紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

チケットトゥライド イギリス(Zug um Zug / Ticket to ride UK)

f:id:konpekino:20200620012824j:plain

機関車発祥の地にやってきました

今度の電車の旅は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(正式名称)です。
機関車発祥の国らしく、まず技術の獲得からはじまります。
そして、イングランドからスコットランドアイルランドウェールズに行く時は許可証も必要です。
あるいは、タイタニックでニューヨークまで行ってみましょうか?

No.87

・チケットトゥライド イギリス(Zug um Zug / Ticket to ride UK)

Alan R. Moon

・days of wonder

・8歳から

・2人から4人

・時間…30分から60分

・日本語化…技術カードは和訳シートなどがあった方が遊びやすいと思います。

チケットトゥライドUK・ペンシルベニアは拡張なので、チケットトゥライドチケットトゥライド ヨーロッパが必要です。
でも、この拡張には電車カードは付属しているので、なんと得点マーカーと電車こまだけ借りてきます。
しかも、電車は各色35台だけ…だったらそれもつけてくれればいいのに(笑)。
UKは、マップコレクションの5です。

追加のルールは…

1・ジョーカー(機関車)
ゲーム開始時に手札として電車カードが4枚配られますが、それにプラスしてジョーカー(機関車)カードを1枚もらいます。
場にジョーカーカードが3枚以上おかれても、流して切りなおす必要はありません。
通常の電車カード4枚をジョーカーカード1枚分として使うこともできます(←これ結構忘れます)。

2.フェリー
フェリーの路線は、かかれた機関車の数だけジョーカー(機関車)カードを出します。
それ以外は同じ色のカードをますの数だけ出します。

3.技術カード
ゲーム開始時には、誰も技術を持ち合わせないため、イングランド内の1ますか2ますの路線しか走らせることができません。
技術を獲得するには、手番がきたら電車を走らせる前に、技術カードにかかれた枚数のジョーカーカードを出して、カードを購入します。
1手番に技術カードは1枚しか購入できません。
購入価格は、技術カードにジョーカーマークで書かれています。

技術カードは、人数分(4枚)あるものと、1枚、あるいは2枚しかないものがあります。
1枚、あるいは2枚しかない技術は、バリアントで使います。

4.タイタニック(笑)。
説明書にはタイタニックとは書いてありませんが、どーみてもタイタニックなのでタイタニックということで(笑)。
Sauthanpton-New Yorkは、技術カードをそろえなくても、いつでも走らせることができます。

…説明書を読みながら、不安になる…夫がこのルールを理解できるのかと(笑)。
1号、2号に説明したら、2人とも「パパ、わかるかなぁ…」…だよねぇ(笑)。

80%ぐらいは「うん、ちょっとめんどくさそうだから、今度にしようかー」というつもりだったのですが、夫みずからが「マップ見せてよ」というので見せると…「きれいだねぇ。おもしろそうじゃない??」とのこと。
…まぁ、本人がやる気ならっとやってみることになりました。

f:id:konpekino:20200620012911j:plain

慣れが必要でした…

家族でゲームの日(21)。
夫、1号、2号、わたしの4人でプレイ。
技術カード多すぎるので、思いつきでアジアマップのカードスタンドを使ってみました。
これ、カードスタンドなしだとかなり大変だと思います。
マップ自体はパステルカラーでとてもきれい。
路線も見やすいしいいんだけど、得点マスは見づらいです(笑)。

わたしの目的地カードは、Cambridge-London…横から地図を見ていたせいか、1路線×2と理解してしまったのですが、よーくみたら1路線でできる…もちろん出遅れなければ(笑)。
あとは、アイルランドが2枚Dublinで重なっていたので残して、1号とわたしは2枚戻し、夫と2号は1枚戻してスタート。

