紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

3×4は?パチリ!(3・4=Klatsch)

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ハエたたきで正しい答えをたたく!

掛け算なんてたいくつ?
そんなことないって、みんなで一緒に正しい答えを知ってるハエを、ハエたたきでたたけば、てんやわんやの大騒ぎ!
そんなことしているあいだに、きみは掛け算マスター間違いなし!

No.137

・3×4は?パチリ!(3・4=Klatsch)

・Antje Reiter作

・HABA

・8歳から99歳

・2人から6人

・時間…10分から20分

・日本語化…必要ありませんが、かけるの印と、一部数字に注意が必要です

スピード掛け算(Hoch Spannung)があまりにもおもしろかったので、「そーいえば、掛け算ゲーム、まだあったはず…」と思って出してきたのがこれ。
1号は箱を見て「あー、それやったよねー!」…覚えていたらしい(笑)。

このゲームは、初級バージョンと上級バージョンがあります。

初級バージョンは…
赤いさいころを準備します。
丸いお花タイルから1枚選びます。
お花タイルの色と、同じ色の式が裏にかかれたハエタイルを抜き出します。
お花タイルのまわりに、ハエタイルを表(ハエの面)にして並べます。
各プレイヤーは、ハエたたきをもらいます。

スタートプレイヤーが赤いさいころをふります。
数字が出たら、その数字とお花タイルの数字をかけて、その答えがかかれたハエをハエたたきでたたきます。
1度たたいたら、あとで違うハエにすることはできません。
合っていたら、ハエこまを1つもらいます。
1番最初にハエこまを8匹集めた人が勝ちです。

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カラフルなハエでハエだってこと忘れそう…

遊んだことは覚えていても、ルールは全く覚えていなかった1号とわたし。
説明書読みながらセッティングしてスタート。

今回の花は「7」の花。
さいころころがして…
「3」…「21」1号がさっとたたく。はやっ!!
「8」…「56」また1号。
「5」…「35」ようやくわたし…
「8」…「56」また1号
…計算はたぶんわたしのほうが早いのに、ハエをさがしてたたくのは1号のほうがずっと早く、あっという間に1号が8匹集める…

くやしいー(笑)。

 

くやしいから上級バージョン。
上級バージョンは…
すべてのハエタイルを表(ハエの面)にしてならべます。
さいころは赤とオレンジのさいころ両方準備します。

スタートプレイヤーから順番にさいころを2つまとめてふり、出た数字を掛け算して、その数がかかれたハエをハエたたきでたたきます。
合っていたら、ハエこまを1つもらいます。

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ハエ、多すぎ…

というわけで、今度は全部アリの掛け算!
2×3…6…どこだ、6…「パチっ」…1号が取る。
8×5…40…どこ「パチっ!」…また1号。
7×9…63…ど「パチっ」…1号。
「えー、なんですぐ見つけられるのー」「え、なんですぐ見つけられないのー」…ホントなんでだろ(笑)。
8×10…80…「パチっ」…ようやくわたし。

くぅーっ、年を感じるーっ。
すぐに見つけられないし、すぐに反応できない…
なんてーこった!

もちろん1号ぶっちぎりの勝ち…やさしい1号は、途中かなり手を抜いてくれましたが(笑)。

もう見たまんまのゲームです。
自作できるシステムですが、厚めのタイルにしっかりしたハエたたきにHABAの誇りが感じられます(笑)。
掛け算を習いたての子どもでも遊べるように、段で遊べるというのはいいなと思いました。
合っていたらハエこまをもらって、ハエタイルは残しておくので、やろうと思ったら延々できて、答えも裏に書いてあるので、そのうち暗記もできるのではないかと。

ちなみに、ドイツではかけるの印が×ではなく・なのです。
1号が学校で掛け算を習ってきたとき「これ何?ただの点??」と聞いてしまったわたし(笑)。
×の方が分かりやすいと思うんだけど…

また7が、日本の7とは少し違います。
その昔、気づかずに日本の7を書いて書類を出したら、「これは…1?7?」と聞かれたことがありました。
ちなみに、日本の1も分かってもらえないことがあります。
子どもの脳みそは柔軟性たっぷりだから、全然問題ないと思いますが。

おまけ。

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双子です(笑)



ウチの3×4には、70のハエが2匹入ってました。
だれかの70のハエがウチに来ちゃったのかな(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
ふと実家近くの交差点を思い出し、「突然あの交差点思い出した。角に自動車やさんがあって…」と2号に言ったら、「あー、あそこね、反対側にお寿司やさんがあるとこでしょ。行きたいよねー、行ってさー、日本食いっぱい食べたーい!」
ただの交差点なのに、どこの交差点かすぐ分かってくれて、しかも「行きたい」って言ってくれて、とってもうれしかった!
ホントありがとう。