紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

オイ、それはオレの魚だぜ! それはオレの魚だ!(Packeis am Pol / Hey, That’s My Fish)

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はらぺこペンギンによる魚の取り合い(笑)

南極では、おなかをすかせたペンギンが魚を求めて、流氷から流氷へと飛び移ります。
しかも、かれらはライバルが近づけないように道をふさいで、自分だけ大漁になることを目指します。
ゲーム終了時に、魚を一番多く集めた人が、この流氷を駆け回るゲームの勝者です。

No.370

・オイ、それはオレの魚だぜ! それはオレの魚だ!(Packeis am Pol / Hey, That’s My Fish)

・Alvydas Jakeliunas und Günter Cornett作

・Phalanx

・8歳から

・2人から4人

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

1号と2号は外出、夫婦二人の夕方に夫が「ねぇ、2人でできるゲームないの?」
え、遊んでくれるの、あるあるあるある、いっぱいあるよ!

…と、棚を眺めたら。
確かにいっぱいある(笑)。
あるんだけど…2人で楽しい、しかもルールが難しくないゲーム…うぅーむ。
夫が楽しめるゲームというのは、かなり範囲が狭いので、あれでもない、これでもないと悩みまくっていたら…あ!

「それはオレの魚だ!」を発見(笑)。
これ、一時期家族で狂ったように遊んでました。
チャック付きの袋に入れ替えて、旅行にも持って行ったぐらい(笑)。
これなら、2人で遊んでも楽しめるだろうということで、久しぶりに出してみました。

さて、ルールは。
タイルを8個、7個、8個…となるように並べます。
各プレイヤーは、人数に合わせたペンギンを受け取ります。
順番にペンギンをタイルの上におきます。

…準備はこれだけ(笑)。
手番がきたら、プレイヤーは自分のペンギンを動かします。
・六角タイルのどの辺から移動してもかまいません。
・直線ならば、行きたいだけ何ますでもすすめます。
・ただし、タイルがない場所やペンギンがすでにいるタイルは飛び越えることができません。
・途中で曲がることはできません。
・移動した後、移動する前にペンギンがいたタイルを自分の前におきます。

ペンギンが動かせなくなったら、終了です。
自分の前におかれたタイルの魚の数を数え、1番多かった人の勝ちです。

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おなかペコペコ(笑)

家族で遊ぶ日(213)…正確には夫婦で遊ぶ日(笑)。
天気の悪い(いつもだよ)夜、夫(青)とわたし(赤)の2人プレイ。
このゲーム、ルールは少ないし簡単なんだけど、タイル並べるのは結構めんどくさい(笑)。

さて、第1戦。
わたし「まずは、正式なルールでやろ。正式なルールは、好きなタイルで止まることができんの」
夫「ふーん」

覚えているといったのに、夫はかなり適当にペンギンをおく。
わたしは、確実に魚が3匹いるタイルにおく。
ここですでに差が出た(笑)。
ペンギンがいるタイルがもらえるのだから、スタートポジションは3匹が基本(笑)。

当然ゲームが始まったら、夫もそれに気がついて「あ、しまった…」とつぶやく(笑)。
このゲームに関しては、夫はわたしより遊んでいるはずなのに(笑)。

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青のペンギン、3匹にのらなかった(笑)

序盤はとにかく、2人とも3匹狙い。
分断されるかどうかはおかまいなし。

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これぐらいになると、分断されないように必死(笑)

これぐらいになると、夫が長考に入る…そうだった、この人、実はかなりの長考の人だった(笑)。
わたしは、「いくら考えたってしょーがない、とにかく魚」の姿勢は崩さず(笑)。
あ、でも、分断されないようになるべく真ん中によせるようにはする(笑)。

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あーっ(笑)

夫、自分のペンギンを集めてしまう。
「あー、3匹狙い過ぎた…」…そう、3匹狙ってペンギン移動させたら、夫のペンギン大集合(笑)。
集合させると、結構きついんだよね…
結局、スタートポジションで優位にたったわたしの勝ち。

第2戦。
わたし「今度は、人気のあるルール、ペンギンが止まるまですべり続ける、でやろ!」
夫「それ、なに?」
わたし「ペンギンが移動するとき、途中でとまれないの。ずーっとすべっていって流氷がないか、ペンギンがいる流氷にぶつかるまで移動する」
夫「ふーん」

そう、こっちのルールは公式ではないけれど、プレイヤーに人気のあるルール。
ウチでは、今まで公式のルールで遊んできたけど、いいチャンスだから今回遊んでみることにした(笑)。

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魚が欲しいだけなのに…

今回は、夫もペンギンを3匹のタイルにのせる(笑)。
ずーっとすべると聞いたせいか、2人ともはじっこにのせてる(笑)。

夫のペンギンは右はじへ移動。
わたしのペンギンは3匹狙い(笑)。

今回は途中から、夫がわたしのペンギンを分断させる作戦に出る…わたしのペンギンはただただ魚が欲しいだけなのにー。
もう絶対邪魔してやる気満々で、くっそーっと思いつつペンギンを動かす…

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あら?あれ?なんで?

