紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ポイントサラダ(Point Salad / Punkte Salat)

f:id:konpekino:20210105233316j:plain

おいしいサラダを作りましょっ!

「ポイントサラダ」では、全員サラダを作ります。
市場で野菜を集め、同時に得点カードも集めます。
一番高価なサラダを完成させた人が勝ちです。

No.221

・ポイントサラダ(Point Salad / Punkte Salat)

・Shawn Stankewich, Molly Johnson und Robert Melvin作

・Pegasus Spiele

・8歳から

・2人から6人

・時間…15分から30分

・日本語化…必要ですが、日本語版が出ていますし、和訳シートでも充分だと思います

ネットでみかけて、購入。
図柄も好みだし、簡単なのにおもしろいってサイコーじゃんっ!と思いまして(笑)。

人数に合わせてカードの枚数を調節します。
それから、得点面を上にしてよくきります。
カードを3つの山札に分けて、それぞれ上から2枚ずつ野菜面を表にして山札の前におきます。
野菜面のカード計6枚が市場となります。

手番がきたら、以下の2つから1つ選んで実行します。

・市場の野菜面のカードを2枚選んで自分の前におきます。
野菜は種類別に枚数が分かるようにおきます。
それから、カードをとった列の山札から野菜面を表にして市場の野菜を補充します。

・得点面のカードを1枚選んで自分の前におきます。
得点面の条件が満たされたら、かかれた得点がもらえます。

どちらの場合も、一手番につき1枚得点面のカードを野菜面にひっくり返すことができます。
とったばかりの得点面のカードを野菜面にしてもかまいません。
ただし、野菜面のカードをひっくり返して得点面にすることはできません。

山札がなくなったら、まだ残っている山札を半分にして、補充します。
山札がすべてなくなり、市場の野菜もすべてなくなったら、終了です。

それぞれ集めた得点カードの条件をみたせば、得点となります。
同じ野菜カードを、他の組み合わせで何度も使うことができます。
「1番多い」「1番少ない」は、他のプレイヤーが同数でも条件をみたしたことになります。

すべての得点を足して、1番多かった人の勝ちです。

f:id:konpekino:20210105233619j:plain

上が得点カードで、下が市場です

天気の悪い午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
説明書を読んだ時点ではぴんと来なかったけれど、実際にカードをならべてみたら、あっさり理解。
…確かにこれ、めっちゃ簡単(笑)。

まずは得点カードを確認…ふーん、こんなのがあるんだ…
よく分かんないけど、「ポイントサラダ」っていうぐらいだから、まずはサラダかな…
サラダを2つとってみる。

2号は「トマトにしてみようかな…あと、たまねぎ」…野菜をとるたびに、新しい得点カードがあらわれるのがおもしろい。
1号もトマトを集める。

序盤は得点カードをチェックはするけれど、とるまでには至らず…何がどれだけ集められるか予想がつかないので、3人ともある程度集まってからのほうがいいなと考えたらしい(笑)。
1号と2号はトマトを集め、わたしはサラダ…

そこに出てきた「サラダがペアで5点」…2号はすかさず「あ、これ、ままとるね」…はい、とります(笑)。
2号は「こーゆーのってさ、まんべんなくあったほうがいいんだっけ?」と言うので、「どーだろ、とりあえずいろいろあったほうがいい気はするけど…でも、得点カード次第だよねぇ」と言ったら、「そうだよね…でも、まだにんじんもってないから、にんじんにしよっと」…人の話聞いてねぇ(笑)。

1号は、にんじんとパプリカで得点をめざす。
トマトが集まったから、トマト1こで3点という得点カードを選んだものの、にんじんと玉ねぎは1こでマイナス1点…ある程度のマイナスは仕方がないという方針らしい。

そして、わたしは運よく出てきた「サラダが1番多い」の得点カードをもらう。
他の人の手番で「お、あの得点カードいいな…」と思っても、その列の野菜がとられると、野菜になっちゃうのがくやしい(笑)。
でも、次に出てきた得点カードがもっとおいしい…かもしれない(笑)。

