紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

スリーピング・クイーンズ(Sleeping Queens)

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プリンセスじゃなくてクィーンが寝てるらしい

女王さまが眠っています。
王さまだけが彼女を起こすことができるのですが、目が覚めても騎士に連れ去られたり、眠り薬でまた眠らされたりしてしまうこともあります。
偉大なドラゴンや、強力な魔力を持つ魔法使いに守ってもらいましょう。

No.145

・スリーピング・クイーンズ(Sleeping Queens)

・Miranda Evarts & Family作

・Game Factory

・7歳から

・2人から5人

・時間…15分

・日本語化…必要ありませんが、女王さまの名前が分かるとおもしろいかもしれません。

このゲーム、箱の開け方がちょっと変わっていて、本を開くように開けます。
メルヘンぽくしたかったのかもしれませんが…開けづらく、閉めづらい(笑)。
しかも、ムダに箱が大きい…箱のサイズ半分で済んだよね?と突っ込みたくなる…

裏が緑の女王さまカードはよく切って、裏返しにして並べます。
裏が赤いカードもよく切って、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。
残りのカードは山札として、裏返しにして積み重ねておきます。

手番がきたら、手札からカードを選び、表に出します。
カードの種類と効果は…

・王さま
このカードを出したら、女王さまを1人起こして(表にして)自分の前におきます。

・お城の道化
このカードを出したら、山札から1枚表にします。
そのカードが特殊カードだったら、手札に加え、もう一手番行います。
数字カードだったら、自分を1として時計回りに数字分プレイヤーを数え、そのプレイヤーは寝ている女王さまを起こして、自分の前におきます。

・騎士
このカードを出したら、他のプレイヤーの前におかれた女王さまカードを自分の前におきます。

・眠り薬
このカードを出したら、他のプレイヤーの前におかれた女王様カードを裏返しにしてまた中央にもどします。

・ドラゴン
他のプレイヤーに騎士を出されて、女王さまをとられそうになったとき、ドラゴンを出すととられません。

・魔法の杖
他のプレイヤーに眠り薬を出されて、女王さまが中央に戻されそうになったとき、魔法の杖を出すと戻されません。

・数字カード
同じ数字が2枚あったら、まとめて出すことができます。
あるいは、2枚の数字を足して、3枚目の数になれば、3枚出すこともできます。
それらが不可能だったら、1枚出します。

カードを出したら、手札が5枚になるように山札から引いて、手番は終了です。

終了条件を満たしたプレイヤーが出たら、ゲーム終了、そのプレイヤーの勝ちです。

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なんで女王さま起こすんだろ(笑)?

天気の良い午後に2号とわたしの2人でサクッとプレイ。
序盤は、お互い数字カードを出しまくる。
何度かプレイして、序盤から女王さまをとるのは得策ではないと分かっているからできること(笑)。
2号はうまく足し算やったり、同じカードまとめて出したけれど、わたしはどうにも1枚ずつしか出せない。

そして、まず2号が王さまカードを出して、女王さまをとる。
「あ、これプードル女王さまだから、ネコ女王さまと一緒にできないやつだ」
わたしも負けじと、手持ちの王さま出して女王をとる。
「あ、ネコ女王さまだよ!」
上手く分かれてくれた(笑)。

わたしは、序盤から騎士がたまったので、2号の女王が3人になったところで、「騎士で女王さまもらいます」。
「えー、ドラゴン持ってないのにー」
…でも、なんかなー、これ、どー考えても誘拐(笑)。
騎士が女王さま誘拐っていいのか(笑)?

2号も、「じゃあ、眠り薬で眠らせる。魔法の杖持ってる?」
「持ってないー」
わたしの女王さま、また眠っちゃう…って、女王さまに眠り薬飲ませていいのか(笑)?

2号は自分が出した道化で、見事女王さまを起こし、わたしの道化でも、2号が女王さまを起こす…道化の裏切り者ー(笑)。
このままじゃ2号が5人目の女王さまを集めちゃうっと思い、わたしは騎士再び(笑)。
ところが「今度はドラゴンいまーっす」…誘拐できなかったー(笑)。
でも、次の王さまでわたしは20点のハート女王さまを起こし、50点集めて終了!

これ、いろんなカードゲームをうまく組み合わせたという感じです。
モリーの要素もあり、カードの強弱で戦う場面もあり、盛りだくさん!
でも、理解しやすい流れなのでテンポよく遊べます。
2017年のSpiel des Jahresの推薦リスト(Empfehlungsliste)に入ったのも納得のおもしろさでした。

ただ…システムとテーマが合ってない!
なんで眠り姫ならぬ眠り女王にしちゃったんだろう?
例えば、普通に(笑)宝探しにして、宝の地図を出したら、宝カードがもらえて、泥棒がいて…っていうほうが、システムに合ってたと思います。

それに、眠り女王がテーマだと、男の子の食いつき悪い(笑)。
2号も「これ、おもしろいんだけどさ、なんで女王さま寝てるの?で、なんで起こすの?」と突っ込んできたし(笑)。
騎士が女王さまを連れ去るとか、なんか「え?」と思う場面が多々…

システムはよくできてるし、カードの絵もきれいだし、遊び自体はとってもおもしろいのに、テーマが足をひっぱってる気がします。
もったいないなー、ホント。
ちなみに、カードのクオリティはとてもよかったです。
このシステムに合うテーマで作り直さないのかなぁ。

 

☆今日のありがとう☆
おすすめのレシピで、チーズケーキを作ってみました。
あんまり難しくないのに、すっごくおいしいのができました。
家族も「おいしい!!」と言ってくれて、とってもうれしかったです。