一緒に1から20まで数えましょう!
順番に数えます。
そんなの簡単かな?
こうもりのフリッツが、次から次へと新しい問題を出して、きみたちを困らせなければね!
きみたちが問題を覚える前に、フリッツはもう次の問題を準備してるぞ。
さぁ、きみたちはいくつ問題を解くことができるかな?
No.302
・ビス20(Biss 20)
・Lena & Günter Burkhardt作
・Drei Magier Spiele
・7歳から
・2人から8人
・時間…20分
・日本語化…必要ありません
ネットでうろうろしていたら、目にとまったのが「ビス20」。
わたしは、Drei Magier SpieleもRolf Vogtさんの絵も好きなので、購入(笑)。
作者の2人は、なんと父娘(笑)。
おとーさんと娘がゲームで遊んでたら、いいゲーム思いついちゃったーって感じでしょうか(笑)?
人数に合わせて宝石を準備します。
数字カードは、よくきって裏返しに積み重ねます。
レベルに合わせて、問題カードを準備します。
数字カードを2枚表にします。
ルール1は、数字カードの数字を入れ替えてスタートプレイヤーから順番に「1」「2」「3」…と「20」まで宣言することです。
間違えることなく「20」が宣言されたら、問題カードを1枚と数字カード1枚を表にします。
これがルール2で、表になったカードはルール1のカードの上に重ねますが、このラウンドではルール1とルール2の両方にしたがって、数字を宣言します。
前ラウンドで「20」を宣言したプレイヤーからスタートします。
ただし、間違った数字を宣言したり、3秒以内に正しい数字を宣言できなかったら、宝石を1つ箱に戻します。
同じルールのまま、間違えたプレイヤーから「1」を宣言してゲームを再開します。
これをくりかえして宝石がなくなる前に、決められた問題数をクリアできたら、プレイヤーの勝ちです。
ルールを読みながら、「やっちまった…」と思いました(笑)。
めっちゃ苦手なくせに、怖いもの見たさで遊びたくなっちゃうヤツだ、これ(笑)。
天気の良い午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
まずは、ルール説明。
説明してると、1号が「あー、これ、小学校でやったことあるわ」…え?キミが小学生のとき、このゲームはなかったと思うけど…「違うって、フツーのカードでクラスでやったことある」
…なるほどー、学校でフツーに遊んでるんだ!
2号は「えー、やったこと、ないけど」…キミはないのね(笑)?
数字カードを2枚表にすると…20と8。
まだ要点がつかめていない2号は最後にして、1号から順番に…
「いち」
「に」
「さん?」
「し」
「ご」
「ろく?」
「なな」
「は…じゃなくて、にじゅう!!」
「あー、まま、間違った~!!」と1号は鬼の首をとったかのように大よろこび(笑)。
2号は2号で「あー、わかったかも…」…今ごろ(笑)。
宝石を箱に戻して、もう1回わたしから。
「いち」
「に?」
「さん」
「し」
「ご?」
「ろく」
「なな」
「…にじゅう?」
「きゅう」…あ、そっか!!
「じゅう」
「じゅういち?」
「じゅうに」
「じゅうさん」
「じゅうし?」
「じゅうご」
「じゅうろく」
「じゅうしち?」
「じゅうはち」
「じゅうく」
「…はちっ!」
…全員思わず拍手(笑)。
数を入れ替えるのに集中しすぎて、そのあともカウントは続くのを忘れてあたふたしたのはわたし(笑)。
「はー…これ…大変」と言ったら、1号「で、次はどーすんの?」…めっちゃやる気やん(笑)。
数字カードと、問題カードを1枚ずつ表にして、確認。
「これさー、ホントは前のカードの上にのせるんだよね…」と言ったら、1号はあっさり「じゃ、のせよ?」…マジっすか(笑)?
2号とわたしは必死に「初めてだし。覚えられないし。それは慣れてからのほうがいいと思うしっ」と説得(笑)。
ということで、初回ハンデでずらしておくことに(笑)。
表になったのは、数字カードが1で、問題カードが机をたたく…
「えーっと、誰からだっけ?」
「2号からだよ」
「じゃあ、2号から」
…「いちっ!」と2号がためらいなく宣言…おーい、ルール分かってるかー(笑)?
1号が「だーかーらー」というと、「あ、そっか」…あ、そっか、じゃねぇ(笑)。
宝石戻して、机をたたく。
2,3,4,5,6,7…
運よく8は1号の番で、1号が見事「20」と宣言。
…その次のわたしは、元気よく「8」…そうじゃねぇっ!
1号爆笑、2号ホッとした顔(笑)。
…どうすればいいのか、全然分かんないんですけどー(真顔)!
気を取り直して(笑)、わたしから開始…3度目の正直で、ようやく完走。
2号とわたしは、すでに気力が残ってないのに、1号はいそいそと数字カード2と問題カード「両手をあげる」を表にする。
…ちゃんと前のカードが見えるようにおいてくれたのが泣ける(笑)。
まず「机たたく」…で、あ、「両手をあげる」…で、「3」…
テンポはゆっくりだけど、3人ともかなり慎重に宣言していく(笑)。
今回は1発でOK(笑)!
