紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

フルスロットル(Frisiert! / Full Throttle!)

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ブルンブルンブルン!

モペット狂のレーサーたちは、自分で改造したモペットにまたがり、スタートを待ってるぞ。
勇気が足りないし、ショボい健康保険にしか入っていないきみときみの友達は、レースに参加しない。
その代わり、きみたちがモペットのエンジンをかけ、レース結果に賭けるのだ。

レースは、6台のモペットが参加し、コースを3周する。
誰かの後ろに張り付かされたり、狭い部分で立ち往生しないように、コース状況を見極め、さぁ、お気に入りのモペットに賭けよう!
誰が1位?2位?3位?

No.374

・フルスロットル(Frisiert!)

・Friedemann Friese作

・2F

・10歳から

・2人から6人

・時間…25分

・日本語化…必要ありません

こちらは、お店で見かけてパッケージの勢いに惹かれる(笑)。
実は、わたしこの方のグラフィック、あーんまり好きじゃないのですが、この表紙の構図はすごくいいなと思いました。
しかもレースゲームって、ウチではわりと人気だし…(ただの言い訳・笑)
なので、クリスマスセールでちょこっと安くなったのを見計らって(笑)、注文。
入荷まで時間がかかるかもと言われたのですが、さくっと入荷してくれました。

さて、ルールです。
ボードを広げて、6台のモペットを適当にスタート地点に置きます。
ラウンドマーカーを指定の位置に置きます。
レースカードはよくきって、裏返しに積み重ねます。
スタートプレイヤーは、イグニッションプラグタイルを受け取り、自分の前に置きます。

手番がきたら、プレイヤーは人数に合わせた枚数のレースカードを1枚ずつ表にします。
表になったカードのモペットをかかれた数だけ進めます。
ただし、
モペットは、まっすぐか斜めのますに進みます。
モペットは、1ますに1台しか置けません。
・できるだけインコースを走ります。
・すでにモペットが置かれたますも数えます。
・進んだ先のますにモペットがあったら、その後ろのますにとまります。
・スタート/ゴールラインを越えたら、同じ色のラウンドマーカーを1ます進めます。
に気をつけます。

決められた枚数を表にしてモペットを進めたら、手番のプレイヤーは表になったカードをすべて集めて、トップになると思う色のレースカードを1枚選んで自分の手札にします。
それから、残りのカードを左隣のプレイヤーに渡します。
カードを受け取ったプレイヤーも、同じように1枚選んで手札にします。
それを繰り返して、全員1枚ずつ選び、最後に選んだプレイヤーは残りのカードを好きな順番にして、山札の1番下に入れます。

手番のプレイヤーは、イグニッションプラグタイルを左隣のプレイヤーに渡します。

これを繰り返して、3周したモペットが出たら、そのラウンドマーカーを1位の位置におきます。
そのあとは、2位と3位が決まるまでカードを表にしてモペットを走らせます。

順位が決まったら、全員手札を表にし、1位、2位、3位のモペットのカードが何枚あるか数えます。
順位による得点を計算して、得点が一番多かったプレイヤーの勝ちです。

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準備完了!

天気の悪い午後、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
イメージとしては、「アベ カエサル」に似てるので、2人ともすぐ理解。
スタートプレイヤーは、わたし。

カードを1枚ずつ表にして、モペットを走らせていく。
3人プレイだと、7枚。
結構あるなという印象。

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黄色が飛び出す!

7枚表になったら、全部かき集めてトップになりそうなのを1枚選んで、自分の手札にする。
黄色が飛び出したな…
…って、まだ1回しかやってないのにトップも何もないか(笑)。
でも、3のカードを手札にすると、その色のモペットがガス欠になる可能性もあるので、おとなしく(笑)1のカードを手札にする。

そして、残りのカードを2号に渡す。
2号も1枚手札にして、残りを1号に渡す。
1号も1枚手札にして、3人プレイなのでちょっと手順を踏んで、残りのカードを山札の下に入れる。

2号「結構めんどくさいね」
1号「ごそごそしてる感じ」
わたし「確かに。カード集めて選んで、って結構時間かかるかも」

次は2号。
同じように、カードを表にしてはモペットを走らせる。
意外にばらけるので、立ち往生はほとんどおきない。

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水色、どうした!

水色、いまだにスタートできず(笑)。
カードの出方によっては、一気に進んだり、全然進まなかったりで、誰がトップかなんてよめやしない!
今のところ黄色とオレンジが速いけど、でもこれって大きい数のカードが出たからだよねぇ?
で、出たってことは、この後出るまで時間がかかるってことだよねぇ?

…でも、わからーん(笑)!

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すでに熱い戦い(笑)

水色ようやくスタートしたけど、すぐ後ろにすでに1周こなした黄色とオレンジが…
…水色がトップはない…かな?

最初のうちは、ばらけて走っていたモペットたちだけれど、走らせているとだんだんかたまって来る…カード構成は同じなんだから、そうなっても不思議じゃない。
そうなると本番(笑)。
なぜなら、思い通りに走れないから(笑)!

目の前のますにモペットがいても、2以上が出ていれば、それを追い抜いて前に出ることができる…この動かし方はすごく自然な上に、レースをおもしろくしてくれる!
最初はかったるかったカードの扱いが、中盤以降いきなり熱くなる(笑)!

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おー、きたきたきたきた!

