紺碧のSpielplatz

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チケットトゥライド オランダ(Ticket to ride / Zug um Zug Nederland)

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今度はオランダへ!

チケットトゥライド オランダへようこそ!
数多くの運河ゆえにアムステルダムは、北のベネチアと呼ばれています。
しかし、オランダ全土にも数えきれないほどの運河が流れているのです。
この平坦な国の列車の旅は、多くの橋を渡ることになります。
ただし、橋から見える美しい風景を楽しむのに時間をとりすぎると、橋の通行料が高くなりますよ。

No.160

・チケットトゥライド オランダ(Ticket to ride / Zug um Zug Nederland)

Alan R.Moon

・days of wonder

・8歳から

・2人から5人

・30分から60分

・日本語化…必要ありませんが、地名を日本語にすると遊びやすいと思います

家族で遊ぶ日(70)。
木製の電車が手に入って、モチベーションが上がった4人…単純っていっちゃー単純(笑)。
「今日はどこにしましょー」と夫に聞いたら、「そーだなー、木の電車あるし…アメリカかなぁ?」と言うので、「いっそのこと、新しいマップにチャレンジしてみる?」と誘い水(笑)。
「え、あるの?」
「あるって言ってるじゃん。今ウチにあって、まだ遊んでないのは…オランダとOld Westアジア
「ふーん…オランダ…ねぇ…」
「じゃあ、とりあえずマップ見てみたら?」とオランダマップを広げると、「え、これ、おもしろそう。やりたい!」…心の中でガッツポーズ(笑)。
というわけで、今日はオランダです。

オランダマップは、拡張なのでチケットトゥライドか、チケットトゥライドヨーロッパから、電車カードと得点こま、電車こま(40台)を借りてきます。
オランダマップは、マップコレクションの4です。

新しいルールは、通行料です。
各プレイヤーは、通行料チップを決められた枚数受け取ります。
残りのチップは銀行として、ボードわきにおいておきます。
ゲーム中、プレイヤー本人はいつ見てもかまいませんが、通行料チップは裏返しにして他のプレイヤーには見えないようにおいておきます。
得点こまは、公平にするためにスタートプレイヤーは0、2番手のプレイヤーは1、3番手のプレイヤーは2…のますにおきます。

電車カードを集めて線路を走る際、まだ誰も走っていない区間ならば線路のわきに書いてある数字分の通行料チップを銀行に支払います。
もうすでに他のプレイヤーが走っている区間は、線路わきの数字分の通行料チップを先に走っているプレイヤーに支払います。

通行料チップが足りなくて、通行料が払えない場合、借金カードを受け取って、電車を走らせることができます。
通行料を銀行に支払わなければならない場合は、借金カードを受け取ります。
他のプレイヤーに支払わなければならない場合は、借金カードを受け取り、銀行が他のプレイヤーに通行料を支払います。
通行料を全額払えない場合も、借金カードを受け取り、残っている通行料チップと一緒においておきます。
借金カードは、ゲーム終了時まで自分の前においておきます(返済できない借金です)。

ゲーム終了時に、各プレイヤーは通行料チップがいくつ残っているか計算します。
人数に合わせて、1番多い人から順番にボーナス点がもらえます。
ただし、借金カードを持っている人はボーナス点はもらえません。
また、借金カード1枚につきマイナス5点です。

電車得点、チケット得点、通行料ボーナス(あるいはマイナス)をすべて足して、1番得点の多かった人の勝ちです。

 

…説明書を読んで、そーんなに難しいとは思わなかったけれど、夫がどう出るか(笑)。
1号も2号も「パパにはムリだって。通行料ナシでやったほうがいいと思う」と言ったけれど、とりあえず説明はしてみる(ちなみに、通行料ナシでも遊べます)。
すると、意外や意外(失礼)「いいよ、そのルールもやってみよう」と前向き(笑)。
めっずっらっしー(どこまでも失礼)。
なので、チャレンジすることに。

あ、あと、チケットをきるときに、点数の差があまりにも激しいことに気がついたので(最大34、最小7!)、30点以上のチケットだけ抜き出し、1人に1枚ずつ配り、残りのチケットは全部きって、4枚ずつ配りました。
30点以上を長距離チケット的に扱うハウスルールです(というか、わたしがとっさに思いついただけですが)。
ただでさえ、チケットの引き運で勝負がほぼ決まるのに、これじゃーチケット引いて点数足してオシマイにしたって、結果同じじゃんと思ったので。

さて、わたしのチケット…長距離(笑)がレーワルデンーアントウェルペン
それ以外は…あっちゃー、東の方ばっかり…
ただ、点数低いけど(笑)ロッテルダムからトゥルンハウトとアントウェルペン行きがあったので、それを重ねてみることにする。
全員2枚戻して、さぁ出発!

序盤は…まぁ、いつものように電車カード集め。
土地勘があまりないオランダなので、4人とも無言でマップを見つめる(笑)。
説明書にも「早めに走った方がいい」とあったので、手札をため込んで一気に走るのではなく、集まった時点でせっせと走ったほうがいいだろなとは思ったけれど、できれば通行料が回収できそうな(笑)場所から走りたい。
たぶん、通行料が高いところはその可能性が高いだろうなと思いながらカードを集めていると、めずらしく夫が一番乗りでワッデン諸島からスネークへ。
…やだなー、そのまんま南下するんじゃないでしょうねぇ(笑)??