途中で1号が「ねぇ、これ、おもしろいじゃん」と言うと、2号も「うん、おもしろい、これ」。
ただ、野菜とるか、得点カードとるか…だけなのに、すごくおもしろい。
いくら先をよもうとしてもよめないから、わたしにはぴったり(←先読み苦手・笑)。

終盤になると、お互いの思惑がはっきりしてくるから、自分が得点できないなら相手の足をひっぱる方向になる(笑)。
2号がめざとく「あ、サラダ、もうままにあげちゃだめだよっ、2枚で5点だから奇数にしとかないと」と言い、1号も「…サラダかー、いらないんだけどなー」と言いながらとってゆく(笑)。
こいつら、なんでこんなときだけ華麗な連係プレイ、決めるかな(笑)。

そのくせ、1号の最後の手番にしっかり玉ねぎを残しておく2号(笑)。
たった1枚の玉ねぎだけど、計マイナス3点…「きったねー」と1号(笑)。
あっという間に終了で、得点計算すると、わたし、1号、2号の順。
あんなにいろいろ画策してたのに、2号意外に得点伸びず(笑)。

f:id:konpekino:20210105233615j:plain

残り物に福…はあるか?

これはおもしろいってんで、そのまま2戦目に突入。
今回は、1号も2号も種類をしぼって集める作戦らしい。
わたしは…しぼりたくてもしぼりきれず(笑)。
とりあえず、1こで得点するカードは却下…1こで得点できるカードは、1こでマイナスなるのと抱き合わせ商法なので、選択肢がめっちゃ狭くなる。
なので、そろえると得点できるカードを狙うことにする。

中盤まで、1号はサラダと赤キャベツと玉ねぎだけでくる。
早いうちに得点カードも集めているのに、わたしはまだ迷走中(笑)。
2号は、トマトで大量得点をもくろんだらしく、トマトとトマト得点カードを集める。
わたしは残り物(笑)でいろんなのがそれなり(笑)に集まってくる(笑)。
まさに「行き当たりばったり」(笑)。
でも、ペアにすると得点という得点カードを何枚か集めて、その野菜を補強する。

終盤になって、わたしはサラダとパプリカ、にんじんで8点という得点カードを確保!
サラダとパプリカは2枚以上あったけれど、にんじんは1枚だったので、次の手番でにんじん補充で8点を2倍にする!
そのまま場のカードがなくなり、計算するとわたし、1号、2号の順番。
勝ったのは、わたし、以下1号、2号。

評判通り、すっごくおもしろかったです。
簡単なルールで、しかもとても分かりやすい!
序盤は戸惑っても、中盤までには「そういうことか!」と理解できるので、初心者でも楽しめると思います。

プレイヤーの得点条件がそれぞれ違うというのが、とても新鮮でした。
しかも、その条件がオープンになっているので、足の引っ張り合いもできるわけです。
といっても、思い通りに足を引っ張れるわけではなく、足を引っ張ったことで、実は自分の足も引っ張ってたりします。

野菜を得点面にはできませんが、得点面を野菜にできるというのは、おもしろいと思いました。
とれると思った得点がとれなさそうならば、ひっくり返して野菜にできるわけです。
しかも、得点面には裏の野菜が何か分かるようになってるのです。

ルールは少ないし、プレイ時間も短いし、すぐに「もう1回!」ができるのも魅力。
実際、何度も遊びたくなる中毒性があります。
親に脅されて(笑)ゲームに付き合っている1号と2号ですが(笑)、「ポイントサラダ」は、遊んだ後すぐに「もう1回やろう!」と言ってましたから(笑)。

☆今日のありがとう☆
2号が夕飯を作るのを手伝ってくれました。
一緒に料理しながら、ぺちゃくちゃおしゃべり…なんてことないことだけれど、今はとてもありがたいです。