紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

街が目覚める

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ロックダウンの規制が緩和されて少したちました。
最初はおっかなびっくりだった街が、少しずつ活気を取り戻しています。

たった数週間なのに、もうずっとこんな生活をしていたような気がします。
お店がほとんど閉まっているのにも、人通りがほとんどないのにも、すっかり慣れてしまって、どのお店も開いていて、人通りも増えたことに今はとまどっています。
これが「いつも」だったはずなのに。
人間の慣れって、すごくもあり、怖くもありますね。

公共交通機関、わたしはロックダウン以来ずーっと使っていません。
でも、それでもバスやトラムが走っているのを見ると、街はまだ動いているんだと思えて、安心できました。
空っぽでもバスやトラムを走らせていてくださった運転手さん、本当に感謝です。
この数週間は乗りたいとは思いませんでしたが、ここ数日ふと乗りたいなっと思うようになりました。
たぶん、乗ったとき、わたしの中でもロックダウンが少し緩和されるのでしょう。

ようやく明かりがついたお店の店先には消毒液が並び、何名まで入店できるか書かれた紙が貼ってあります。
コロナ前の光景が思い出せないぐらい、今の光景が普通に感じられる自分にたじろぎます。

老人ホームの前では、入居者らしき女性がマスクをして立っていて、そこから2m以上離れたところにお孫さんらしき女性がやはりマスクをして立っておしゃべりをしていました。
大変だなぁと思いつつも、もしかしたらこれからしばらくはこれがスタンダートになるのかなと思ったら、苦い気持ちになりました。
大切な人のそばに行けないって、ものすごくつらいです。

それでも、街が目覚めてゆくのは本当にうれしいです。
みんながんばってる、みんな生きてる…言葉にするととても陳腐ですが、でも実感します。

 

☆今日のありがとう☆
久しぶりに「約束」がありました。
決めた時間に決めた場所に行く…なんて久しぶり!
約束できたこと、そしてそれがちゃんと実行できたことに感謝です。
ありがとう!