紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

チケットトゥライド 北欧の国々 スカンジナビア(Zug um Zug / Ticket to ride Skandinavien)

f:id:konpekino:20200720223312j:plain

とうとうスカンジナビアまでやってきました!

チケットトゥライド北欧の国々では、あなたをデンマークフィンランドノルウェースウェーデンを駆け抜ける冒険の旅にお連れします。
北欧の大都市、コペンハーゲンオスロヘルシンキストックホルムをめぐり、ノルウェーの素晴らしいフィヨルドとラウマ線から見える印象的な山々を訪ねましょう。
バルト海スウェーデンの慌ただしい港街の潮風を楽しみましょう。
デンマークを旅しながら、ここで暮らしていたバイキングたちに思いをはせましょう。白夜の国フィンランドでは、電車で北極地帯へ行ってみませんか?

No.110

・チケットトゥライド 北欧の国々(Zug um Zug / Ticket to ride Skandinavien)

Alan R.Moon

・days of wonder

・8歳から

・2人から3人

・時間…30分から60分

・日本語化…必要ありませんが、地名が日本語だと遊びやすいです。

家族でゲームの日(37)。
1号は出かける予定があり、残りの3人でZuZ…まぁ、スイスだろうなぁと思っていたら、2号が夫に「3人で遊べるのって、スイスだけじゃなくて、スカンジナビアもあるんだよ」と言ったら、「え、そうなの?じゃあ、スカンジナビアやってみる??」とかなりノリ気。
よっしゃー、このチャンスを逃すかーっと「じゃあ、今日はスカンジナビアね!」と夫の気が変わる前に、さっさと準備(笑)。

でも、日本語では「スカンジナビア」じゃなくて「北欧の国々」とのこと。
知りませんでした(笑)。

北欧の国々(スカンジナビア)は、拡張ではないのでこれだけで遊べます。
北欧の国々では…

・機関車カード(ジョーカー)
電車カードを取るときの制約(表になった機関車カードを1枚とったら、それしかとれない)はありません。
トンネルと船にしか使えません(つまり、通常路線には使えません)

・トンネル
他のZuZと同じように、トンネルはカードを出した後、山札を3枚表にし、出した色のカードか機関車カードが出たら、追加でカードを出さなければなりません。

・船
機関車カード1枚を通常の電車カード3枚で代用することができます。

・ムルマンスクーリエクサ(9ます)
この区間のみ、同色9枚か、足りない1枚につき他の色4枚で代用することができます。

今回もわたしの向きに地図をおく(笑)。
だって、横文字だし(笑)。

3人ともチケット3枚ずつ戻して、さぁ出発!
夫(紫)、2号(黒)、わたし(白)で。

今回のわたしのチケットは、コペンハーゲンームルマンスク、スタヴァンゲルーロヴァニエミ…どちらも南北を結ぶので、うまく重ねられないかと思ったのです。
しかも24点、18点と高得点だし!
なんとかしたい、この2路線は!

序盤は、例のごとく3人とも電車カード集め…黙々とため込む。
ただ、わたしは本能的に(笑)ボーデンートルニオ トルニオーロヴァニエミはさっさとおさえておかないとっと思ったので、電車1台だし、まずボーデンートルニオを走る。

f:id:konpekino:20200720223519j:plain

たった1台おいただけ。

…と案の定、息の止まった人が1名。
げーっ、重なってたか…と思った次の瞬間、2号はトルニオーロヴァニエミを走る!!

f:id:konpekino:20200720223555j:plain

これだけですべてが変わった…

今度はわたしの息が止まる…「…もしかして、ここ重なってる…??」と言ったら2号は「…まま、上に行きたい?」と聞くので、正直にこっくりうなずく…と2号は「じゃあ、いいや、もうここやめた!」
いや、そうじゃなくて、基本的にはいす取りゲーム、早い者勝ちなんだから、2号のいいように走ってよ、と言ったものの、「だって、ゲームのあと誰かの気分が悪くなるの、嫌じゃん?」とあっさり。
いや、そうだけど、でも…

説得を試みるも、夫がオスロークリスチャンサンを走りだして、それどころじゃなくなる(笑)。
ちょっと、そこわたしも走りたいんですけどーっ!
…でも、電車カードまだそろってないんですけどー!!

いつもは行き当たりばったりでも、それなりにこうしようというのはあったのに、今回はどこをどう走ったらいいのか全然分からない!
走りたいけど、カードが集まらない、集まる前に狙った路線はとられる、となると迂回だけど、スカンジナビアでは迂回ができればいい方、できないことのほうが多かったりするのです。
つまり、たった1つ電車をおかれただけで、そのあとの計画がすべてパーになる…と分かってしまって、そう簡単に電車を走らせられなくなります。
相手が何色の電車カードをとったか観察し、走らせようとするものなら息を止める…一瞬たりとも気が抜けない…

結局、夫は好きなように走り回り、余った路線(笑)でわたしはスタヴァンゲルとコペンハーゲンをつなぐ…ここでも、何を勘違いしたか、オーフス経由にしたら電車2台ですむところを、わざわざヨーテボリ経由にして電車4台ふんだんに使う…何やってんだか、自分でもほんっとわかんない(笑)。

2号はわたしに路線取られて、気楽になったのか、なんとムルマンスクーリエクサを結ぶ!
しかも同色9枚!!
「電車得点狙いだよ。だって、チケットはマイナスだもん」とのこと。

f:id:konpekino:20200720225703j:plain

まさに修羅場

まず夫、そして2号がチケット追加…でもいまさらどこを走るというの(笑)?
といいつつ、わたしも追加…と、ストックホルムートロムセという南北ルートのチケットが!
…確かにね、足せば走れます。
でもね…トンネルかよっ(笑)!

どうにかこうにかトロムセまでつないで、わたしが電車をなくして終了。
電車得点は、もちろん2号がぶっちぎり、チケット得点はなんとわたし、最多完成チケットボーナスは夫で、勝ったのは夫。
以下2点差でわたし、2号。

今まで遊んだZuZで1番きつかったのは、となりのトトロさんと5人でやったドイツでしたが、今回3人の北欧の国々スカンジナビアが越えたかもしれません。
終わった時の疲労感、半端なかった(笑)。
寝る前にやるゲームじゃない、絶対(笑)。
あんなにアドレナリン出まくって寝れるわけがないーっ(笑)。

夫に「あのさぁ、スカンジナビアって…」と言ったら、「寒いよね!」…そーじゃなーいっ!
「すっごくきつかった。寝る前にやるゲームじゃないよね」と言ったら「確かに。寝る前はやめよう。でも、すごくおもしろかった!」だそうで。
…またやるっていうんだろうなー。
体力つけとかないと(笑)。

 

チケットトゥライド 北欧の国々 スカンジナビア その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆
場の雰囲気が悪くなってくると、うまーく換気してくれる2号。
その才能は目を見張るものがあります。
その才能のおかげで、今日も助けられました。
本当にありがとう。