紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

キャントストップ!(Can’t Stop!)

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まさに「とまらない!」

プレイヤーは、できるだけ早くてっぺんにある11の数字のうちの3つに到達することを目指します。
そのために、4つのさいころで2組のペアを作り、その目を足した数の列に白いこまをおき、動かしていきます。
白いこまを1つ以上動かせるのなら、さいころはふり続けることができます。
ただし、白いこまを1つも動かせない目が出てしまったら、手番はすぐ終了、この手番で動かした分もパーになります。
悔しいっ!
もう少し早くやめておけばよかったのに…
でも、ゲームの名前「キャントストップ!」が表すように、誰もここではやめたくないのです。
みんな、もう1回…あと1回…もう1回…

No.173

・キャントストップ!(Can’t Stop!)

・Sid Sackson作

・Ravensburger / franjos

・9歳から99歳

・時間…30分

・日本語化…必要ありません

ほぼ定番といえる「キャントストップ」は、1980年発売です。
ウチには2バージョンあり、1つはRavensburgerのStopの道路標識をイメージしたもの、もう1つはfranjosの山登りをイメージしたものです。
同じゲームを2つも持つ必要は全くないのですが(というより、持たないほうがいい…)、franjosのほうはボードゲームやさんの在庫一掃セールで確か5ユーロぐらいで売っていたのです。
その時すでにRavensburger版を持っていたわたしは迷ったのですが、値段とデザインに負けて購入(笑)。
あとで、なぜ安かったか分かりました…箱、デカすぎ(笑)。

ボードをおきます。
各プレイヤーは、同じ色のこまを受け取ります。

手番がきたら、さいころを4つまとめてふります。
出た目を2つずつ組み合わせて足して、2つの数字を出します。
ボードのその数字がかかれたタテの列の1番下に白いこまをおきます。
もし、その列にすでに白いこまがおかれていたら、白いこまを1ます上に進めます。

少なくとも1つは白いこまをおくか、動かすことができたら(もちろん2つ動かしてもよい)、再びさいころをふることができますが、そこで手番を終了することもできます。
手番を終了する場合は、ボード上の白いこまを自分の色のこまにおきかえます。

さいころは、少なくとも1つは白いこまをおくか、動かすことができたら(もちろん2つ動かしてもよい)、ふりつづけることができますが、どう組み合わせても1つも白いこまを動かせなかったら手番は強制終了で、白いこまをボードからとりのぞきます(つまり、バースト)。
この場合、自分の色のこまは動かせません。

1番最初に自分のこまが、数字の書かれたますに3つ到着したら勝ちです。

 

(また)天気の悪い午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
まずはfranjos版で。

こっちは、マットが布製で、Ravensburgerの白いこまにあたるのが、でっかい人型こま(笑)。
こんなに大きい必要はないと思うけれど、遊んでみたらこれはこれで「山を登る!」っていう雰囲気にしてくれる。

序盤から、わたしは慎重に進む…このゲーム、よくばるとロクなことがないこと経験済み(笑)。
出やすい6,7,8あたりを狙う…でも、7を作ると残りのさいころで11とか5とか出しにくい数字ができたりする。
1回目にふったときは、白いこま2つおかなければいけないのがかなりのポイント。
欲しい数字が出たからといって、そっちを優先して残りの数字が出にくい数字になるとほぼ使えないので、バーストの可能性が高くなる…

…と、偉そうに書きましたが、とにかく悩ましい(笑)!

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いろいろ大きくて、確かに山登り(笑)

わたしがちまちますすめるのに対し、1号は出目に恵まれず、2とか12とか両極端(笑)。
2号はギャンブラー体質(笑)がジャマをして、まさに「Can’t stop!」、7を連続4回出したのに、バーストさせる(笑)。

金星くんが、前に『Can’t Stopでボードに自分のこまが残っているのは邪道』って言ってたよ」と言ったら、「やっぱり金星くんは分かってる!一気に行くのが一番いいんだよ」…こんなギャンブラーに育てた覚えはないのに(笑)。

2号は、7のあと2ますでてっぺんっというところでまたバースト。
そしてわたしは、7があと1ますでてっぺん…出たっ7!!
「よし、ここでやめる」と言ってこまをおきかえようとしたら、2号が「えー、なんでー、まだダイジョウブだよー、もう少しやったらー?」と悪魔のささやき(笑)。
あ、ホント、こんな風に育てた覚えはないのに(笑)。

1号は相変わらず極端な目を出して、すぐバースト。
それでも、2でてっぺんをとる。
「2でてっぺん…てか、2号もわたしも2出したことない…」と言ったら、「なんでか知らないけど、今日は1と6ばっかり…」…なんの呪い(笑)?
その一方で「もー、みんなてっぺん行ったのに、まだ行けてないっ」と吠える2号。
「だーかーらー、やりすぎないほうがいいんだって。Can’t stopじゃなくてcan stop!!」と言ったのが効いたのか(笑)、8でてっぺんとれた2号はすぐさま手番終了。
やればできるじゃん(笑)。

最終的には、わたしが4、7、9をとって勝ち。
1号は、2と12をとり、2号は3と8をとる。
それにしても1号極端(笑)。

 

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こちらは遊びやすいです

翌日は、ご丁寧にRavensburger版(笑)。
全く同じゲームだけど、ボードが違うと印象も変わるかどうか実験(笑)。

今回は、2号がなぜか9狙い。
「絶対9とりたい。今日は9で行く」と宣言して、実際9を連発し、あっという間にてっぺんをとる。
1号は…やっぱり両極端な出目(笑)。
3とか4はほとんどなくて、やたら1や2、6が出る。
わたしは、昨日と同じく7狙い…あとは6かな…あ、8もいいかな…

…って、八方美人になりすぎた(笑)。
ほぼ全列にわたしのこまはあるけれど、全部中途半端な位置。
バーストを避けるために早めに手番を終えてたこともあって、全然進まないー(笑)。
1号もわたしもまだ1つもてっぺんとれてないのに、2号が2でてっぺんをとる。

2号の勢いがすごすぎて、1号もわたしも全然ついていけない(笑)。
わたしはようやく7でてっぺんをとり、同じころに1号も4でてっぺん。
…でも、もう2号の6はあと3ます…

最後まで勢いが衰えなかった2号がぶっちぎって勝ち。
以下1号、わたし。

これ、タイトル通り止まらない、止められない(笑)。
もう1回ぐらいいけるだろーっが命取りと分かっていても、そこでふるのが仁義というもの(笑)。
ルールも簡単だし、出目で一喜一憂するのはホント楽しいです。

Ravensburger版は、ボードを動かしてもこまがずれないようになっているので、遊びやすいです。
でも、雰囲気があるのはやっぱりfranjosのほうかな…たとえ、巨大な箱に入っていても(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
目まぐるしく変わる状況で疲れ果てましたが、夜お風呂に入ったら「あー、生き返った!!」(笑)。
お風呂の国で生まれたことに感謝です。