紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

マッターホルン(Matterhorn)

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標高4478m!

かの有名なマッターホルン
バディになって登頂をめざします。
雪崩が起きたり、回り道をしなければならなかったりと、苦労の連続ですが、その分頂上からの景色は素晴らしいのです。

No.18

マッターホルン(Matterhorn)

・Leo Colovini作

・Helvetiq

・8歳から

・2人から4人

・時間…30分

・日本語化…必要ありません

これも、わたしの好きなLeo Coloviniさん作です。
いかーにもなマッターホルンに目がとまり、見たらLeo Coloviniさんだったので即購入。
ただ、説明がかなり回りくどいです。
実際にボード出して、読みながら始めたほうが分かりやすいと思います。

ボードを広げ、各プレイヤーは同じ色のコマを2つもらいます。
さいころをふり、1番大きい数を出したプレイヤーから時計の反対周りに、1つずつ交互に1番下の列(12の数字が書いてある)にコマを置きます。
最後にコマを置いたプレイヤーがスタートプレイヤーになり、時計回りに手番を行います。

手番になったらさいころ5個をまとめてふります。
その合計数が、5以上12以下だったらその数字の列の好きな場所にアクションチップの赤い面を上にして置きます。
ただし、同じ目が2つ以上ある場合は、0として計算します。
全部足して4以下、あるいは13以上だった場合は

・同じ目が2つ以上あるならば、ボードのさいころ置き場に置いて、0ではなく目の数とする
・ボードのさいころ置き場にさいころを置き、5以上12以下の合計になるようにする

ことができます。
その場合も、合計数と同じ数字の列の好きな場所に、アクションチップの赤い面を上にして置きます。
一旦さいころ置き場に置いたさいころは、その手番ではもうふることができません。
これを、好きなだけ繰り返します。

あるいは、

さいころ置き場にさいころを置いても合計数が4以下13以上である場合
さいころ置き場がいっぱいでさいころが置けない場合
・合計数と同じ数字の列にすでに赤い面のアクションチップが置いてある場合
・合計数と同じ数字の列のマスがすべて埋まっている場合

は、登山失敗で、それまでに置いた赤い面のアクションチップをすべて取り除き、手番は終了です。

失敗する前に、さいころをふるのをやめた場合は、赤い面のアクションチップの数だけ

・自分のコマを動かす(コマのいるマスから隣にある空いているマスに動かす)
・障害物をどける
・他のプレイヤーのコマを動かす(コマのいるマスからすぐ隣にある右、左、右上、左上の空いているマスに動かす)

ことができます。
アクションチップの数であれば、上の3つのアクションを組み合わせて使ってかまいません。

また、さいころをふってアクションチップを置くとき、置く列に自分のコマか他のプレイヤーのコマがいたら、ボーナスアクションとしてすぐに上の3つのアクションから1つ選んでおこないます。
ボーナスアクションは、登山失敗でアクションチップを取り除くことになっても、そのまま残して置けます。

アクションチップの数だけアクションを行ったら、アクションチップを裏返し、障害物の面にします。
もし、コマと障害物チップで横1列のマスがすべて埋まった場合は、その列の障害物チップはすべて取り除きます
これで、手番は終了です。

一番最初に自分のコマ2人(笑)を頂上(というより、頂上の上)に登らせた人が勝ちです。

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頂上というより空を目指す(笑)

あー、長い説明!!
これだけ読んでもやりたいとは思いませんよねぇ…わたしもそうでした(笑)。
でも、やってみるとすんなり理解できます。
2号と2人でやりましたが、さいころふってやってみたら、「あー、そゆこと!!」の連続(笑)。
これ、登山の大変さがかなりうまく表現できてると思いました。
似てるといえば、Can’t stopですが、プレイ感はちょっと違います。

出だしから、わりとわたしは出目に恵まれましたが、2号はどうがんばっても13以上になることが多々…さいころさいころ置き場に置かないと進めなくて、でも置いたらあんまり先には進めない…
ちょうど、さいころが荷物って感じで、荷物を減らせば少しは前に進めるかもしれないけど、長くは登れない、みたいな感じでした。
で、さいころがなくなると当然前に進めない(笑)。
ようやく進めたと思ったら、雪崩やら落石やらが残る(笑)。
すごく登山ぽかったです。

あと、計算の訓練にもなる(笑)。
どれを足すか、どれを捨てるか、ぞろ目はどうするか…頭であーだこーだ考えるのも、「今日はここでビバークするか、それとももうちょっと進むか…」と悩む登山隊みたいでおもしろかったです。