紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ひも電(String Railway)

ひもで電車の路線を作ります!

みなさんの鉄道会社は、川が流れる山岳地帯に鉄道網を広げようとしています。
駅を作り、ひもを使って駅をつなぎます。
得点の多い駅を接続し、得点を多く集めた人が勝者となります。

No.469

・ひも電(String Railway)

・林尚志作

・Asmodee

・8歳から

・2人から5人

・時間…30分

・日本語化…必要ありませんし、オリジナルは日本のゲームです。

「ひも電」は、2009年発売です。
おもしろそうだなぁと思っていたら、Asmodeeから他言語版発売と聞いて、ワクワクしながら待ってました。
が…発売したらしいけど、実物どこにあるの(笑)?
ネットショップはもちろん、実店舗でも見かけない…で、忘れたころに実店舗でひょこっと置かれていたのを購入しました。

…でも、説明書が分かりにくいのなんのって!
電車ゲームだし、1号2号は絶対好きだろうと思ったのだけれど、そういう理由でお蔵入り(汗)。
先日、中途半端な時間で遊ぶことになり、ふと目についた「ひも電」。
ようやく、日の目を見ることになりましたとさ(笑)。

さて、ルールは。
人数に合わせて紐で場を作ります。
山と川を置きます。
各プレイヤーは、同じ色のひもとマーカー、開始駅を受け取り、開始駅を指定の位置に置きます。
駅カードは、よくきって裏返しに積み重ねて置きます。

手番がきたら…
1.駅カードを1枚表にします。
2.駅カードを場に配置します。
3.路線(ひも)でつなぎます。
4.得点を受け取ります。
を行います。

1.駅カードを1枚表にします。
特殊な駅の場合は、その指示に従います。

2.駅カードを場に配置します。
必ず場の中(ひもの輪の中)に配置します。

3.路線でつなぎます。
自分のひもを1本選び、駅と駅を接続します。
その際、
・ひもの両端は駅に触れるように置きます。
・どちらかの駅は、かならず開始駅か、自分の路線がつながった駅にしなければなりません。
・山、川、他の人の路線を越えるときは、マイナス1点になります。
に注意します。

4.得点を受け取ります。
接続した駅の得点を計算し、受け取ります。

全員路線をひき終えたら、ゲーム終了です。
得点が1番多かった人の勝ちです。

山と川が、いい味出してる(笑)

天気の悪い午後に、1号(緑)、2号(黄色)、わたし(赤)の3人でプレイ。
ルールをざっと説明するけれど、自然なルールなのでややこしいことは全くナシ。

スタートプレイヤーは、わたし。
駅カードを1枚表にすると…
わたし「あ、これ、どの駅か調べなきゃいけない…」
1号「普通、カードに書いてない?」
わたし「書いてない。絵だけ」
2号「え?めんどくさー」
…そう、遊び始めて気が付いた、他言語版にしたため、駅カードに駅の種類が表記されてない!!
つまり、絵とアイコンで判断しなきゃいけない…これ、慣れたら別に問題ないと思うけど、初めて遊ぶ時はいちいち説明書で照らし合わせなきゃいけなくて、めちゃくちゃテンション下がる…

わたし「えっと、この駅は、郊外駅で、つなぐと2点もらえて、2路線まで走れる」
1号、2号「ふーん…」

ようやく出発!

2点はもらえたけど、手間かかるなぁ…
2号も駅カードを表にして、その絵で駅の種類を確認。
わたし「えっと、屋根がふわんっとしてるやつね」
2号「ふわんと?」
わたし「してんのっ。うーんと、これは地方駅。2点もらえて、3路線まで走れる」
2号「ふーん。あ、でもさ、山の中に置いたら…」
わたし「1点マイナス。他の線を越えたらマイナス1点って思ったらいいと思う」
2号「じゃあ、山の中に建てる」
2号1点ゲットで、山の中に突入。

山に突入する2号

1号は、地方駅を出したので、もう1枚駅カードを表にすると、郊外駅。
1号「これ、駅2つ並べてつないだら、得点多くなるってこと?」
わたし「そういうことになる」
1号、きれいにつないで3点ゲット。

次の手番で、わたしは都市駅を表にする。
わたし「じゃあ、これを通過駅にして2号の地方駅に行く」
2号「なるほど、そしたら得点が増えるわけか」
わたし「そう」
山に入るのでマイナス1点はあるけど、4点もらえる。

駅は、多い方が得点も多くなる

わたし「あ、あとマーカー置くんだ」
2号「なんで?」
わたし「このあと、この駅に誰かが来たら、わたしはマイナス1点払わなきゃいけないから」
2号「えーっ」
…マーカーを置くってカードにも書いてあることはあるんだけど、これがものすごく見にくい!
もう少し分かりやすく書いてもよかったと思う。

次の2号も同じ都市駅を表にする。
2号「この駅、誰にも来て欲しくない(笑)」
わたし「でしょうねぇ」
2号「だからなるべくはじっこに置く」
1号ふきだす(笑)。

都市駅なのに、はずれにある(笑)

2号「だれも来ないで」
2号、遠くに行くことを考えすぎて、わたしの都市駅を通過するのを忘れる(笑)。
しかも、マーカー置くのも忘れる(笑)。

2号とわたしが都市駅に翻弄されている間に、1号はひとりのびのびと路線を伸ばす。
今回もまた地方駅を出して、郊外駅を出す。
1号「おんなじのばっかり出てきて、つまんない」
…よくきったんだけどなぁ…

のびのびグリーンライン(笑)

次のわたしの駅は、景勝駅。
わたし「この駅は、山に作ったら3点。あ、今わたし山にいるから山に作る!」
がんばって山に登っといてよかった(笑)。

ここ、景色いいんだよね~(笑)

そんな感じで、路線をひいて(ひもを置いて)あちこち行って、ゲーム終了。
勝ったのは、1号、以下わたし、2号。

見た目は、楽しそう…

1号「おもしろくしたかったのは分かるけど、それが上手くいかなかったって感じ」
2号「全然すっきりしないゲーム。いちいち駅を確認しなきゃいけないのがめんどくさい」
とのこと。

 

うーん、まぁまぁかな。
期待しすぎたのかもしれませんが、何か足りない感じです。

まず、この他言語版はすごく遊びにくいと思います。
上にも書きましたが、駅の種類がすぐ分からない。
最初のうちは、アイコンだけでプレイするのが不安だったので、説明書で確認していたのですが、駅名がかかれていないので、いちいち絵で調べなきゃいけないのです。
そして、アイコンも分かりやすいと言えるものではなく、マーカーに関しては見落としても不思議じゃないレベルです。
これだけでも充分ゲームテンポを落としているのに、得点チップは数字が片面印刷なので、裏返しになったら表にして確認しなきゃいけなくて、スムーズなプレイには程遠い状態でした。

ゲーム自体は、アナログだからこそできたゲームでいいなぁと思いましたが、コンポーネントが残念すぎました。
アイディアはおもしろいのに、もったないと思います。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日は…天気、めっちゃ悪し。
1日中薄暗くて、何度も「今何時?」と時計を確認する始末。
2号が「なんかさ、このまま寝ちゃってもいい気がする」というぐらい、どんよりした天気でした。

その2
でも、こう天気が悪いと、人間も冬眠すべきではないかと(笑)。
それが自然の摂理(え?)。

その3
そのせいか、今日やろうと思っていたこと、半分も片付かなかった…うん、これは絶対天気のせいっ(笑)。

その4
でも、ちゃんとゲームでは遊んだっ!
うん、ゲームで遊んでるからダイジョウブっ!

その5
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