紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

みんなともだち(Gute Freunde)

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みんな一緒にあそぼー!

ケロケロケロ、かえるたちが遊んでいます。
一番遠くまで跳んだかえるは、かんむりをかぶります。
一番上手に跳んだかえるは、お金を見つけます。
同じ葉っぱの上で会えたら、みんなで仲良く遊びます。

No.19

・みんなともだち(Gute Freunde)

・Alex Randolph作

・Drei Magier Spiele

・5歳から

・2人から4人

・時間…25分から30分

・日本語化…必要ありません

・Spiel des Jahres : Sonderpreis Kinderspiel受賞(1989年)

実は…というほどのことはありませんが、わたしはAlex Randolphさんのゲームが大好きです。
ものすごくシンプル。
究極のシンプルさ…なのに、奥が深い。
とっても深い。
子ども向けに見えるけれど、大人も取りつかれる魅力があると思います。

まず、すいれんの葉っぱを丸く輪に並べます。
プレイヤーの数に合わせて、サイコロとかえる、金銀のお金を準備します。
お金は袋に入れ、各プレイヤーはかえるを選び、一番小さいプレイヤーが好きな場所にかえるを置き、かえるに金のかんむりをかぶせます。
そのあとのすいれんの葉っぱに順番に1匹すつかえるをのせます。
最後に置かれたかえるのプレイヤーは、袋から3枚お金コマを取り、最後のかえるの次の葉っぱに置いて、スタートです。

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葉っぱの上でぴょんぴょん

最初に、1番前にいるかえる(金のかんむりをかぶったかえる)のプレイヤーがさいころを1つふり、その数だけ時計回りに進みます(0の時はそのまま)。
次に、2番目の位置にいるかえるのプレイヤーが、さいころを2つふり、2つの数をたしたぶん進みます。
3番目の位置のかえるは3つ、4番目の一のかえるは4つ、さいころをふり、前に進めます。
その際、1番前のかんむりをかぶったかえるを追い越したら、かんむりをもらって自分のかえるにかぶせます。

ちょうどお金がある葉っぱの上にとまったら、そのお金がもらえます。
お金をもらったプレイヤーは、袋からお金を3枚とり、その時点で一番最後にいるかえるの次の葉っぱに置きます。
袋の中のお金が5枚以下になったら、そのお金を全部葉っぱの上に置いてファイナルです。

また、もうかえるがいる葉っぱにとまったら、みんなおともだちです。
握手したり、あるいはハグしたり、なんだったらチューします。
それから、お金の袋から1枚お金を取って、それをおともだちにあげっこします。
(…って、これすごくいいんだけど、コロナウィルスが流行っている今はちょっと迷いますね…)

お金が全部わけられたら、終了です。
金は3点、銀は1点として計算し、得点が一番多い人が勝ちです。

このゲーム、1号2号が小さい頃、よく遊びました。
特に2人が大けんかした後。
もうくっだらなーい(としか思えない)ことで取っ組み合い引っかき合いのけんかをして、手がつけられなくなると、とりあえず引き離して2人を別々の部屋に隔離。
そのあいだにこのゲームを準備して、一緒に遊びました。
そうすると、あーんなにもめてたのにウソのようにおとなしく遊ぶんですよ。
同じはっぱにのって、てれくさそうに握手…それが繰り返されると、緊迫した空気が換気されて、なごやかになる…たかがゲームなのに、すごい!!と毎回思っていました。

大人同士だけでやるにはちょっと…って思われるかもしれませんが、夫婦げんかのあとや、兄弟げんかのあとでも効果的なんじゃないかと。