紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

日本帰国11・入国の際のPCRテスト

空港から実家へ向かうバスからの眺め

ただいま夏休み中につき、さかのぼり更新中です。
読みにくいと思いますが、よろしくお願いします。

日本帰国中に、メディアで「帰国難民」という言葉を見かけました。
要は、日本に帰国しようとする人たちが、PCRテスト陽性になり帰国できなくなることですが、それに対する反応が「自業自得」「遊びに行ってるんだから、自己責任」というものでした。

「自業自得」ってどういうことでしょう?
実際に、旅行に行っている人が今どれだけいるのか、ご存知なんでしょうか。
わたしが乗ったドイツ発東京行きの飛行機は、ほぼ「海外に住み、日本に里帰りをする」人たちだけだったのですが?
彼ら彼女らは、遊びに行ってるってことなんでしょうか。

彼ら彼女らは、もしPCRテストが陽性になったら、自宅に戻り、フライトを変更するだけです。
そういう人達は、日本のメディアに意見を聞かれもしません。
また、今海外に行く人たちはビジネスがらみの方が多いと思います。
そういう方たちも遊びに行っているんでしょうか?

ちなみに、コロナ前のドイツー日本間の夏のフライトは、里帰り組が3割、ビジネスが2割、残りが旅行者という感じでした。
今、旅行者はほとんど見かけません。
正直、乗客はわたしたちも含めて、日本人のおかーさん+子どもの組み合わせだらけでした。
あの夫ですら、「機内は、ほぼ日本人の親とその子ども、ばっかりだったよ」と気がついていたので、どれほどのもんかと(笑)。

あるいは、陽性だから帰国できず、海外で陰性になるまで待つって、見方を変えれば、日本は他の国にコロナ患者を押し付けていることにもなるのではないでしょうか。
半面、国内は連日のように最多感染者数を記録してる。
つじつまが合わないと思います。

ちなみに、入国の際PCRテストを義務化しているのは、今となっては日本のみ。
帰国するときテストを受けたセンターでは、「もうテストしてんの、日本人だけだから、いつでも予約取れるよ」と言われました(笑)。
PCRテストを義務化することで、感染者数をおさえることができているのなら、納得ですが、どーがんばってもそう見えないと思うのですが。

海外在住の日本人の多くは、2年以上帰国できない状況が続いています。
家族や親戚、友達に会いたいっと思うのは、「遊び」なんでしょうか。
2年以上コロナが収まるまで帰国をガマンしてきた海外在住者に「自業自得」「自己責任」というのは、あんまりだと思います。
海外に行く=海外旅行という視野の狭い思い込み、怖いです。

続きます。