紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ウッドチャック(Der große Kullern)

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マーモットの玉集め大会開催!

毎年恒例の玉集め大会に、マーモットたちが集まってきました。
もう山の上にいる意地悪なヤギのフランツは、山小屋の前からマーモットたちに玉を落としてきます。
誰よりも素早く、そして器用なマーモットが勝てるのです。
でも、玉を集めすぎたマーモットは、岩を滑り落ちてしまいます。
そして、大会の目玉はなんといってもごろごろ警報です。
ごろごろ警報が鳴ると、玉はものすごい勢いでごろごろと山を転がり落ちてきます。
そうなると、みんなきりきり舞いの大騒ぎです!

No.138

・ウッドチャック(Der große Kullern)

・Jens-Peter Schliemann und Bernhard Weber作

・6歳から99歳

・2人から4人

・時間…20分から30分

・日本語化…必要ありません

これも、昔1号、2号とよく遊びました。
ネットで見かけて、絶対おもしろいだろうと思い購入(笑)。
分かりやすいルールと、見たまんまのアクションで、子ども心わしづかみでした!

箱の中身は全部出して、まず山小屋を差し込み、その手前に窓を立てます。
窓の前に玉を転がすボードのせます。
窓は右か左に寄せておきます。

各プレイヤーは、同じ色のマーモットを2匹受け取りスタート地点におきます。
手番のプレイヤーは、玉を3個山小屋の上の穴に入れます。
直接窓から出てきた玉の数を数えます。
その数に、自分のマーモットどちらかの前にある玉の数を足します。
その数ぶん、そのマーモットをすすませます(例えば、窓から3個玉が出てきて、自分のマーモット1には2個、マーモット2には1個玉があったら、マーモット1なら5ます、マーモット2なら4ますすすめます。どちらかを選んですすめます)。
途中のますに他のマーモットがいる場合は、そのますは飛ばして数えます。

マーモットをすすめたとき、赤いラッパのますにとまるか、通り過ぎたら、ごろごろ警報が鳴ります。
窓をスライドさせ、玉を落とします。
玉がすべて落ちたら、4個以上玉を集めたマーモットがいないかどうか確認します。
4個以上集めたマーモットは、玉を持ちきれずに山を滑り落ちてしまいます。
一番近い空いている岩のますにそのマーモットを戻します。
4個以上集めたマーモットが2匹以上いる場合は、上の方にいるマーモットから動かします。

自分のマーモットを2匹ともデッキチェアに座らせた人の勝ちです。

 

天気の悪い午後、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
1号も2号も「なつかしー、これよく遊んだー」と言ったけれど、誰もルールを覚えていませんでした(笑)。
ルール説明したら、1号は「えー、そんなルールだっけ??2号が思い通りにならなくて怒ってたのは覚えてるけど」で、2号も「ルール全然覚えてない。でも、玉がちゃんと出てこなかったのは覚えてる」…だからたぶん怒ってたんだな(笑)。

というわけで、とにかくスタート。
玉を入れて、出てくる数を数え、自分のマーモットを歩かせる…マーモットが玉を持ってたら、その分プラス…たったそれだけなのに、3人ともめっちゃ真剣。
そして1度目のごろごろ警報(なぜかウチでは、「ぷっぷー」と言っている…赤いラッパのマークだから?)。
「あ、ぷっぷーだ!」と1号が窓をスライド…たまっていた玉がごろごろと転がってきて…「よし、2個!」「全然ない!」「1個だ!」。

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えっちらおっちら玉を集めながら山登り

スタート地点付近では、そんなに玉が来なくても、上に行くと受け取る確率も高くなります。
序盤は1号が調子よくすすんでいたのですが、2号のぷっぷーで玉を4個持たされたマーモットが戻される。
でも、2号のマーモットも1匹はすでに3個玉を持ってる…
「まま、ここから玉入れなよ」と1号。
「なんで?」
「ここから入れたら、2号のマーモット玉4個になるかも」
「あ、ホントだ、じゃあそーする」…2号は「なんでそーすんのー?」と悲鳴を上げる(笑)。

1個目…出てこない(笑)。
2個目…出てこないっ(笑)。
3個目…出てきたけど、2号のマーモットのところには行かず…
他人の足をひっぱろうとするとロクなことがない(笑)。

ホッとしたのもつかのま、2号は自分で自分のマーモットに4個目の玉を持たせてしまう(笑)。
「しまったー、ここはもう出ないと思ったのにー」…欲張るとロクなことがない(笑)。

わたしは、なぜか玉が出てこないことが多く、出遅れる…
ボードがよくできていて、マーモットが上に行けば行くほど玉がそこで止まることが多くなり、当然下まで来ない…1ますとか2ますとか、ちまちますすむ(笑)。

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大きく水をあけられる…

ところが、先陣が玉をためてすすむようになると、マーモットを動かすときに持っていた玉は下に流れて…うまくいくと下のマーモット(要はわたし・笑)がおこぼれに預かる(笑)。
差がついたと思ったのに、かなり挽回したわたし。

1番最初にデッキチェアに到着したのは1号。
それから2号、わたし…で、2匹目の1位は2号。
残り1つのいすをめぐって、1号とわたしでデッドヒート(笑)。

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熾烈なデッドヒート!

途中ぷっぷーがあって、わたしは玉をため込み、かなり差が縮まったけれど、1号があと1ますのところまで来る。
「これで1号が1個でも玉出したら、1号が2位だね」と2号が言い、1号が玉を投入…
1個目…出てこない。
2個目…えっ、出てこない!
3個目…うそーっ、出てこないー!!

もう、これには3人で爆笑。
「ここにきてなんで全部出てこないの…」と絶望しつつ大笑いする1号。
「1個ぐらい絶対でるだろうと思ったのに」とわたしが言ったら、2号も「すごいよね、よりによって3個出てこないって」とゲラゲラ。
そのあと無事、2個出したわたしがゴールで、2号、わたし、1号の順番でした。

いやーもう、ほんっと楽しい!!
これぞボードゲームの醍醐味って感じ(笑)。
コンピューターゲームではできないおもしろさです。
自分で玉をつかんでいれて、ぷっぷーで大騒ぎするからおもしろいんで、画面をタップしたりボタン押すだけじゃ、たぶんめっちゃつまんない(笑)。

玉を持っているマーモットを動かすときにごろごろっと転がる玉…これが全然思い通りにならなくて、いいのです。
なにより、ごろごろ警報(ぷっぷー)が最高(笑)。
実際に落ちて行くのを見るのはわくわくします。

作戦立ててもいいですが、作戦通りにはならないと思います。
とにかく玉がよめない(笑)。
だから年齢関係なく真剣勝負で楽しめます(笑)。

こういうタイプのゲームは、Gunter Baarsさんが得意で、「のぼる カエル城」や「ガイスターファレ・おばけのわな」もそっち系統(笑)。
難しいルールでうんうんうなるのもいいですが、分かりやすいルールで3次元を楽しむのもおすすめです。

 

☆今日のありがとう☆
忙しすぎて余裕がない!
…ので、あえてゲームしようと家族を誘ってみたら、「いいよ~!」
みんな忙しいのにありがとね。