紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

オニリム(Onirim)

f:id:konpekino:20200926034053j:plain

夢の迷路から脱出することができるでしょうか?

あなたは夢の中の幻想的な世界で秘密の迷路をさまよっています。
夢が消え去り、永遠に夢の中に閉じ込められる前に、迷路の出口を見つけなければなりません。

No.150

・オニリム(Onirim)

・Shadi Torbey作

・Pegasus Spiele Z-Man Games

・10歳から

・1人から2人

・時間…15分

・日本語化…必要ありません

最近、1号、2号が忙しくなってしまい、遊んでもらえなくなっちゃいました。
なので、今回はソロで遊べるゲームです。

とはいうものの、わたしは「みんなでボードゲームで遊ぶ」のが好きなので、ソロゲームはほとんど持っていません。
ソロで遊ぶならコンピューターゲームでいいじゃんと思う派です(笑)。

オニリムには、最初から拡張が入っています。
拡張用のカードをぬいて、残りのカードをよくきります。
それを山札とし、上から5枚手札にします。
もし、手札に悪夢カードかとびらカードがあったら、虚無(Limbus・辺獄と訳すようですが、映画『インセプション』では虚無と訳していて、そちらのほうがしっくりくるので、ここでは虚無とします)におき、新たに山札から手札を補充します。

オニリムの目的は、とびらカード4色各2つの計8枚を山札がなくなるまえに集めることです。
とびらカードを集めるには、同じ色のカードを3枚続けて迷路にならべなければなりません。

手札の準備ができたら…
1.手札を出す
カードは、迷路に出すか、捨て札にすることができます。
→迷路に出す
自分の前に迷路として、手札を1枚おきます。
少しずらしてシンボルが見えるように並べておきます。
ただし、同じシンボル(月の隣に月、太陽の隣に太陽など)は続けておくことができません。
同じ色を3枚続けて並べると、その色のとびらカードが見つかったことになります
山札から同じ色のとびらカードを探し出して、自分の前に表にしておきます。
山札をよく切ります。
→捨て札にする
迷路にカードを出すことができない、あるいは出したくない場合は、手札から1枚選んで捨て札にします。
その際、カギのシンボルがついたカードを捨て札にすると、山札の上から5枚表にして見ることができます。
その中から1枚捨て(悪夢カードがあったら、捨て札にできる)、残りを自分の好きな順番に並べ替えて山札の上に裏返しに戻します。

2.手札の補充
手札を山札から補充します。
→迷路カードだったら
手札に加えます。
→とびらカードだったら
もし、同じ色でカギ のカードを持っていたら、カギのカードを捨て札にし、とびらカードをもらいます。
同じ色のカギのカードがなかったら、とびらカードは虚無におかれます。
→悪夢カードだったら
下の4つのアクションから1つ選んで実行します。
・手札にあるカギマークのカードを1枚捨て札にする
・すでに獲得したとびらカードを虚無におく
・山札の上から5枚を表にし、その中にとびらカードか悪夢カードがあったら、それは虚無におき、残りをすべて捨て札にする
・手札をすべて捨て札にし、ゲーム開始時のように山札から新たに手札を5枚とる(その中にとびらカードか悪夢カードがあったら、虚無におき、手札が5枚になるまでカードを補充する)
アクションの1つを実行したら、悪夢カードも捨て札にします。

3.虚無をまぜる
虚無におかれたカードを山札に混ぜてよくきります。

これを繰り返し、山札がなくなる前に、とびらカード8枚を獲得したら勝ち、山札がなくなってもとびらカードがそろっていなかったら負けです。

 

f:id:konpekino:20200926034526j:plain

あととびら2つ…

雨降りの午後にわたし1人でプレイ。
絵に雰囲気があり、吸い込まれる感じ…雰囲気がありすぎて逆に怖いくらい。

手札を見ると青のカードが3枚、しかもシンボル全部違う。
なら、青から始めてみよう…

カード出しては、補充して、カード出しては、補充して…悪夢もとびらも出てこないので、淡々と進む。
あっさりと1つめの青いとびらカードが見つかる。

そのあとも、青のカードに恵まれたので、このまま青で行くことにする。
すると悪夢!!
うー、出そうと思っていた青のカギを捨て札にして悪夢も捨てる…

ただ、運よく次に引いたカードが青でシンボルも重ならなかったので、一気に青のとびら2つ!
次は…オレンジ(ってかベージュ?)かな。
3枚あるとはいえ、カギが2つと月1つ…念のためカギはぎりぎりまで持っていたいけど、3枚一気に並べるならカギから出さなきゃいけない…
カギ、出してみる…ひいたカード、悪夢じゃなかった!
そのまま一気に出して、オレンジのとびらも1つ見つける。

ちょこちょこと出てくるカギをしっかりキープして悪夢対策をとってみる(笑)。
次は…赤、かな?
ところが赤は太陽ばっかり。
仕方がないから赤の太陽を捨てて、カードをひく…悪夢!!
虎の子のカギを出して逃れる。

ところが、次にひいたカードも悪夢!
もうカギないってばー!
山札から5枚捨てるか、手札捨てるか迷う…山札から5枚捨ててそこにカギが入ってたらきついし、今の手札にはカギないから、よし、手札捨てる!

新しい手札には赤の月もあって、赤3枚で赤いとびらも見つかる。
となると次は緑かなと思ったけれど、手札にはオレンジがいっぱい(笑)。
なので素直にオレンジを集めてみる。
青を集め終わっていたので、青のカードはどんどん捨てられるし、青のカギは心置きなく悪夢対策に使えるのが心強い。
最後の緑で多少手こずったけれど、とびらを8つ見つけて無事脱出!

このゲームは、とにかく絵がいいです。
絵がいかにも夢の中という感じで、誘い込まれます。
とびらが多少ろうそく(笑)に見えないこともないけれど(特に赤いとびら)、山札をひっくり返してとびらを探すのは、本当にとびらを探して走り回っている気分になるし、見つかると「あー、見つかった!」とホッとします(笑)。
説明書で「カードが3枚そろったら、山札からとびらカードを探して自分の前におきます」と読んだときは、「えー、山札見ちゃうの?で、自分で探しちゃうの?」と思ったけれど、この動作がいかにも出口を探しているという感じでゲームにとても合っていると思いました。

カードをひくたびにドキドキして、悪夢が出たら悩んで…ジェットコースター並みに激しいかも(笑)。
カードの質もよくて、ゲームに集中し、雰囲気にひたれます。
今度は、拡張を入れて遊びたいです。

 

☆今日のありがとう☆
ちょっと時間ができた2号がゲームに付き合ってくれました。
ホントありがたい!!