すると2号がブレダートゥルンハウト…あ、先越されたっ!
わたしはあわててロッテルダムーブレダを走る。
次はどうしようと悩んでいると、今度は1号がレリスタットーアムステルダムを走る…こっちも先越されたっ…

通常のZuZと同じく、まだ1路線残っているのだからダイジョウブ、ではあるのです。
ただ、通行料を払う…しかも銀行でなくて他のプレイヤーにというのが腹立つ(笑)。

かぶるんじゃないかと怪しんでいた夫は、デンヘルデル経由で南下…でも、どうやら1号とわたしは思いっ切りかぶっている空気が漂う…どこをどう先に走って通行料をせしめるか(お互い)悩みまくる(笑)。

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きれいな色の地図

夫は順調にアムステルダムまで到着、2号が先を読んでユトレヒトースヘルトーヘンボスをおさえ、夫から通行料をせしめる。
「パパ来ると思ったんだよね~」と4のチップを握りしめてうれしそう(笑)。

1号とわたしは、レーワルデンからロッテルダムまで並走…2号は「1号はままに払ってばっかじゃん」と言っていたけれど、わたしも1号にしょっちゅう払う(笑)。
あとは、アムステルダムロッテルダムをつないで…と思っていたら、夫が「チケットくださーい」…早っ。
でも、続いて2号も「チケットくださーい」…早っ。
1号とわたしは無言(笑)。

ようやくチケット完成で、わたしがチケット追加するまでに夫は何枚チケット追加したことか!
あとで夫は「もうできてるチケットが多かったんだ~♪」と言ってたけど…♪つけるのやめてくんない(八つ当たり・笑)?

でも、わたしの追加チケットも悪くない!
ワッデン諸島ースフラーフェンハーヘなら、電車3台でできる!
ふふん、わたしもそろそろ来たかな~(笑)。

次の追加チケットは、アムステルダムエンスヘーデとエムデンーユトレヒト
まず電車の数確認(笑)。
調子に乗って電車足りない、は、もうやりたくない(笑)。
…足りてる。
…線路…空いてる。
えぇい、2枚残して走ってみよう!

…そして、忘れる、自分がこの地図にはまだ慣れていないことを。
…慣れていないっていうか、いつものように(おいっ)ちゃんと地図見なかったってだけですが(笑)。

アムステルダムエンスヘーデはいいのです。
レリスタットからひたすらエンスヘーデに向かって走ればいいのだから。
問題は、エムデンーユトレヒト
地図でエムデンを確認したとき、「あ、なーんだ、あそこー、ガラガラじゃん、エンスヘーデ行くんだから、ズヴォレから北上すればエムデンじゃん!まー、ついてるんじゃなーい?」と脳みそ花畑の思考回路。
自分がレーワルデンに行ったこと、すこーんと忘れて。

そう、レーワルデンからエムデンは、3こま×2。
ズヴォレからエムデンは、4こま×2。
しかも、通行料レーワルデンからなら5なのに、ズヴォレからなら7…

しかも、これに気がついたの、もちろんわたしじゃありません(笑)。
2号が、わたしが脳みそ花畑でるんるんズヴォレからエメンに走ったら「ねぇ、まま、なんでレーワルデンから走らないの?こっちの方が短いのに」…ホントだ。
脳みそ、一気に奈落の底(笑)。
なんで気がつかないかなーって、いつものことかー、あははははー(脱力)。

チケットをとりまくった夫は、とうとう通行料払えなくなる。
借金カードをもらったけれど、リエージェまで美しくつなぐ。
結局夫の電車がなくなって、終了。

電車得点はぶっちぎりで1号、チケット得点は夫、通行料ボーナスは2号で、勝ったのは1号、2点差で2号、以下夫、わたし。

見事だと思ったのは、トップとビリの差がたった26点だったこと。
チケット得点だけ見たら、トップの夫とビリのわたしでは56点も差がついているのです。
なのに通行料ボーナスでバランスがとれたのか、結果的には夫とわたしの点差は14点に。
チケット得点がそのまま順位に結びつかないように工夫されている気がします。
とはいうものの、わたしが30点以上のチケットを長距離チケットとして全員に1枚ずつ分けたというのは大きいと思いますが。

通行料のやりとりも、それほど手間はかからず、UKのような負担にはなりませんでした(時間的にも心理的にも・笑)。
ゲームが終わってから、通行料チップを表にして計算するのは、わくわくして楽しかったです。
地図もきれいな色で4人とも気に入りました。

が(笑)。
なーんで地図の地名を、読みづらい筆記体にしたかなぁ。
チケットの地名の書体はまた別のを使ってるし、確認しづらいったらありゃしない!!
アルファベットネイティブ(笑)も「何て書いてあるか分かんないじゃん!」と怒っておりました。

たぶん、オランダの地名に詳しければ全く問題ない点なのでしょう。
でも、このゲームはオランダの地名に詳しい人だけが遊ぶわけではありません。
なんでこう、プレイテンポを落とすようなことばかりしでかすかなぁ…
フランスのチケットと同じく、チケットの地名と場所は合ってないし。
ほんの少しの工夫で、ずっと遊びやすくなるのになぜこうもテキトーにやるのか…もったいない!

 

チケットトゥライド オランダ その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆
天気が悪かったけれど、みんなで掃除と買い物に精を出す。
重たい荷物持ってくれてありがとう!