紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

spielbox 3.2020

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spielbox 3.2020

spielbox2020年の3号が届きました…と言っても、もうかなり前の話ですが(笑)。
このまんまじゃSpiel des Jahresが発表されちゃうーっとあわてて書いてます。

今回の付録は、Hadaraの新しいスタートカード。
気になっているゲームではありますが、結構いいお値段…(笑)

今号はSpiel des Jahresのノミネートが発表されてから発行されました。
リストも出ていて、そこには「Kinderspiel des Jahresの発表はオンラインで行いますが、現時点ではSpiel des JahresとKennerspiel des Jahresの発表に関しては未定です」とありました。
残念ながら、残りの2つもオンラインでの発表となっています。

以下気になったもの。

The 7th Continent
時間が、10時間から30時間かかる!
遊ぶ人たちは合宿でもするんだろうかとそればかり気になって、内容が全然頭に入りませんでした(笑)。
山のようにカードがあって、協力タイプのゲームみたいです(笑)。

My City
Spiel des JahresにノミネートされているReiner Kniziaさん作のゲーム。
Reiner Kniziaさんこそ、すばらしいレガシーゲーム(1回しか遊べないゲームのことを指します)を作れるのではないかとのこと。
名前の通り、テトリスのこまのようなタイルを組み合わせて自分の街を作るゲームです。

Robin von Locksley
Uwe Rosenbergさん作。
2人専用で、見た目は「銅鍋屋」に似てます。

Tajuto(多重塔)
またReiner Kniziaさん作。
色が派手すぎて、塔という気がしない…

Rumble Nation(天下鳴動)
与儀新一さん作日本発のゲームです。
さいころの使い方がおもしろいとのこと。
わたしもおもしろそうと思ったのに、あっという間に品切れ…spielboxに出ているのは英語版…ちっ。

Caffee Roster(コーヒーロースター)
Saashiさん作日本発のゲームです。
dlp gamesからデザインを少し変えて発売。
見出しの「テイスティング前の危機管理」ってインパクトありすぎ(笑)。

おもしろかったのは、ロックダウン中のボードゲーム出版社とボードゲーム店についてインタビューした記事。
みなさんいろんな工夫をしてなんとか乗り越えたという感じです。
どなたも、時間はあるけど、一緒に遊ぶ仲間に会えない!っていうのが一番つらかったようです。
オンラインチャットは、本当に会うことの代わりにはならないというセリフがあちこちにありました。

オンラインショップは、いつもより売り上げがよかったけれど、でもそれはどちらかというとパズルの売り上げが増えたからとか。
オンラインショップがなかった街のボートゲームやさん、お客さんが「オンラインショップ作りましょうか」と言ってくれたけれど、自分たちの強みは対面して助言することだから、オンラインショップではなく、ビデオルームを作って、そこで売ることにしたとか(実際、お年を召したご夫婦にオンラインでゲームを実演してよろこばれたそうです)。
あるいは、お客さんたちが街のボートゲームやさんに「こういうときだから、あなたのお店でボードゲームを買いたい」と連絡してくれたりとか(オンラインショップもあるけれど、そっちはほっといても売れるだろうから、売れなくて困っているであろうお店で買いたいというお客さんがとても多かった)。
Amigoは、いつもは試作品を作るために使う3Dプリンターで、フェイスシールドを作ったとか。
Michael Menzelさん(ゲームデザイナー兼イラストレーター)は「普段から隔離生活みたいなもんで、ひたすら絵を描いているよ。ただ、事前にゲームのテストプレイをすることができなくなったね」とか。

この記事を読んで、みんなでひたすら家に閉じこもっている間も、何か自分ができることはないかと考えていたんだなぁと思って、うれしくなりました。

だからって、あのロックダウン中の生活に戻りたいとは思いませんが(笑)。
でも、ロックダウン生活を通して分かったことや、見えたことが多かったなとも思います。

さて、7月20日のSpiel des Jahresの発表、楽しみですね!