紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

アベ カエサル(Ave Caesar)

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ローマで一番の騎手は誰だ?

6人までの騎手がキルクス・マクシムス競技場で行われる戦車レースに参加し、ローマの偉大な騎手は誰かを決めることになった。
レースカードをうまくあやつり、一頭立ての戦車でコースを3周したのちに1番最初にゴールした騎手が勝利し、月桂樹の葉を与えられる。
何レースか行い、月桂樹の葉が1番多かった騎手がトーナメントの勝利者となるのだ。

No.126

・アベ カエサル(Ave Caesar)

・Wolfgang Riedesser作

・Pro Ludo

・12歳から

・2人から6人

・時間…

・日本語化…必要ありません。

アベ カエサルは、1989年にRavensburgerから発売されました。
わたしが持っているのは、2006年にリメイクされたものでコースが多少変更されています。
また、日本語版としては2004年に「キュージェット」としてリメイクされています。

各プレイヤーは、同じ色のこまとコインとカードセットを受け取ります。
カードセットはよくきって、全員1番上のカードを表にします。
数字が一番大きいプレイヤーから順にⅠからこまをおきます。

全員もう一度カードをよくきって、山札として自分の前に裏返しに積んでおきます。
上から3枚を手札にして、自分だけ見ます。

手番がきたら、手札の3枚から1枚表に出して、その数のぶんこまをすすめます。
すすめ終わったら、自分の山札から補充します。

こまを動かすときは…
・1ますに1こまだけおけます。
・こまは前進しかできません。横や後ろにはすすめません。
・ただし、斜め前のますにすすむことはできます。
・壁を飛び越えることはできません。
・カードの数字ぶん必ずすすめます。すすめない場合はカードは出さずパスします。
・先頭のプレイヤーは、6のカードは使えません。
・先頭のプレイヤーが1名以上いる場合は、全員6のカードは使えません。
・先頭のプレイヤーの手札がすべて6になってしまったら、2位になるまでパスします。
・他のこまを飛び越えることはできませんが、車線を変更して追い越すことはできます。
・レースカードを使い切ってもゴールできなかった場合、失格です。

そして、プレイヤーはレース中、必ずアベ・カエサルに挨拶をしなければなりません。
1周目、あるいは2週目終了時のどちらかで、アベ・カエサルの前のKaisergasseに行き、いずれかのますにとまって「アベ・カエサル!」と挨拶をし、コインを渡します。
Kaisergasseでは追い抜くことはできません。
アベ・カエサルに挨拶しなくてもレースは続行しますが、挨拶をしなかったプレイヤーは不敬罪に問われ失格となります。

アベ・カエサルに挨拶をし、3周目に1番最初にゴールラインを越えたプレイヤーの勝ちです。
1位は月桂樹6枚、2位は4枚、3位は3枚、4位は2枚、5位は1枚獲得します。
4レース行い(3、4レース目は逆回りにする)1番月桂樹が多かったプレイヤーが優勝です。

 

家族でゲームの日(47)。
今回はとなりのトトロさんも参加です。
アベ カエサルは、同じメンツですでに何度か遊んだことがあります。
ボードは、青い面にしました。
例のごとくルールをすっかり忘れていた夫をなだめすかして(笑)、夫、トトロさん、1号、2号、わたしの5人でスタート!

序盤、いい感じで2号が飛び出す。
ところが、あっという間に1号が抜き去り、ブロック…後ろの4人ほぼすすめない(笑)。
「ちょっとー、さっさと走ってくんないー?」と後続がぶーたれる。
ようやくすすんだと思ったら、1号は当然インコース…トトロさんと2号は果敢にアウトコースで追い抜きにかかる…それやりすぎるとガス欠になるんだけど、しょうがないよなーっと思いつつ、わたしはインコースで攻める。
夫は…カード運がなかったらしく、1ますとか3ますとか安全運転を心がけてる(笑)。

最後のカーブではあえてアウトコースに入らないと、カエサル様(笑)にご挨拶ができないので、わたしはそっちをめざす。
1周目終了時は、まず2号、わたし、そして夫がご挨拶。
インコースで走った1号とトトロさんは、挨拶しないまま2周目へ。
カエサル様にご挨拶するKaisergasseはますめが多いので、挨拶した3人は出遅れる。

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赤、抜け出したか?

