと「覚えてるよー、2号はパパと一緒に柵にはいってさ、さいころふるだけで、パパが一生懸命ねずみ動かしてた」…まさにその通り(笑)。
でも、すっごく楽しかったよね(笑)。

ねずみ集団がチーズ3この部屋あたりにかたまっているところで、いつのまにかねこが背後に迫る!
「これ、結構やばくない?」「うん、やばい、やばい」「でもさ、ここでねこがでると…ママのねずみ2匹ダメだ!」「やめて、ねこ出さないでっ!」「そんなこと言われても(笑)」という会話をしたせいか、ねこは出ない。

わたしはとにかく1匹は3この部屋に入れる。
2号は、4この部屋にもう1匹ねずみを入れる。
1号は、4が出たので1匹ダッシュをかける。

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この状態で、ねこが2回連続で出る!

…そして、ねこが出るっ!!
思わず悲鳴×3(笑)
1号のねずみ1匹、わたしのねずみ1匹食べられちゃう!!
しかも、その次もねこが出るっ!
今度は、1号のねずみ2匹、2号のねずみ2匹食べられる!!
残ったのは…なんと1号のねずみとわたしのねずみ1匹ずつ。

1号は生き残った(笑)1匹でチーズ丸ごとのゴール到着したけれど、それだけ(笑)。
2号は…もう動かせるねずみがいないので、さいころだけふる。
「え、ねずみいないのに、さいころふるの?」と言うので、「うん、ふるの。それで、ねこがでたらねこを動かすわけ」と言ったら、目をきらきらさせて「じゃあ、ままのねずみ食べるっ」…やーめーてー(笑)。

1号も2号も、ねこを出そうと必死(笑)。
わたしは、たった1匹生き残ったねずみをなんとかゴールさせたい!
これぞさいころゲームの醍醐味(笑)、「ねっこ!」「ねっこ!」コールと「数字っ!」「数字っ!」コールが沸き上がる(笑)。

わたしの数字コールが強かったか、1号も2号もねこは出さず、わたしのねずみがチーズ丸ごと1つもらう!!
意外にも、わたしの勝ち。
以下2号、1号。

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こんな結果になりました(笑)

もう、期待通り、いや期待以上の盛り上がり。
これは、いつ遊んでもほんっと楽しいです。
1号が覚えていたように、一時期こればっかり遊んでいました。
でも、今でも充分おもしろいです。

現在はパッケージもコンポーネントも変えて、Pegasus Spieleから販売されています。
Selecta版は、ねずみがコケやすい欠点があったのですが、Pegasus版ではちゃんと安定したねずみみたいです。
ただ、Pegasus版ではねこの耳を木製にしたため、角みたいに見えちゃいます(Selecta版はフェルト)。
いずれにせよ、年齢に関係なくすーごく楽しめるゲームです。