紺碧のSpielplatz

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チケットトゥライド ファーストジャーニー ヨーロッパ(Zug um Zug Meine erste Reise / Ticket to ride First Journey)

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初めての旅!

「おばあちゃん、写真のこの人はおばあちゃんなの?で、この高い塔は…?」
「あぁ、それはエッフェル塔だよ。ずいぶん前の写真だねぇ…おまえのおじいちゃんと一緒に初めてヨーロッパ旅行をしたときの写真だよ」
「えー!どこに行ったの?」
「いろんな街をまわったねぇ…パリやウィーン、モスクワまでも行ったよ。いつのまにか、人生が旅行そのものになったねぇ…」

No.300

・チケットトゥライド ファーストジャーニー ヨーロッパ(Zug um Zug Meine erste Reise / Ticket to ride First Journey)

Alan R.Moon

・days of wonder

・6歳から

・2人から4人

・時間…15分から30分

・日本語化…必要ありませんが、地名が日本語だと遊びやすいと思います。

ハイ、血迷って購入(笑)。
対象年齢が6歳から(通常マップは8歳から)ということで、ルールが簡単になっています。

まず、電車カード4枚、チケット2枚もらいます。
電車カードは裏返しのまま積み重ね、山札とします(場のカードはナシ)。
ボーナスチケットは、ボードのわきにおいておきます。

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チケットと電車カード

手番がきたら、以下の2つから1つ選んで実行します。
・山札から電車カードを2枚手札にします。
・電車カードを出して、電車を走らせます。

・電車カードを2枚手札にします。
山札から2枚手札に加えます。

・電車カードを出して、電車を走らせます。
走らせたい区間のます目の色と数に合わせて、電車カードを出し、自分の電車こまをおきます。
チケットにかかれた都市を結ぶことができたら、チケットを表にして他のプレイヤーに見せ、自分の前におきます。
新しいチケットを1枚もらいます。

自分のチケットが完成できなくなったら(他のプレイヤーに区間をとられた等)、自分の手番に手元にあるチケット2枚を捨て札にして、新しいチケットを2枚もらいます。

ボーナスチケットにかかれた都市を結ぶことができたら、「東から西へ!」と言ってボーナスチケットをもらい、自分の前におきます。

1番早く自分の前に完成したチケットを6枚おいた人が勝ちです。

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緑がより分かりやすい色になりました

家族で遊ぶ日(146)。
ミニマップ(ニューヨークロンドンアムステルダム)を出す代わりに、「こんなのを準備してみました」と見せると…3人とも「え?」という顔(笑)。
…うん、フツーはそうだよね(笑)。
「これ、6歳からで、かなりルールが簡単になってるんだって。だから、さくっと遊べると思うんだけど?」と言ったら、気を取り直した(笑)夫が「ZuZなんでしょ?じゃあ、やろう!」と乗り気になってくれました。
あー、よかった!

マップを広げると…すごく見やすい(笑)。
なにより電車こまが大きくなって、とても遊びやすい。
…分かった、わたしは6歳だったんだな(笑)!

ざっとルールを説明。
夫が気を利かせて、電車カードを場に表にしようとしたけど、「あ、それ、そのままでいいの」(笑)。
2号はチケットを見て1枚戻そうとしたけど、「あ、それ、そのまま戻さないの」
…かなり違和感あるわ、コレ(笑)。

わたしのチケットは、ダブリンーマドリッドとローマーアンカラ…どっこも重なってない!
しかも、ボーナスチケットも難しいじゃん…

…もう1回こそっと説明書を読み返す…どこにもチケット戻せるって書いてない(笑)。
マジっすか…
となれば、腹をくくるしかない…って、なんで6歳以上のZuZで腹くくることになるんだろ(笑)?

とにかく、出発!
…でもねぇ、全員ひたすら電車カード集め…どこが子ども用なんだ(笑)。
しかも、表になったカードがないということは、誰がどこに行きたいかのヒントが全くない!
自分が欲しいカードが出てくるまでひたすらカードめくりだけど、これはつまらないとは思わない…むしろ、どんどん高まる緊張感をどーにかしてー(笑)。

…家族でZuZやったら、どんなマップも緊張感マックスだということに今ごろ気がつく(爆)。
はぁー、どこが子ども用なんだ…

…と、心の中でぼやいていると、夫がローマーサラエボを走る。
結構近所だなーと思ったら、2号はパリーチューリッヒを走る。
そして1号は、サラエボアテネ…まさに将棋倒しで、わたしはアテネアンカラを走る。

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走り方が素直じゃないよね、みんな(笑)

…6歳からだっていうし、初めての旅っていうから、もっとこうふわっとした雰囲気で楽しめるのかと思ったけど、ぜーんぜん…子ども用になったって、ZuZはZuZだった(笑)!

まずチケットを完成させたのは、2号。
「ハイ、ウィーンーパリできた!」…え、そんな短距離あんの?
わたしが電車カード集めて四苦八苦していると、「ハイ、できました。パリーワルシャワ」…「えー、2枚ともパリだったの?」「うん、ラッキーだった!」
…わたし、まだ1枚もできないんですけどっ(逆ギレ)。

夫も、次々完成させていくのに、1号とわたしは無言で電車カードをめくる。
同色3枚って大変なんだってばーっ!
ようやくローマーアンカラができたので、チケット見せて、追加。
ロンドンーバルセロナ…ことごとく新開地に行けってか(笑)。
ダブリンーマドリッドもできたけど、出てきたチケットはアムステルダムストックホルム…絶対ケンカ売られてる(誰に?・笑)。

これはボーナスチケット狙ったほうがいいかな、でもここをつなげばこっちもつながる…なんて悩んでたら、「でーきたっ!」と2号が6枚目のチケットを出す。
…早っ!!

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始まる前に終わった、みたいな(笑)

勝ったのはぶっちぎりで2号(6枚)、夫が3枚、1号とわたしは…2枚。
「最初から、パリが2枚あったからねー」と2号はうれしそう…なんかむかつくー(笑)。
今回は、誰もボーナスチケットは取らず。
夫は「簡単だけど、これはこれでおもしろい!」1号は「都市マップより、こっちのほうがおもしろいじゃん」とのこと。
…思ったより好評で、なんか微妙な気分(笑)。

ごめんなさい、子ども用と思って、なめてました。
ルールを簡単にしても、ZuZはZuZでした(爆)。
あっちを立てれば、こっちは立たず、でしっかり悩ましいです。

誰がどこを狙っているか全くわからず、電車カードは思ったように集まらず、これはこれでZuZらしい悩ましさがしっかりあって、とってもおもしろかったです。
電車カードを集めているといっても、デッドストックにはならなかったのでそのうち出くるし(今回は、捨て札を切り直して山札にすることもなし)、あとはどういう順番でどこを走るかなので、子ども用とは思えないほどめちゃくちゃシビアでした。

ウチでは、意外にもミニマップより好評!
遊びたいけど時間が足りない!なんてときにとても便利なバージョンだと思います。
でも…普通は時間足りなかったら遊ばないのかな(笑)?

…というわけで、これで紹介したゲームが300となりました!
ここまで続いているのは、読んでくださるみなさんのおかげですっ。
本当にありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いしまーっす!

 

チケットトゥライド ファーストジャーニー その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆

その1
忙しいのに、ゲームにつきあってくれた家族、本当にありがとね。

その2
夫の作ってくれた夕飯がとてもおいしかったです。
おいしいご飯は、幸せそのものだなぁと思います。