ところが、飛び出したはずの1号とトトロさんなのに、いつの間にか3人に追いつかれて団子状態に。
となると、カードの数字が大きすぎて出せないことが多発…こういうときに1とか2とか欲しいのにー。
どうにかこうにか1号が抜け出し、1号はカエサル様の元へ。
抜け出た1号を追って、わたしと2号が飛び出す。
カード運に見放されたらしい夫とトトロさんは…安全運転(笑)。

そこからは、2号とわたしのデッドヒート。
Kaisergasseに到着したものの、よりによって小さい数しかなかった1号は突然徐行運転(笑)。
1号に追いついたトトロさん、ようやく手札に大きい数が出たのに、1号のおかげでパスさせられる(笑)。

そんな2人を横目に夫はようやくエンジン全開!
飛び出したはずの2号とわたしは追いつかれ、気がついたら1号、トトロさんもすぐそこ!

…と、ゴール直前で2号が「もうカードがない!!」
少ししてトトロさんも「カードがない!!」
2人ともガス欠(笑)。

そんなわけで、棚ぼたで1位わたし、2位夫、3位1号でした。

そこでトトロさんのお友達のメイさんがいらしたので、赤の面で遊ぶことに。
夫、トトロさん、メイさん、1号、2号、わたしの6人でプレイ。

ガス欠を学んだ2号とトトロさん、慎重な滑り出し…メイさんが一気に飛び出したっと思ったら、1位になって6のカードが使えなくなったからか、いきなり1ます2ます(笑)。

その間に今度は1号が飛び出す。
それに続いてわたしも飛び出すけれど、ちょうどよくブロックもできたので、あえてブロックを選び、後続をパスさせまくる(笑)。

6人になると、飛び出してもすぐ集団に飲み込まれる。
見事なほどに団子状態で進むので、しょっちゅう誰かがパスするはめに(笑)。

1周目は、2号、わたし、夫はご挨拶、1号、トトロさん、メイさんはコース取りの関係で挨拶できず…ここで差が開くかと思いましたが、噴水近くではまた集団が形成されて、「どいてー」「またパス??」など悲鳴が上がる(笑)。

2周目で、まずメイさんがKaisergasseに入り、続いて1号、トトロさんは…かなり出遅れる(笑)。
メイさん、手札が1やら2やらで徐行運転…1号に「ごめんなさい、遅くってー」と謝ってた(笑)。
残りの3人が一気に行くかと思ったけれど、やっぱり噴水近くで集団形成。
レースカード、ほんっとよくできてる!

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メイさん、僅差で勝ち!

団子のまま最後のカーブを曲がり…メイさん、ゴール!
続いて、わたし、2号、トトロさん、1号、夫。
今回はガス欠なしで、みんな完走できました。

本当は4ラウンドやるのですが、おなかがすいたのでここで終了(笑)。

とにかくこれは大人数で遊んで欲しいです。
人数は多ければ多いほど楽しい!
そして、テーマとシステムがとても合っていて、遊んでいると気分は騎手(笑)!
カーブが難しいとか、追い抜きたくても狭くて追い抜けないとか、抜き出たくても馬がいうこと聞かなくて減速しちゃうとか、そういうのが見事なまでに再現されていると思います。

オリジナルでは、アベ・カエサルにご挨拶の際、コイントスをし「アベ・カエサル!」と叫んでローマ式敬礼をするらしいのですが、わたしのバージョンでは説明書に「『アベ・カエサル!』と挨拶する」と書いてあるだけでした。
ですが、コイントスをして「アベ・カエサル!」と叫び敬礼するのは、とても盛り上がるそうです。
「アベ・カエサル!」と言うだけでも充分楽しかったので、コイントスなんてやったらもっと楽しいんじゃないかなぁ…
これは、まさにアナログゲームの長所です。
…って、書いてたらまた遊びたくなってきた…(笑)

 

☆今日のありがとう☆
今日の夕飯はハンバーグ…実はハンバーグにはイヤーな思い出があるのですが、今日のハンバーグは大成功!
家族もおいしいと言ってくれたので、とてもうれしかったです。
おいしいと言ってくれてありがとう!