気がついたら、わたしのペンギン、分断されてるー!
魚が欲しかっただけなのに…(まだ言ってる・笑)
なんでよーっ。

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しょんぼり…してるように見える(笑)

結果。
夫が2匹差で勝ち!
なるほどなー、確かに止まらないルールのほうが長考しなくてすむなぁ、なんて思ってたら、夫が「もいっかいやろ!もいっかい!」
え?
別にいいけど…「だって、今1勝1敗じゃん?だから、もう1戦やる」…あっそ(笑)。
そーいやこのヒト、意外と負けず嫌いなんだった…

というわけで、第3戦(笑)。

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嫌がらせプレイは好きじゃないんだけどなー

今回もまた、わたしはあくまで魚を狙う。
ただし、夫の分断を避けるのも忘れない(笑)。

早いうちから夫は、わたしを分断して残った魚をかっさらおうと奮闘する。
でも、わたしはあくまで魚を集める。
1匹より2匹…そして夫が狙いそうな分断路を、しっかり邪魔する。

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まずは分断回避(笑)

分断されそうになったら、まずは逃げる(笑)。
そして、なるべく自分のペンギンは集めない(どっちかが移動することで、もう一方が孤立する可能性もある)。

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嫌がらせすると、戻って来るんだなー(笑)

終盤、夫はため息ばかり(笑)。
逃げ切ったわたしが、2匹差で勝ち!

いやー、これはあっぱれなゲーム!
こんなにシンプルでこんなに簡単なルールなのに、悩ましいったらありゃしない!
長考しがちな人がいると、ゲームが長引くかもしれなけれど、それでも20分ぐらいでさくっと終わります。
短時間で終わるので、リベンジもできるし、ホントよくできたゲームだと思います。

ただ、2人で遊ぶと直接攻撃ができてしまうので、好き嫌いはあるかもしれません。
翌日夫、1号、わたしの3人で遊びましたが、2人で遊ぶよりカオスになって、わたしは3人、4人で遊ぶ方が好みです。

「それはオレの魚だ!」は、2003年発売ですが、全然古さを感じないし、今でも楽しめます。
また、2人から4人、どの人数で遊んでもおもしろいというのもすごい。
調べたら、2006年のSpiel des Jahresにノミネートされてました。
こういうゲーム、ちゃんと見つけ出してるってさすがSpiel des Jahres!

ちなみに、わたしのPhalanxは、箱が大きすぎるのですが(半分で充分)、再販されているのは小さい箱だそうです。
なので、ウチの旅行バージョン(笑)。

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チャック付き袋は偉大(笑)

これで、あちこち連れて行きました(笑)。
チャック付き袋を発明した人、天才(笑)。

 

☆今日のありがとう☆

その1
PCの前に座っていたわたし、ペンが欲しくて、机のそばに立っていた2号に「ねぇ、2号、立ってるなら…」と言いかけたら、2号、速攻で床に座る(笑)。
あまりにも速攻過ぎて、笑ってしまった(笑)。
もちろん、そのあと立ち上がって2号はわたしにペンを渡してくれたけど、いや、おもしろかった!
笑わせてくれてありがとう!

その2
2号のチェロ友、兄弟が2人いて、その2人は双子なんだけど、2号が「新年どうだった?」と聞いたら、「新年直前に双子が大ゲンカして、お母さんに別々に部屋に入れられた。だから、おかーさんと乾杯しただけ」だそうで(笑)。
どこのウチも新年迎えるのって大変ね(ひとんちのことは言えない・笑)。

その3
モヤモヤしていることは、モヤモヤしている原因が分からないとすっきりしない…なんて考えていた時期もあったけれど、原因が分からなくても、モヤモヤまるごとスッキリなくなることもあるんだなぁと思いました。
これ、やっぱり年を重ねたからかな?
昔なら、しばらくは尾をひきそうなモヤモヤだったのに、ある一瞬で霧が消えるように消えちゃった!
ありがたいことです。

その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