最初はとにかくカード集め。
この段階はいつもより長め…電車だけでなく技術も買わなきゃいけないとなると、ひたすら集めるしかない…

いつものように2号がイングランドで走り始める…と、夫も走る…ところが、いきなりBirmingham-Llandrindod Wellsを走ろうとするので「そこ、ウェールズ…」「え?」「うん、許可証買わないと」「じゃあ、買う。で、買ったら走ってもいい?」「うん」…いやーな予感…これ、結構めんどくさいかも…

そのあとは、夫、ウェールズ内で3ますの電車を走らせる…この時は誰も気がつきませんでした、夫が3ます走らせる技術をまだ買ってないことに。
わたしも、アイルランド許可証とフェリー技術は買ったけど、3ます以上技術買ってないのに、3ますフェリー走らせたことに後で気がつきました。

そんなわけで、誰かが走らせるとなるとみんなで「許可証は?」「3ますだよ?」「フェリー?」とチェックすることに。
まるであら探し…気持ちよく走りたいのに、制約が多すぎて途中から4人ともげんなりしてしまいました。

それでも、1号は早いうちにタイタニック路線(笑)を成功させ、一気に40点!
ジョーカー3枚に黄色7枚ってお見事…おかげで、ちょうど黄色が欲しかったわたしはえらい目に遭いましたが(笑)。

まず、2号が目的地カード追加、そのあとわたし、夫、1号も続きました。
わたしはLondon付近とアイルランドをそれなりにつないでいたのですが、運よくアイルランドの目的地カードとLondon-フランスをつなぐカード。
アイルランドの許可証にはなぜかフランスも含まれているので、許可証追加しなくていい!
…けど、3ます技術は買わねば(今ごろ・笑)。
運よく何枚かジョーカーをひけたので、それを使ってフェリーですが…3ます技術に1枚、フェリーに1枚って結構痛い。
しかも、走ったの、たった3ます…
なんか、詐欺で一生懸命ためた貯金だまし取られた気分(笑)。

今回は、目的地カードのめぐりのせいか、わたしはあまりかぶることはなく。
他の3人も黙々と自分の路線を走るという感じで、相手よりもむしろ技術の確認に気を取られていました。

最後は、わたしが残り2台となり終了。
電車得点は、もちろん1号がぶっちぎり。
目的地カードでは、わたしが1番。
結果、わたし、2号、1号、夫の順番でした。

うーん…これ、Zug um Zugをやったことがない人のほうが一発でおもしろい!っと思うのではないかなぁ。
ウチでは、プレイ中から1号も2号も「このマップはもうやらなくていい」を連発、終わった時に「やっと終わった…」とつぶやいていたぐらい不評でした。

Zug um Zug / Ticket to rideって手札を集めて、どーんと走ることに醍醐味があると思うのですが、それが大幅減(笑)。
いちいち技術の確認して、足りなかったら貴重なジョーカー出して買って、でようやく走る…でも、3ます、みたいな感じ。
手間はかかるのに、爽快感がないのです。

逆にいうと、初めてZug um Zug / Ticket to rideをやる人のほうが流れを理解しやすいし、遊んで楽しいのではないかと思います。
技術の獲得があって電車が走るってとても自然な流れです。
でも、最初から技術があって(笑)電車を走らせてた人たちに「まず技術ね。あ、あと許可証も」なーんていっても「はぁ?なにそれ?」だと思います。

夫は「許可証は分かるけど、技術はおもしろくない」とのこと。
1号、2号は「つまんない。めんどくさい」とのこと(笑)。
わたしも「作業が増えただけで、楽しさは増えてない気がする」です。
でも、まだ1度しかプレイしていないし、夫も「まぁ、もうワンチャンスぐらいあげてもいいんじゃない?」と言うので、もう1回遊ぶつもりです。

 

☆今日のありがとう☆
間に合った!!
間に合わなくてもしょうがないかと思っていたことが、いろんな偶然のおかげで間に合いました。
間に合わせてくれてありがとう!!