紺碧のSpielplatz

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アグリコラ 牧場の動物たち(Agricola Die Bauern und das liebe Vieh)

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2人用アグリコラ

アグリコラというゲームをご存知ですか?
たぶんボードゲームに興味がない方でも、名前ぐらいは聞いたことがあるのではないかと思います。
アグリコラは、2007年に発売されて以来根強い人気を誇ります。

…でも、今回紹介するのはそのアグリコラの2人専用ゲーム(笑)。
弟分みたいな感じです。

No.71

アグリコラ 牧場の動物たち(Agricola Die Bauern und das liebe Vieh)

・Uwe Rosenberg作

・Look Out Spiele

・10歳から

・2人専用

・時間…30分ぐらい

・日本語化…日本語化しなくてもなんとか遊べますが、対訳シートがあると遊びやすいと思います。

オリジナルのアグリコラは、あーっという間に大人気になりました。
結構難しいゲームだというのは聞いていましたが、そんなに人気があるならわたしも遊んでみたい…と思ったものの、なんと対象年齢12歳以上!
…当時のウチの家族の半分以上(笑)が遊べない(夫は難しいゲーム、今も苦手・笑)。

なので、もう少し家族が大きくなってから…と思っていたところに、この牧場の動物たちが発売。
これは対象年齢10歳…2歳しか若くならなかった(笑)。
でも、写真見たら、動物のこまがすごくかわいいいし、まぁこれならなんとか1号か2号が遊べるんじゃないかと(←これ、やっちゃいけないヤツ)購入。

各プレイヤーは、農場、同じ色の農民こまを3個、柵を9本もらいます。
ボードは中央におき、ボードのやじるしがついたますに材料と動物を指定されただけおきます。
特別な建物タイル4枚と、家畜小屋タイルはボートのわきに並べておきます。
農場の拡張と、飼い葉桶、材料、動物はわけておきます。
柵8本は、農場の拡張のそばにおき、ラウンドをカウントするのにも使います。

手番がきたら、農民をボードのますをひとつ選んでそこにおき、すぐにそのアクションを行います。
それを交互に3回おこなうと、1ラウンド終了です。

1ラウンド終了したら、

・動物が生まれる
2匹以上同じ動物がいたら、1匹子どもが生まれます。
4匹いても、残念ながら2匹ではなく、1匹しか生まれません(笑)。

・材料と動物を追加する
やじるしがついたますに指定されただけ材料と動物をおきます。

そのようにして、8ラウンド行います。

動物は、きちんと柵のなかにいれないと逃げますし、家畜小屋も頭数制限があります。
柵を作るにも、家畜小屋を建てるにも、材料が必要です。
材料を得るには…農民をそのますにおかなきゃいけません。
…と、1ラウンドたった3アクションなのに、やりたいことだらけです(笑)。
動物に子どもが生まれたのに、小屋がなくて逃げちゃうなんてことも…

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このちまちまさがいいのです

2号とわたしでプレイ。
このゲーム、ウチでは2号とわたし専用です(笑)。
他の2人とはやったことがありません。
昔は、この動物がかわいいという理由で集めていた2号ですが、今は「ふーん、馬のボーナスが一番多いんだ。じゃあ、馬かおう」とゲーマープレイに変身。
ちぇー、つまんないー(そうじゃない)。

1ラウンド目は当然、資材狙い…スタートプレイヤーの利点を生かして1号がどんどん資材をうばっていきます。
わたしは残り物をこそこそと…(笑)。
2ラウンド目では、2人とも動物に手を出す(笑)。
早いうちに2匹そろえると、子どもが生まれるので、それを狙う…んだけど、そのためには家畜小屋も必要。
豊富な資材を活かして、2号は家畜小屋も建てる。
わたしも建てたい…でも資材が足りない!
ので飼い葉桶でしのぐ(笑)。
3ラウンド目で、わたしもようやく家畜小屋…その間2号は、2つ目の家畜小屋を建て、家畜小屋をバージョンアップさせ、動物集め…
4ラウンド目、わたしは土地に手を出す…拡張した土地がうまれば得点できるというのを狙ってみました。
もともとの土地はスカスカなまま、拡張を埋めることに没頭。
2号は、意外にも土地の拡張はせず、建物での得点をめざすらしい。
ボーナスの多い馬はすべて2号が買い取り、わたしは養豚農家。
2人とも羊はほっといても増えてく状態になり、柵と飼い葉桶大人気(笑)。
5ラウンド目、わたしもようやく家畜小屋の整備、柵を作り、さぁ、動物来い!状態に。
2号はここで、山小屋購入。
狙いはもちろん、もれなくついてくる馬(笑)。
競走馬でも育てんのかな(笑)。

たんたんと進むのですが、頭の中はフル回転。
箱庭を作るのにちょっと似てるかもしれません。

最終的には、2号馬牧場、わたし養豚養羊農家、2号は豚と牛でマイナス、わたしは馬でマイナス、建物は2号がボーナス集めたけれど、わたしは拡張の土地を埋めたのでボーナス、結果わたしの勝ちでした。

これ、アグリコラ経験者には生ぬるいと思いますが、初心者にはとっても楽しいと思います。
たった3アクションで、どこまでできるか、どの順番で何をするか…悩ましさもあり、でもだからうまくいくとすごくうれしいし、単純に自分が作ってるという充実感があります。
説明書に多少残念な部分があるのですが(まわりくどい)、それでもかわいい動物たちをどこにおこうとちまちま作業するのはとってもおもしろい!
とってもおもしろかったので、つい拡張の1(2まで出ています)も買っちゃいました。
でも、そのうち、そっちでも遊びたい…と思って早何年(こればっか)。
いい加減、実行できるといいのですが。

 

☆今日のありがとう☆
急用で出たり入ったりだったのですが、1号がきっちり留守番してくれました。
まぁ、とっくに一人でお留守番できる年齢ですが(笑)、それでもホント助かった!
お留守番、ありがとね。