紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

フルスロットル カードゲーム(Gib Vollgas!)

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チェッカーフラッグをふられるのは誰だ?

ぶるんぶるんぶるん!
数分後、待ちに待った「サン・ロベルト・グランプリ」がスタートします!
レーサーたちはスタートの合図を今か今かと待ちながら、エンジン音をとどろかせています。
誰もが最高のスタートを切ってエンジン全開、この激しいレースの勝利を目指します。
No.183

・フルスロットル カードゲーム(Gib Vollgas!)

・Roberto Fraga作

・HABA

・5歳から99歳

・2人から4人のレーサー

・時間…10分

・日本語化…必要ありません

ちょっと時間ができて、ゲームやりたいっと思ったとき見つけたのがこれ。
よく見たら、あのFragaさん作…どういういきさつで買ったのかはもう覚えていませんが、Fragaさんといえば茶目っ気のあるゲームデザインが特徴で、「スピンデレラ(Spinderella・2015年Kinderspiel des Jahres受賞)」や「象のトランペット(Trötofant)」「踊る卵(Eiertanz)」「ドクターエウレカ(Dr.Eureka)」「ジャングルの秘宝(Dschungelschatz)」などアクション系が多いです。
特に男の子たち(年齢関わらず・笑)はハマると思います。

黄色いカードと赤いカードに分けます。
黄色いカードは初心者向き、赤いカードは上級者向きです。
どちらか決めたら、よくきって裏返しにして積み重ねて山札とします。
レーシングカー6台は、机の中央にある程度あいだをあけておきます。

スタートプレイヤーは、山札から3枚カードを表にして並べます。
そしてさいころをふります。

出た色のレーシングカーを、山札に1番近いカードで見つけます。
見つけたら、線をたどり、反対側にあるレーシングカーを見つけます。
見つけたら、2枚目のカード(1枚目の隣にあるカード)でそのレーシングカーを探し、そこから線をたどり…を繰り返して、3枚目のレーシングカーにたどり着いたら、その色のレーシングカーこまを、机の中央からとります。

もし、その色のレーシングカーではないと思ったプレイヤーは、自分が正しいと思うレーシングカーをとります。
1ラウンドにつき、レーシングカーは1台しかとれません。

とったレーシングカーが正しかったとき…
ゴールに近づいた!
表になった3枚のカードから1枚もらって、自分の前におきます。
残りのカードは裏返しにして山札の下にいれます。

とったレーシングカーが正しくなかったとき…
急ブレーキ!
表になった3枚のカードはすべて裏返しにして山札の下にいれます。

レーシングカーを戻して、新しく3枚のカードを表にして、次のラウンドを行います。
3枚カードを集めたプレイヤーの勝ちです。

 

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小さいけれどよくできているレーシングカー

天気のよい午後に、2号とわたしの2人でプレイ。
こんなん簡単ーっとナメてかかって、いきなり赤い上級者カードでやる。
「3枚って書いてあるけど、5枚くらいいっちゃう?」と言ったら、2号は「3枚って書いてあるなら、まず3枚でやろうよ。簡単だったら増やせばいいんだし」…ごもっとも。
どっちが大人だか分からない(笑)。

さて、準備完了、レーススタート!
さいころふって…むらさき。
むらさきの車…赤い車、次のカードの赤い車…えーっと、次は白か…次のカードの白い車…ってことは…緑!
…と思ったわたしが緑の車をとるまえに、2号は青い車をとる。
「え、緑でしょ?」
「え、青だよ?」
…2人で指でなぞって確認(笑)。
「ほーら、緑じゃん!」
「ホントだ…」

2レース目。
さいころ…黄色。
黄色の車…青、次のカードの青…白、で、白から…ってやってる間に、2号はあっさり赤い車をとる。
わたしは…白から…むらさきなんですけど(笑)。
また2人で指でなぞって確認…「ほらー、赤じゃん!」…ホントだ。

3レース目。
さいころ…白。
白い車…青、次のカード青から黄色で、次のカードが…もう2号が青とってる…わたしは赤なんだけど(笑)。
また2人で指でなぞって確認…「ほら、やっぱり青」…くっそー、どこで間違えたんだっ(笑)。

そんなこんなで、2号圧勝、わたしぼろ負け(笑)。
でもゲーム終了時には、2人とも「初心者カードにしとけばよかった。すっげー大変じゃん、これ…」で一致(笑)。
レースでオープンにするカードは3枚にしといてよかった、これで5枚なんてやってたら2人とも事故ってばっかりだったと思います。

雑誌の付録なんかににありそうなレベルだけれど、それを木製の車のこまで見事に昇華させたって感じです(笑)。
やってる最中は無言だし、みんな真剣なんだけど、それがかなりおもしろい。
車を運転している気分にはならないかもしれないけれど、レースしている気分には絶対なります(笑)。
しかも、なぞるだけなのに急ぐと見間違ったり、別のカードに移動するときに間違った車から始めちゃったりして、簡単そうに見えて全然簡単じゃない(笑)。
2号も「全然簡単じゃなかった。すっごく集中した」と言ってて、HABAの小箱の威力を実感(笑)。

カードがそんなに大きくないので、4人で遊ぶと頭でおしくらまんじゅうしちゃいそうですが、それでもこのレースはぜひ体験してもらいたいです。

ちなみに、グランプリレースのタイトルは、作者さんのお名前だったりします(笑)。
Fragaさんらしい…(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
もやもやを友達に話したら、すぐに分かってくれました。
しかも的確なアドバイスまでくれて、ホントに感謝。
ステキな友達がいてくれることにありがとうです。