紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

翡翠の商人

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翡翠がイチオシではないらしい(笑)

交易という名の黄金が砂漠には眠ります。
あなたは隊商の長となり、翡翠は香辛料など様々な交易品を集めます。
狡猾な分配によって競争相手を出しぬき、最後に最も大きな財産を築くのは誰でしょうか?
翡翠の商人より》

No.17

翡翠の商人

・西村裕 作

・ゲーム工房スパ帝国

・10歳から

・2人から5人

・時間…20分ぐらい

・日本語化…日本語です

ゲームの師匠金星くん一家からいただいたゲームです。
金星くんご夫妻いわく「翡翠の商人って言ってるけど、翡翠は結構弱い(笑)」とのこと。
説明書がとても分かりやすく、具体的な例(これが抜けてる説明書ってほんっと多い!)があげてあったので、すぐにやりたくなりました。
そう思ったのは、日本語だったからというだけではないと思います(笑)。

要は、競りです。
各プレイヤーが場に出たカードから何枚欲しいかいうわけですが、そこにちょっと仕掛けがあります。

カードをよくきって、場に8枚表におきます。
残りは山札としてわきにおきます。

スタートプレイヤーから順に、何枚欲しいかを言います。
次のプレイヤーは、今まで出た数字より小さい数字を言うか、パスです。
1番少ない数を言ったプレイヤーが、その枚数を場のカードから選んでとります。
カードをとったプレイヤーは、これ以後このラウンドには参加しません。
残りのプレイヤーで同じように競りを行い、最後の1人は場のカードをすべてとります。
これで1ラウンド終了です。
次のラウンドは、最後にカードをとった人から始めます。
合計7ラウンド行います。

また、何枚欲しいか言うときに「○枚とって1枚返す」と言うこともできます。
つまり、場から○枚とって、自分がすでに取ったカードから1枚場に戻すのです。
ただし、贋金のカードは場に戻すことができません。←これ重要。結構忘れます。

とったカードは、自分の前にみんなが見えるようにおきます。

得点は…

・金
数字が得点になります。

・贋金
集めた金の合計より少なければ数字が得点になり、多ければ、0点です。

翡翠
集めた枚数によって得点します。

・香辛料
集めた数字の合計を比べて、1番多かったプレイヤーは24点、2番は12点、3番は6点もらいます。

・書物
ABCDEのセットで20点、1枚足りなければ10点、2枚足りなければ5点、セットにならないカードは1枚1点で、Xはジョーカーとして使えます。

合計得点の1番多い人が勝ちです。

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最終ラウンド…贋金いらないー!

お昼ご飯のあとに1号、2号、わたしの3人で。
もうすでに何度も遊んだことはあるので、みんなゲーム勘はある…はず(笑)。

なのに、1回目は「贋金は戻せない」を全員すっかり忘れて、1号が戻しちゃったことをゲーム終了後に思い出す(笑)。
ま、それでもわたしが勝ったけど(ふんっ)。

2回目。
より厳しい競り…スタートプレイヤーの一声までが結構長い(笑)。
しかも、2号は言ってから「あ、そーしたら1号は、何枚っていうから、ままは何枚っていうと…」とシュミレーション…別にシュミレーション、悪くはないですけど、なぜ声に出してする(笑)?
おかげで、1号もわたしも乱されまくり(笑)。
「わかった、じゃあ、こうするけど、でもこうすると1号に翡翠全部行っちゃうよ?」と言ったら、「えー、だめじゃん、1号翡翠いっぱいもってるからもうあげたらだめだよー」…1号の目の前で繰り広げられる作戦会議(笑)。
そんなん慣れっことばかりに、あっさり翡翠をかっさらってゆく1号…お見事(笑)。

そんなこといいつつ、2号は2号でうまく立ち回ってあっという間に金の王者。
まさに成金(笑)。
今回は、序盤に金がいっぱい出てしまったので、そこでとりそこなった1号とわたしは、後半に出てくる贋金が恐怖に。
2号は贋金もがっぽり集めつつも、場に少し残してわたしに押し付ける…マイナスにはならないけど、得点にならないってなんか嫌だ(笑)。

でも、1回目も2回目も全然人気がなかった書物(ウチでは本って呼んでる…)がいい感じでわたしのところに集まって来る…そりゃ、金とか翡翠にくらべたらインパクト少ないからなぁ(笑)。
集める気はなかったけれど、あっさり2セット完成。

結局書物の2セットがきいて、わたしがトップ、以下2号、1号でした。

あー、おもしろい!!が開口一番の感想!
金星くん一家、おもしろいゲームを本当にありがとう!!
競りゲームって、ポイントつかむまで時間かかることが多いけれど、これはすぐ理解できてすぐ楽しめます。
しかも、時間も短いので再戦も簡単(実際、1回目に贋金のミスに気が付いて、すぐ2回目をプレイしました)。
初心者でもすぐ理解できて楽しめるってものすごくポイント高いと思います。

1号「翡翠の商人っていうから翡翠がポイントかと思ったのにー」
わたし「だから、言ったじゃん、金星くんも翡翠がそんなに強くないって言ってたって」
2号「えー、今ごろ言ってるー。ずるいぃー、自分は本集めて勝ってるしっ」

…絶対、またやります(笑)。