そんなこんなで初級の問題カード6枚をなんとかクリア…終わった時は、わたしの脳みそ、もう残ってなかった(笑)。
1号はうれしそうに「じゃあ、今度はカードを重ねてやろう」というので、2号と一緒に「今日はやめよう。絶対記憶がぐちゃぐちゃになるから。次回はカード重ねよう」と説得(笑)。
も、レンチャンとか勘弁してー(笑)。
そして、数日後。
…時間ができたので、ゲーム…ここで新しいのを出してきたら、1号に抗議されるなと思ったので、おとなしく「ビス20」を机の上におく(笑)。
それを見た2号…無言(笑)。
1号はうれしそうに「あ、今日は重ねてやるよね?」…覚えてたか…(絶望)
まず数字カード2枚。
5と17…
「いち」
「に」
「さん」
「し?」
「じゅうなな」…え?
「あ…っと、ろく…?」
「なな?」
「はち」
「きゅう」
「じゅう?」
「じゅういち」
「じゅうに」
「じゅうさん?」
「じゅうし」
「…じゅう…ご」
「じゅうろく?」
「ごっ!」
「あ、はい、えっと、じゅうはち」
「じゅうく」
「にじゅう」
…確かになんとかなったけど、実はルールに「3秒以上つまったら間違いとみなします」というのがあるので、わたしたちホントは思いっ切り失敗(笑)。
…でも、このメンバーで厳密にやってたら、たぶん絶対成功しない(笑)。
ので、そのままルール2…1号がめっちゃ楽しそうにカードを重ねておく…くっそー(笑)。
出たカードは、「14」で「おじぎする」…ふーん。
このルールは、3人ともすぐ覚えられたようで、なんとか1発クリア(笑)。
そこで、1つめのルールは「入れ替え」だけど、2つめ以降は「変更」なんだと気がつく。
入れ替えだと、数字2つに気を配らなければいけないけれど、変更なら数字を1つを覚えるだけ…って、わたしレベルじゃ難易度に大差はないけど、ちょっとした転換が必要になる。
なんかこう、脳みその違う部分を使う感じ(笑)。
次のルールは、「19」で「反対まわり」…「えー、反対??」と言ったら、2号は冷静に「でも、19でしょ?20だけで終わるじゃん」…確かに(笑)。
ところが、ここで気が緩んで(笑)、ルール1の入れ替えを忘れた2号とわたしが17で立て続けにひっかかる(笑)。
つまり、19にたどり着かない(笑)。
そして、ようやく2号が「19」と言った後…ながーいながーい沈黙があって、わたし「20」…3人とも正解かどうか全然自信ない(笑)。
今回も初級レベルで挑戦したので、問題カードは6枚…間違えたり、つっかえたりしながらがんばる3人。
ルールが増えると、普通の数字を言うのにも躊躇するようになり、「…は…ち……合ってる??」とわたしが言うと、1号と2号、無言でうなづく。
かと思えば、2号100%の自信とともに、「14!」と叫び、1号とわたしに「ちがーうっ!おじぎー!」と叫ばれたり(笑)。
終始どきどきしっぱなし(笑)。
そんなこんなで、6つめのルールをクリアした時は、3人で大よろこび。
わたしはよろこびより、終わったという解放感のほうが強かったけど(笑)。
宝石を6こ残して、終了!
これ、めちゃくちゃシンプルなのに楽しい!
1号が小学校でやったことあると言っていたので、たぶんルール自体は普通に遊ばれているのだと思います。
でも、さすがゲームデザイナーのパパと娘が遊ぶとなると、そこにアクションを加えてオリジナルにしちゃう!
問題カードが40枚ということは、アクションも40種類あるわけで、さすが現役の「子ども」がデザイナーだけあるなと思います(ほめ言葉)。
3人で遊んでも、充分おもしろかったけど、これ大人数でもやってみたいです。
自分の番が回って来る回数が少ないと、緊張感がますます高まるのではないかと(笑)。
やってから、やるんじゃなかったーって思いそうだけど(笑)。
☆今日のありがとう☆
ユーロ(サッカーのヨーロッパ選手権)が開幕し、1号も2号もTVにくぎ付け(笑)。
スイス対ウェールズ(1-1)を観戦し、デンマーク対フィンランドを観戦中…
デンマークの選手が突然倒れました。
ゲーム中断、メディカルサポート到着…そして心臓マッサージ…
見ていたわたしたちは3人とも声が出なくなったけど、他の選手たちは壁となってメディアから倒れた選手を守っていました。
結局倒れた選手をカーテンで囲って、みんなで退場…TVはスタジオで簡単に状況を説明し、「試合中断」とテロップを流して、急遽他の番組に変更(しかもサッカーとは全く関係ない)。
しばらくして「選手の意識が戻り、状態は安定しています」とテロップが流れ(それでも他の番組)、8時30分から試合再開の告知。
試合は結局フィンランドが1-0で勝ちましたが、それより倒れた選手の意識が戻り、容態は安定しているという知らせは、本当にうれしかったです。
1年延期して、ようやく開催にこぎつけたユーロ2020。
どうか、以後どの選手も体調を崩さず、全力プレーができますように!