わたしたちが選んだマップは+2というターボますがあり、そのますにとまるとプラスで2ます進める!
その次のますをあえて1ますだけ(道が狭くなってる)にしてあって、追い抜くのが快感っ(笑)!
こういうしかけは、さすがFrieseさん!

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オレンジ来たか??

オレンジが3週目に入り、赤は周回遅れ…赤は、ない、かな?
これはやっぱり黄色かなぁ…

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オレンジと黄色がデッドヒート!

最終ラウンド。
やっぱりオレンジ、黄色が出てきてるなぁ…
3人とも手札が多すぎるので、机の上に並べる(笑)。
わたしに至っては、色別に山にしたので2号にすぐバレる(笑)。
「だって、そんな風においたら、あー色で分けてんだなって思うでしょ、普通」…そーですねー(笑)。

終盤になればなるほど、カードを表にする手に力が入る(笑)。
だって、自分が賭けたモペットに勝って欲しい(笑)!
「黄色!」
「よしっ!」
「え?また?黄色何枚あんの?」
表になるたびに、いちいち盛り上がる(笑)。

そして1位は…やっぱり黄色だった(笑)。
ここからは、カードを手札に加えずひたすら表にする。
「ここはオレンジだよね?」
「で、やっぱ緑かな?」
…なんて話しながら、カードを表にすると…2位は、オレンジ!
「やっぱりなー」

…ところが、ここでエンストか、緑が進まない!
あっという間に水色と黒にすら抜かれ、3位に入ったのはなんと赤!!
「えー、赤が来るー?」…赤、ずっと最下位グループだったのに(笑)。

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ラウンドマーカーじゃなくてモペット並べてみました(笑)!

結局、
1位…黄色
2位…オレンジ
3位…赤
と、見事な暖色系の勝ち(笑)。

結果が出たら、全員あわてて手札を表にする(笑)。
2号「赤が来ると思ったんだよねー。でも、黄色、カードの枚数多くない(笑)?」
いいえ、全色同じ数です(笑)。
1号「最後に黒が出るっと思って、黒に賭けてたんだけど、ハズれた」
…ちょっと足りなかったね(笑)。
そして、わたし。
表にしてびっくりしたんだけど、わたしオレンジ結構集めてた(おいっ・笑)。

勝ったのは、なんと1点差でわたし、以下、1号、2号。

もうすでに「フルスロットル」の記事を書かれたひげダイスさんが「これはいいフリーゼですね」とおっしゃっていましたが、まさにその通り(笑)。
Frieseさんのゲームって、かなりクセがあってマニアック(もちろん誉め言葉)だから、ハマるととことんなんだけど、「ちょっとまってこれはどういうこと状態」になることも(笑)。
特に、わたしのような初心者は意図が見えずにうんうん苦しむことになりがち(笑)。

でも「フルスロットル」は、ものすごく分かりやすくて自然。
クセもほとんどなく(全然ないとは思わないけど・笑)、遊んでいるうちにまさにアクセルを踏み込む感じでゲームにのめり込んでしまいます。
アベ カエサル」を遊んだことがある人なら、ルールもすぐ理解できると思います。

でも、それだけで終わらせないのがFrieseさん(笑)。
賭けるためにレースカードを手元においておくというのが、効いてる!
賭けたいけど、レースカード減らしたら走らなくなるかもーっという単純明快なジレンマにしびれました。

今回は3人だったので、追加の手順がありましたが、これは絶対5人以上で遊んでみたいです。
そうすると…全員の思惑次第では、狙ったモペットが突然進まなくなる可能性もあるわけで…あー、試してみたいーっ!

ちなみに、初めて遊ぶならばわたしたちが遊んだ面で始めるといいと思います。
説明書にはどちらの面でもかまわないと書かれていましたが、コースが分かれている面は慣れてからのほうがおもしろいです。

おまけ。

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思わずにっこり(笑)

箱の内側の絵。
こういう遊び心、いい!
こまに貼るシールも2セットついてきて、説明書には「こまにシールを貼ってください。もう1セットはボーナスとしてつけました、我がグラフィックデザイナーが描くのをやめようとしなかったので」とあって、吹き出しました。
これだから、2Fのゲームつい買っちゃう(笑)。

 

☆今日のありがとう☆

その1
昨日の霧がようやく晴れて、快晴っとまではいかなくても青空が見えました。
もー、それだけで気分がいい(笑)!

その2
某号の態度が問題あるなぁと思っていたら、もう一人が「その態度、おかしいよ」と一言。
当然大ケンカになったけれど、本来なら親が言うべきセリフだったなぁと反省。
ちゃんと気がついて、しかも言葉にして本人にちゃんと言う…いい子に育ってくれたなぁと思いました。

その3
その後、某号は夫にも同じ注意をされる。
…いつでも話を聞く態勢のつもりだけれど、今のところなんの反応もナシ。
閉じこもりたい年頃…なのかな。

その4
この年齢になると、親のできることなんて、ご飯作ることぐらいなんだなぁと思う。
せめておいしいご飯を作ろう。

その5
今日は、はてなブログに写真をアップするのが大変でした。
時間かかる上に、「アップロードの失敗しました」の連続…記事書くなっていうのかよーっという気分になりましたが、夜遅くはなんとかアップ成功。
なんとか記事が完成してよかったです。

その6
さぁ、新しい1週間の始まりです!
張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