紺碧のSpielplatz

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ヘックメック(Heckmeck am Bratwurmeck)

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ソーセージならぬ虫で勝負

虫グリルは大人気!
もちろん、虫は鳥たちの大好物ということもあるのですが、虫グリルが人気なのはにわとりのハラルドによるところが大きいのです。
鳥の街ケンタッキーに住む彼のサムおじさんが、街中に虫グリルの店を作ることを思いつきました。
第1号店が開店して以来、虫グリルは飛ぶように売れ、国内だけでなく、海外にも出店したほどです。
世界中の鳥たちは、土の中から熱心に虫を見つけ出し、虫グリルに配達します。
カレー虫でも、焼き虫でも、フランクフルト虫でも、すべての虫は虫グリルへ届けられるのです。
ハラルドは「虫ハンターから百万長者!」となりました。

No.151

・ヘックメック(Heckmeck am Bratwurmeck)

Reiner Knizia

・Zoch

・8歳から

・2人から7人

・時間…20分から30分

・日本語化…必要ありません

チャオチャオ」を出そうとして、ふと近くにあった「ヘックメック」に目が留まりました。
そーいえば、これもあった!ということで、こっちも出してみました(笑)。
「ヘックメック」自体は2005年発売ですが、根強い人気でいろんなバージョンが出されています。
特にファンというわけではないわたしですら、ミニバージョン持ってるぐらいです(笑)。

虫のついたタイルを番号順に並べます。
これが虫グリルになります。

手番がきたら、さいころ8個をまとめてふります。
出た目から1つ選んで、その目のさいころをすべてわきにおきます。
虫をわきにおいてもかまいません。

残りのさいころをふり直し、また1つ選んでその目のさいころをすべてわきにおきます(もうふり直す必要がない場合は、ふり直さなくてもかまいません)。
その際、すでに選んだ目をもう一度選ぶことはできません。
虫は5点として、さいころの目をすべて足し、その数の虫タイルが、虫グリルか他のプレイヤーの前にあったら、そのタイルを自分の前にもってくることができます。
すでに自分の前に虫タイルがあったら、その虫タイルの上に重ねます。

ただし、選んださいころのなかに必ず1つ以上虫がなければなりません。
虫がなかったら、バーストとなりタイルはもらえず、手番終了となります。

また、さいころをふり直したけれど、
・どの目もすでに選んでわきにおいてあった場合(つまり新しい数をわきにおくことができない)
さいころの目は重ならず、虫もあるけれど、合計数の虫タイルが虫グリルにも他のプレイヤーの前にもない場合
もバーストで、タイルはもらえず手番終了となります。

バーストして手番終了となったとき、すでに自分の前に集めた虫タイルがあったら、一番上の虫タイルを虫グリルに戻します。
そして、虫グリルの一番数が大きい虫タイルを裏返しにします(裏返しになった虫タイルはもうもらうことができません)。
もし、戻した虫タイルが虫グリルで一番大きい数だったら、裏返しにはしないでそのままおきます。

虫グリルの虫タイルがなくなったらゲーム終了です。
虫タイルの虫の数(注・数字ではありません)が一番多い人が勝ちです。

 

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さぁ、虫を焼くぞ~!

天気の悪い午後に2号とわたしの2人でプレイ。
このゲーム、何がいいってタイルの質がめちゃくちゃよい!
つるっとしていて重みがあって手になじむのです。
…だからってすぐにもらえるわけじゃないのですが(笑)。

序盤は気楽にさいころどーんとふって、なるべく大きい数、複数出てたらもっといい、虫も忘れないでとって…という感じで進みます。
タイルはまだいっぱいあるし、バーストすることもあんまりない。

2号は序盤で5と虫をどさっと出して、見事35のタイルをとる!
…わたしなんて、22か23ぐらいが精いっぱいだっつーのに…ようやくとれたっと思ったら、2号にかっさわれたり。

しょうがない、ちまちまと集めようと思っても、さいころはいう事聞かないし(笑)、小さい数だからしょっちゅう2号にとられる(笑)。
大きい数でフタ(集めたタイルの一番上にのせる)したらまだ安全かなとは思うけど、大きい数がとれるぐらいなら苦労はない(笑)。

中盤から終盤にかけて、俄然バーストの回数が増える。
最後まで粘ってみるけど、するときはするバースト(当たり前)。
たまにバーストならだれずに続けられますが、お互いバーストばかりになるともうどーでもいいやという気分に…

結局タイル5枚虫9匹ためた2号の圧勝。
さいころゲームは苦手だ(笑)。

これ、2人から7人までって書いてあるけれど、7人でやったらすっごく退屈なんじゃないかと思います。
待ち時間は長いし、とったりとられたりが頻繁になっていつまでたっても終わらないことになるのではないかと。
出目に恵まれたら盛り上がるとは思いますが、終盤のバーストの連続は仕方がないとはいえ爽快感ゼロ。

何度も遊んでみたのですが、このゲームの人気は分かりませんでした。
シンプルでおもしろいゲームだとは思うのですが、わたしには合わなかったみたいです。

 

☆今日のありがとう☆
久々に3人で昔のゲームで遊ぶ。
簡単なのにとっても楽しくてあらためていいなぁと思いました。
一緒に遊んでくれてありがとう。